表紙は京都青蓮女学院の大槻藍子。
第七十六話~八十八話収録。
「かなの書」の教えを亜紀子先生から断られてしまった鈴高書道部。
そんなわけで、鈴高書道部が頼ったのは、学生時代その亜紀子先生と一二を争った縁祖母こと英子。
縁の孫パワーと深々とお願い作戦で英子を「かなの書」の先生として迎え入れることに。
そんなわけで英子は大江先生として鈴高へ。
そこで教えるのは、「かな」の歴史、一方そのころ鈴高の指導を断った亜紀子先生は鵠沼で教えていた。その指導内容は技術的なこと中心。
そして帰国子女としてズレた日本の常識とズレたバレンタイン感を持っている縁の話。
一方大江先生の指導内容は「いろは歌」。
繊細な字は上手い縁に対抗心バリバリの結希。
そんな鈴高書道部に三浦先生から東都文化大学書道科のオープンキャンパスの参加の話を持ちかけられる。
不満を抱く若干2名だが、鵠沼も参加ということで対抗心に一気に火がつき参加することに。
で、その直前結希は柔道の「春の選手権」が。
その応援に駆けつける鈴高書道部の前で優勝を決める結希、でも体重的に無理なんで次からは48kg級ではなく52kg級に転向することに。
その翌日からはオープンキャンパス。
座学講義で一緒になったのは、藍子。
そして実技講義へ。
鈴高は全員「かな」、そして鵠沼上級者でやりたい気持ちがある人が「かな」、それ以外は「漢字」という振り分け。
そんなわけで、初心者である宮田麻衣は「漢字」講義へ。
そしてその講義にいたのは――、一条毅。
「かな」講義の課題は「高野切」の「第三節」。
鈴高はひろみと縁のデキが良く好調な滑り出し、また一方で完璧と言われるほどの実力を見せる藍子。
翌日の講義は「創作」による「作品」。
それに順位をつけないのかと訊き負けず嫌いっぷりを見せるよしみ。
でもこの時点では順位をつけることはしないという話。
でも翌日、桑野教授の元を訊ねた亜紀子先生。
彼女の提案で、「かな」クラスの面々に創作の寸評時に順位をつけるか否かの採決をとることに。
というところで次号に続く。
いよいよ「かな」の話が本格始動。
いや、いろいろためになるなぁ、覚える自信ないけど。
そして1ページでまとめられてしまう「カタカナ」涙目。
バレンタインデーエピソードは地味に好き。
縁が影山先生にチョコをあげて、結希がちょこを握り砕くとことか、相変わらず存在がなく、一条に覚えられていない縁の存在とか。
まぁ、一番笑ったのは、それ故に結希にチョコを渡した帰国子女の男子の存在に対して悶々としている一条の図なんですが。
オープンキャンパス編は連載で終わりかけ? というところで、この辺はまだネタ振りという感じですからね。
意外と書くことがない。
カバーのおまけ漫画は本編8ページの栄子、亜紀子の因縁、冬のマラソン編。
あと余談。
七十六話の結希の試合の審判が倉田典善、それに観客席には双眼鏡片手の宮崎茂の姿が。
そうなると八十四話の「春の選手権」決勝の審判が西久保亨に見えてくるのですが……。
前者の2人は間違いないと思いますが、西久保さんはちょっと自信ないです。
とめはねっ! 鈴里高校書道部 7 (ヤングサンデーコミックス)