第三の書庫

 マンガ、ラノベ、アニメ、ゲームの簡易感想を書いていこうと思っています。

ベイビーステップ #432 「均衡」 感想

 日本代表渡邊さん相手に、第1セットを圧倒的に取ったエーちゃん。
 続く第2セットの頭も、積極策が功を奏し、優位に。

 一方の渡邊さんは、ダウンザラインとネットでの反応勝負と、自分が攻略できていない武器が二つに増えてしまったことにショックを隠せない。

 一つの武器でも足止めされている中、さらに二つ目で攻撃されたら、その効果は単純に倍では済まない。


(やった・・・・。無理してでも成功させたかった理想の展開!)

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(第2セットの立ち上がりに用意していたかのような戦略・・・・。新人が俺を相手に6-0で圧倒しても少しも油断や戸惑いが見られない・・・・。ここまでは想定できたってことなのか!?)


 ダウンザライン(強)が有効なうちに、強打で攪乱して反応勝負に持ち込む。
 これがエーちゃんが渡邊さんを倒すために描いたベストの筋書き。
 これはすべてが思い通りにいくことで初めて実現。

 さらに渡邊さんが逆転するためにキープが必至のこのタイミングで二つ目の武器を出せたことも大きい。
 ここを無理してでもエーちゃんをダウンザラインを攻略し、キープできれば、圧倒された第1セットを断ち切れた渡邊さんだったが……。


 エーちゃんの反応勝負を警戒するあまり、最初の武器であるダウンザラインに反応できず15-40とされてしまう。


 そうなると、この状況を一変させるには、ファーストサーブから一気に押し切る必要がある。

 しかし、それができず、ストローク戦になると、渡邊さんは何がどこへ来るか分からない武器を警戒し、守備位置を下げざるを得なくなる。
 下がればその分、どっちの武器へのカバーも可能となる。

 しかし、反面これは自身の武器である球威を殺すことになる苦肉の策。


 下がった上で、ダウンザラインとネットプレーを警戒するあまり、完全に後手に回ってしまっている渡邊さん。
 エーちゃんはそこを見逃さない。

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 後ろに下がっていながら、無警戒だったドロップ。
 渡邊さんも必死に反応し、何とか返すものの、それをボレーで決め、第2セットの頭もエーちゃんがブレイク。

 このまさかの展開に、観客も騒然。

 そんな中、渡邊さんへの声援が、絶望しかけていた渡邊さんの耳に届く。
 その声援のおかげで吉道さんに言われた、代表は日本中に見られているという言葉を思い出す。

(観られてることを忘れるな・・・・。俺は日本代表だ)

 吉道さんの言葉を思い出したお蔭で、気持ちを切り替えることに成功。


 そして続く第2ゲーム。
 エーちゃんのサーブゲームということで、サーブから武器二つを駆使し、エーちゃんが有利に展開。
 渡邊さんはここを守備に徹して粘り、最悪の混乱状態から徐々に抜け出すことに成功するも、ブレイクには至らず。

 そして続く第3ゲーム、渡邊さんの後方からの粘りが功を奏し始める。
 エーちゃんのダウンザラインの効果が薄れると同時に、渡邊さんの球威がモノを言い始める。

 そして、渡邊さんがこの試合初のキープに成功。

 圧倒的リードしているエーちゃんだが、一つのブレイクが命取りの状況。
 武器の効果をさらに高めるために守備位置を限界まで前へ。

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 これにより後ろに下がっていた渡邊さんとの攻守がある意味バランスの取れたものへ。
 この結果、お互いにキープ合戦が続く。

 この際、長引いての体力勝負は渡邊さんの望むところ。
 一つ取り返せば、逆に有利になると、要所要所で守備位置を定位置へ戻そうと伺う。

 しかし、その度に、エーちゃんは二つの武器で命懸けの阻止。

 激しい前後の動きを強いられながらも積極的に戦うエーちゃん。
 疲労も出始め、判断の誤りから失点する場面も増す。
 それでも攻める姿勢を見せ続けることで、掴みかけた勝機を必死に握りしめる。

 相手は日本代表だけに、今武器一つを取り下げたら、もう一つも攻略され、一気に押し戻されてしまう可能性が高い。


 一方渡邊さんはこの間の間に守備位置を少しずつ上げ、あと少しで定位置というところまで戻す。

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 しかし、キープ合戦が続き、ここをキープすればエーちゃんの勝利が確定する第10ゲーム。
 このままでは間に合わない渡邊さんが勝負に出る。


 定位置から踏み込み、渾身の力と技術でのストローク勝負。

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 しかし、渡邊さんの最後の渾身のショットは、惜しくもアウト。
 これで、6-0、6-4でエーちゃんの勝利。

 ついに決勝進出へ。

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 逃げ切ったと、安堵するエーちゃん。
 一方で渡邊さんは難波江同様、悔しい敗戦となる。
 しかも、その時上の、認めざるを得ない完敗で。

 エーちゃんプロ生活史上初、チャレンジャー決勝へ――というところで次回<#433 成長>につづく。



 というわけで、渡邊さんとの準決勝決着。

 サブタイ的にも、第2セットはもっと接戦になるかと思いましたが、頭をブレイクしたエーちゃんがそのまま逃げ切り。

 まぁ、正直言って、スコアほど圧勝というわけでもないのでしょうが、日本代表相手に会心の勝利であることには間違いないですね。


 正直なことを言えば、渡邊さん自体は、エーちゃんにとって相性がいい相手とは言い切れない選手だったかとは思います。
 如何せん、単純な力と技術の勝負になってしまえば、そのまま押し切られてしまうわけですので。

 そう考えれば、あのメンタルアップの経験が活きた試合だったなぁと。


 一方で、渡邊さんにとってエーちゃんはというと、これはある意味相性は最悪に近いかと。
 もちろん渡邊さんからすれば、実力的にも、ランキング的にも勝てない相手ではないと思います。

 まぁ、今回は渡邊さん自身のスランプ、吉道さんの棄権、エーちゃんの急成長とゾーン。
 様々な要素が絡み合ってのこの結果でしたが。

 それを差し引いても、相性は悪いかと。
 基本エーちゃんは守備力が高いですので、渡邊さんの力勝負でも簡単に優位には立てず、結局エーちゃんの術中にハマりそうな気がします。

 セットを重ねれば、体力的には渡邊さん有利ですが、エーちゃんノートのことを鑑みると、フルセットでも渡邊さんが有利とも言い切れない。

 そして一度戦略にハマると、割りと翻弄されてしまう感があるんですよね。
 経験も技術もあるのですが、難波江戦、エーちゃん戦を鑑みると、どうしても。


 ですので、エーちゃんは全然勝ちやすい相手という印象は抱かなかったのでしょうが、渡邊さんにとっては苦手意識が刻みつけられたんだろうなぁと。



 まぁ、渡邊さんの話はさて置いて、いよいよ決勝という話。
 順当にいけば、相手はクリシュナかな?

 現時点でのラインキングはクリシュナの方が上ですが、練習試合の戦績は2勝2敗の五分といったところでしたからね。
 

 結構いい勝負を期待できると思うのですが……。



 ベイビーステップ(44) (週刊少年マガジンコミックス)
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[ 2017/04/26 20:28 ] ベイビーステップ | TB(0) | CM(0)

ベイビーステップ #431 「分岐点」 感想


 第1セットを0-6で落としてしまった渡邊さん。
 そのショックは大きい。

 それだけに、自分のスランプの理由などが去来するが、試合中考えることではないと、気持ちを切り替える。

 今すべきことは、エーちゃんを何とかすること。

 そうして、横目でエーちゃんの姿を確認すると、必死にノートにペンを走らせる姿が。

(しかし、チェンジコーチの度に、よくそんなノートに書くことがあるな・・・・。ノートを使う奴はたまにいるが、普通は気づいたことをメモるくらい・・。・・・・あれが何かの役に立ってるとすれば・・・・、重要なポイントを体感した直後にデータベースにして後で戦略を立てるのに使うってことか?)

 それは緻密な分析。
 渡邊さんには足りない部分でもある。
 しかし、それは強みの違いでもある。
 渡邊さんの武器は身体と技術。

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 身体を管理して鍛え、技を磨くことは徹底している。
 その一方で戦略もないがしろにはせずに、コーチを頼ってカバーしている。

 だというのに、こんな一方的な展開になることが理解というよりも納得できない様子の渡邊さん。


 一方、そんな渡邊さんの様子を覗ったエーちゃん。

(渡邊さんはたぶん俺の戦略への迷いや精神的の乱れでいつもよりパフォーマンスが落ちてる)

 なら第2セットの出だしもこのままいければ――。
 そんな淡い期待が一瞬過るが、すぐにそれを否定。

 難波江からもらって情報を鑑みれば、このまま逃げ切るなんて考えは甘すぎる。
 例えばダウンザラインを攻略されたら、それだけでこの程度の差は一瞬で詰まってしまう。

 まだ瀬戸際というのは変わらない。


 そこでタイムのコールがかかる。


 第2セットも渡邊さんのサーブから。

 渡邊さんもすぐにサーブには入らず、間を取って心を整えてからゲームに入る。

(・・・・最低限いつもの力を出すことが先決)


 というわけで、考えすぎず、戦略単純に。
 やられる前に、先制の一打を。

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 ワイドへの厳しいサーブ、そしてエーちゃんのリターンを強打で叩き込んでのウィナー。

 15-0。


(速攻・・・・! 武器を出す間もない・・。やっぱりこのままじゃダメなんだ)


 するとエーちゃん、守備位置をかなり後ろ寄りに。

(前じゃなく後ろ・・・・。なぜそうくる?)

 守備位置を後ろにすることで、渡邊さんの先制攻撃に対する守備力は高まる。
 しかし、前で打つダウンザラインは出しずらい上、後方は力がモノを言う領域。
 ここまでの積極策からして急に守備的になるのも考えにくい。


(そこからどう武器を出すのか・・・・。見せてみろ!)


 渡邊さん、ワイドへの強烈なサーブ。


 エーちゃんも、渡邊さんはここは絶対に落とせないため、かなりの厳しい先制攻撃がくるとは予想済み。

 まずは強烈なサーブを凌がなくては、せっかくの武器も使えない。
 そのための後方守備。

 しかし、それだけでも勝てない。


 渡邊さん、エーちゃんの後ろに下がった守備位置からの積極策なら、コントロール重視と判断。

 ダウンザラインと鋭角クロスを警戒。

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 しかし、エーちゃんのリターンは、予想に反して、クロスへの強打。
 同時に前に出て、守備位置を定位置へ戻す。

 この不意打ちで渡邊さんは反応が遅れる。
 それでもエーちゃんのリターンを深く返すが、これで状況は互角に。


(やっぱり、そこで武器を出す機会を窺うつもりか。次から次にあの手この手と打ってきやがる。だがまだ互角・・・・。出せるもんなら出してみろ!)

 ダウンザラインを警戒する渡邊さんだが、エーちゃんはネットを取るべく前へ。

 慌てて、前へ沈める渡邊さんだが、エーちゃんはそれに追いつき、うまく拾う。

 このエーちゃんの想定外のプレーに渡邊さんは反応できず。

 15-15とする。

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(なぜ今、前に出る・・・・。後方からの武器でセットを奪っておきながら・・・・。それを使える状況を敢えて今作っておきながら・・・・)

 エーちゃんの選択に混乱を極める渡邊さん。
 だが、いつまでもそうしていられない。

 続くサーブ。
 エーちゃんの守備位置を確認すると、またしても後ろより。


(俺のサーブだ・・・・。今のリターンをケアして先手!)

 エーちゃんのプレーに動揺する渡邊さんは、フォルト。
 続くセカンドサーブ。

 今度、エーちゃんは、ベースラインを踏むほどに前よりの守備位置。


 その守備位置を確認した渡邊さんは、弾むスピンをセンターへ。

 エーちゃん、このスピンを上から思いっ切り叩き、連続での力勝負。
 さらに前に出るリターンダッシュ。

(強打は本来不利だけど・・・・。第1セットを戦略で奪っての第2セットの頭だけなら・・、多少の効果はあるはず・・・・。そしてダウンザラインじゃなく・・、前に出て反応勝負!)

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 渡邊さんも鋭角の鋭いクロスでエーちゃんを抜こうとするも、エーちゃんこれに反応。
 ボレーで鋭角クロスに決め返し、15-30。


(反応がいい・・・・。だから前で勝負ってことか・・・・。・・・・てことは、攻略できてない武器が二つに・・・・。まずい・・・・)

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 渡邊さんの動揺は増すばかり。
 このまま畳み掛けられるか――というところで次回<#432 均衡>につづく。



 渡邊さんは、エーちゃんみたいなタイプには相性が悪いのかもしれませんね。

 恐らく全日本での難波江戦も、スコア的には競っていましたので、ここまでではないにしても似たような展開だったのかもしれません。

 互角以上にやりあえているのに、敢えて戦術を変えてくる。
 先手先手で動いてくるエーちゃんの意図を掴めないというか。

 この辺は、『戦術を蔑にしていない』で済ませてしまっている、からかなぁと。
 うん、これは私見ですし、言葉にするのが難しいところかもしれませんが。

 渡邊さんのスタイルは、これも正しい表現なのかは分かりませんが、『エーちゃんと出会わずにプロとして大成した荒谷』って言うとしっくりくる気がするんですよね。

 戦略の重要性は理解はしている。
 でも、あくまでもフィジカルと技術のついで感があるというか、何と言うか。

 難波江に負けた後、エーちゃんにこういう展開に持ってこられるとどうしても。

 まぁ、普通に考えたら戦略でこんな展開になることはないと思いますので、渡邊さんが普通なんだとは思いますが。

 むしろ異常なのは、エーちゃんとか、難波江で。


 ですので、今まで渡邊さんがフィジカル面と戦略面への意識が9:1だったとすると、8:2くらいにすれば、案外化けるのかもという話。

 かと言って、これを5:5とかにすると、逆に弱くなるかと。
 たぶん、きっと、おそらく、間違いなく。




 ベイビーステップ(44) (週刊少年マガジンコミックス)
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[ 2017/04/19 22:21 ] ベイビーステップ | TB(0) | CM(2)

ベイビーステップ #430 「全能力」 感想


 日本代表、渡邊さんとの試合、ダウンザラインを武器に圧倒するエーちゃん。

(立ち上がりとはいえ、完全な劣勢・・・・。昨日の吉道さんの相手とは、まるで別人じゃねえか・・)

 そう考える渡邊さん。
 すると、ここでファーストサーブをネットにかけるミス。

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(いや・・・・。実は大差はないか・・。昨日届かなかった数cmが届いて、入らなかった数cmが入ることで・・・・、ハマらなかった戦術がハマってる。
 僅かな違いでしかない。一日でこういう変化があるとすれば精神面・・・・。昨日、何があったか知らねえが・・・・。
 俺もナメられたもんだな!)

 渡邊さんのセカンドサーブ、これを読んでいたエーちゃん、ダウンザラインに厳しいリターンを返す。
 そして何とか返した渡邊さんのクロスを今度はバックハンドでダウンザラインに決め、0-15。

 完全に流れを掴んでいる。

(この感覚・・・・。ずっと前の・・・・岩佐くんとの試合に近い・・・・)

 渡邊さんのクロスへのショットをまたしても、ダウンザラインに。

(上のレベルに行くために・・、必死に増やした新しい技術・・・・。さらにそれらを使った新しい戦術も増やしてきた。バラバラだったピースは新しい精神力を身につけることで繋がっていく・・・・。

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(この繰り返しがいつの間にか大きなビジョンを描く力になる)

 渡邊さんはまたしてもクロス。
 そして当然狙うであろうダウンザラインを警戒し、フォローに走る。

(確かに好調・・・・。でもそれだけじゃない・・・・)


 ここでエーちゃんは、渡邊さんの逆を突くクロスで、0-30とする。

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(壁を越えて一気に成長してる感覚!)


 すると、この流れそのままで、エーちゃんが第3ゲームもブレイク。
 勢いが止まる気配を見せない。

 どころか、そのまま第4ゲームもあっさりキープ。


 これには渡邊さんも怒りが爆発し、思わずラケットにそれをぶつけ様としてしまうが、寸前で思いとどまる。


 第5ゲーム、やはり厳しいショットを武器にしているだけに、エーちゃんにもミスも起きる。
 しかし、エーちゃんはミスにも全く怯まず、ダウンザラインを徹底して、武器として見せつける。

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 そうすることで、他のショットを活かす。
 完全にダウンザラインにやられていた渡邊さんは、エーちゃんのドロップに完全に反応できず。

 これで第5ゲームもエーちゃんがブレイクに成功する。


 ここでのエンド交代時、渡邊さんは完全にやられていることに悔しさを滲ませる。

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(今まさにこの大会で成長してんのか・・。何なんだよ、それはよ・・。俺だって・・・・プロになって7年やってきたんだ・・・・。22歳で200位台に入って日本代表入り後は誰より、いい環境で練習してきた。夢だったGSにも3年連続で予選には出場している・・・・。

 そして第6ゲームが始まっても、渡邊さんの懊悩は続く。

(でも・・まだ一度も本選には届いてねえ。若い奴がどんどん俺を追い抜いていく・・・・。なんで俺は伸びねえんだよ!
 何が違うんだ? 才能か・・・・。努力か? ここが俺の限界なのか? 違う・・。違うはずだ!)

 渡邊さんもここを落とせばセットダウンになってしまうため、必死の粘りを見せるも、最後、エーちゃんのクロスが決まり、第1セットは6-0でエーちゃんが取る。

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 まさかのダンゴという結果の第1セットに観客も騒然。
 ざわめきも収まらない。

 エーちゃんと渡邊さんとの相性なんかも含め、様々な憶測が観客間を飛び交う。


 ただただ悔しさを滲ませる渡邊さんと、次のセットに向けノートと格闘するエーちゃん。

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 そんな対照的な二人の様子を見る浅野さん。

(渡邊くんはかなり長い停滞期間の中にいる・・・・。それだけに今の丸尾くんとの対戦は試練だが、乗り越えれば得るものはある)


 集大成で勝利は掴めるか――というところで次回<#431 分岐点>につづく。 



 予想外にというよりも、想定以上にエーちゃんが渡邊さんを圧倒。

 正直、ほぼ理想の試合の入り方という体でしたので、ひょっとしたらとは思いましたが、それにしても……。


 まぁ、エーちゃんがゾーン。
 そして後手後手に回って更に懊悩している渡邊さんという図式では、こうなるのも有り得ない話ではないのかなぁと。


 そしてエーちゃんの成長グラフは、納得できるものですね。
 スポーツに限らず、何かができるようになるのは、できるように色々と創意工夫して、本当に何かピースがヒッタリハマったようになりますからね。

 そして、それは伸びの時期と停滞の時期が繰り返されるのも。

 あと渡邊さんの長期停滞のグラフも。
 むしろ親近感としてはこちらにあるので、アレですが……。

 まぁ、こういう時のスランプ脱出の時の伸びは大きいものがありますので、今後の展開は予断を許さないものになるかもしれません。


 ここで次回サブタイが分岐点。

 これはどちらにとっての、なんですかね。

 エーちゃんにとってのでしたら、このまま完全に封殺という可能性も大いにあり得そうな気もするのですが……。


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[ 2017/04/12 21:36 ] ベイビーステップ | TB(0) | CM(0)

ベイビーステップ #429 「結集」 感想


 渡邊さんとの試合。
 1ブレイクで迎えた2ゲーム目、サーブゲームも好調のまま15-15のエーちゃん。

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(前にゾーンを感じた時は・・不思議な感覚だった。眠った力が発揮されたような・・・・。でも今日は違う・・。驚きはあるけど、やったことには納得できてる。だけどゾーンは突き詰めるとわからなくなってくるから・・・・これ以上意識しない)

 エーちゃん、サーブはとにかく力勝負から自分の意もちを守るつもりで。

 ワイドへ鋭角の厳しいサーブ。
 しかし、渡邊さんは、悪い流れを断ち切るべく、力で押す。

 いいサーブだったものの、渡邊さんの力押しでのリターンで、優位はなくなる。

 その上で、渡邊さんは力で勝負でき、ダウンザラインも狙わせないセンター狙いのショット。

 一方のエーちゃん、渡邊さんの力に応戦するには、武器のダウンザラインに繋げたい。
 そのための選択肢は3つ。

 ① こっちからクロスを打つ(力勝負に持ち込む)
 ② 守備位置を空けて誘い込む
 ③ ひたすら深く打ち続けて待つ(いつかはクロスを打たざるを得なくなるまで)

 こういう劣勢で苦しい時ほど、王戦で学んだ無意識に逃げる自分に敢えて苦しい選択を取る。
 というわけで、ここは③
 クロスにくるまで、なんとか生き延びる。

 渡邊さんの深くて強いショットに苦しむエーちゃん。
 それでもリズムに乗ることで、この渡邊さんの猛攻に耐える。

 それでも、いつでも武器は出せるよう準備は怠らずに、自分の命を守る。

(あまりクロスを避けると単調になって優位が広がらない・・・・。なら球威を上げて・・・・)

 この展開に焦れた渡邊さんが、クロス強打。

 これを待っていたエーちゃんは、素早く対応。
 このエーちゃんの動き出しに、渡邊さんはダウンザラインを警戒。

 しかし、第1ゲームでやられたクロスが脳裏を過る。

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 どちらも警戒するあまり、渡邊さんの動きが止まる。


(いける・・・・。怖かった日本代表の精神力も・・・・。怖がりな自分も・・・・。超えられる!)

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 思い切って1/100のダウンザラインでのウィナー。

 30-15とする。

(渡邊さんに力で押さえこまれた状態から・・・・、優位を奪い返してのポイント・・・・!)

 これは会心のポイント。

 その上で、渡邊さんの頭にダウンザラインがある内に、今度は鋭角クロスを打ち、前へ。
 そしてボレーで逆クロスに決め、40-15。

 完全に振り回されている渡邊さんの表情は暗い。

(やろうとしてたことが全部完璧にできると、こんなにうまくいくんだ・・・・)

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(プロになって、ここまでやってきたことが・・・・、この大会で得られた全部が・・・・、今このプレーに集結してる)


 ダウンザラインへのショットは渡邊さんに拾われるものの、エーちゃんはこれで優位に。

(試合はどんなことでも起こり得る。だからって・・・・ここまでやられていいわけがない。若手に苦しめられ負けるなんて、よくあること。でも、ここまであっとうされるなら、俺にも原因がある)

 ここで渡邊さんはただ力だけに頼らず、プレーを変える。
 エーちゃんのショットを拾い、前で勝負。


 しかし、エーちゃんはこの渡邊さんのアプローチショットに完全に回り込む。

 渡邊さんはまだネットまで詰められていない。
 これではダウンザライン、鋭角クロス、どちらにも抜かれる。
 ならばと、ダウンザラインだけでもフォロー。

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 それを視界の隅に捉えたエーちゃんは、クロスを選択。
 これで、このゲームをキープ。


 頭の2ゲーム、完璧な試合展開を見せるエーちゃん。
 このエーちゃんの成長になっちゃんはこの試合はいけると判断。

(うん・・・・。この試合はいけそう・・・・)

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(きっとエーちゃんが勝つ・・・・。ってことは・・・・明日は会えないんだね)


 エーちゃんの成長がなっちゃんの覚悟を後押し――というところで次号休載。
 <#430 全能力>につづく。


 2ゲームを終えて、完全にエーちゃんが試合の流れを掴んでいる感じです。

 なっちゃんが勝ち確を感じ、翌日の渡米の際にはエーちゃんと会えないことを感じてしまうほどに。
 まぁ、なっちゃんの勝ち確判定は微妙に外すこともありますが……。

 まぁ、今回は大丈夫かなぁと。


 しかし、渡邊さんからすれば、如何ともしがたい展開ですかね。

 頼みの綱の力勝負なら、互角以上の展開には持ち込めるものの、決めきれない。
 変化を付けようとすれば、狙われる。
 戦術を変えても、先回りされる。

 うん、これは手の打ちようがないですね。

 試合序盤とはいえ、これだけやられて、折れずにいられるかどうか。

 あー、これはなっちゃんが勝ち確するのが分かります。


 ベイビーステップ(44) (週刊少年マガジンコミックス)
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[ 2017/03/29 21:41 ] ベイビーステップ | TB(0) | CM(0)

ベイビーステップ #428 「強攻」 感想


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 死んじゃう覚悟で・・・・。

 懸命に・・!


 巻頭カラーです。


 慶稜チャレンジャー準決勝。
 渡邊さんとの一戦。

 試合の頭、2ポイント、ダウンザライン2本で優位に立ったエーちゃん。


(今度は2/81の狙った所にいった。たぶん俺の状態がいいだけじゃなくて・・・・、思ったより控えめな渡邊さんの立ち上がりにすごくフィットしている気がする・・・・)

(昨日とはずいぶん違うんだな・・・・。
 一見、無茶してハマったエース2連発だが・・・・、本来、共存しにくい迫力と安定感が両立してる。単なるまぐれじゃ片付けない方がいい)


 そして渡邊さんの続くサーブ。
 このサーブゲーム、力での攻撃に頼りたいとするなら、強打が有効なクロス狙いが自然。
 しかし、同時にクロスはエーちゃんんのダウンザラインへの攻撃の機会を与えることにもなる。

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 つまり、この一打で渡邊さんの戦略が読める。

 ここを攻めるか、ひとまず抑えるか。

 すると、渡邊さんはクロスへの強打を避け、ダウンザラインを狙ってくる。
 これはエーちゃんのダウンザラインを警戒しているということ。
 ならばエーちゃんのダウンザラインは武器として成立しているということ。

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(だったら、ここでミスっても死ぬわけじゃないし・・。力勝負でクロスへ・・・・!)


 ここでの力勝負を予想していなかった渡邊さんは完全に意表を突かれ、ただ返すだけが精一杯。

(渡邊さんから力で優位を奪った! だったら、ここも思い切って・・・・!)

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 優位に立ったところでのドロップ。

 これには渡邊さんも反応しきれず、0-40。
 武器を意識させて使わずポイントしての、トリプルブレイクポイント。


(しまった・・・・。ダウンザラインを意識し過ぎたか。いや・・2連続であのやられ方で意識しないわけにはいかない。だからといって・・・・。ヤベえ・・・・。いきなりドツボにハマるパターンか)

 渡邊さんも、ここで流れを変えるべく深呼吸。

(しゃーない・・・・。こういう時は一度基本に立ち返った方がいい)

 深呼吸で気持ちを切り替えた渡邊さん。

 しかし、エーちゃん。
 ここはブレイクチャンスは3つある。
 こういう時、自力が上の相手が本気になるため、本当に怖いという思いもある。
 それでも、こういう時のため樹さんを見習って、対処法を考えてきた。
 命が懸かったつもりで徹底的に考えた最悪の事態のシミュレーション。
 どう力でねじ伏せにくるか、それにどう対処すべきか。

(ここでも大事なのは・・・・。命がけとはいえ死にはしないということ)


 渡邊さんのワイドへのサーブ。
 これを読み、完全に回り込んだエーちゃん。

 当然渡邊さんの頭に過るのは、フォアでのダウンザライン。

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 そこに意識が向いたところで、その逆を突く、クロス。

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 これには渡邊さんも全く反応できず、エーちゃんがラブゲームでのブレイクに成功。


(来た・・・・! ブレイク! しかも完璧に見えてた。相手の動きだけじゃなく心理まで・・・・)

(いきなり振り回されてる・・・・。落ち着け・・・・。リセットだ。丸尾のダウンザラインがいいのはわかった。あそこにやられたら諦めてもいい。だがアレを恐れてポイントを奪われるのはよくない。この意識の変更がスムーズにできれば状況は変えられる)



(やっぱりそうだ・・・・。基本的な戦い方は準備してきた『命懸け』モードで・・・・。だけど思い切って決めにいく時だけ『命が懸かってない』モードに切り替えて、『おいしいとこ取り』でいいんだ!)


 エーちゃんはワイドへのサーブ。
 渡邊さんのリターンを緩いスピンで強打をさせないようコントロール。

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 渡邊さんは、それでも軽快なフットワークで回り込み、打点を合わせての強烈なフォアでウィナー。

 0-15と、自慢の力と技の速攻を見せてくる。


(体幹も強いし技術もあるから、少しでも浅いとねじ込まれるんだ。こういうのを避けるために、力勝負と戦うパターンはできる限り準備してきた!)

 サーブはボディに。
 さすがに渡邊さんもリターンするのに、窮屈そう。

 そして少しでも崩したら、ダウンザラインに強打。

 これは渡邊さんも反応したものの、ネットに引っかけてエーちゃんのポイント。

 15-15とする。


(日本代表の渡邊君相手にこの戦いぶり・・。うまくいってるというレベルを越えてる)

 浅野さんは、エーちゃんのプレーに思わず感嘆。

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(完璧・・・・。ゾーンに入った時に近い・・・・。だけどあの時とも違う・・・・。もっと実感がある感じ・・・・)


 絶好調の立ち上がりに覚醒の予感――というところで次回<#429 結集>につづく。



 エーちゃん、早々の1ブレイク。

 まぁ、吉道さんとの試合も序盤はブレイク合戦だっただけに予断許さないものはありますが。
 ありますが、+エーちゃんの覚醒っぷりを見ると、冗談抜きで、このまま第1セットは圧倒してみせそうな雰囲気があります。


 渡邊さんも基本スペックはエーちゃんのはるか上。
 経験も同様。

 それでも、それすら凌駕してみせるエーちゃん、半端ねぇって話です。


 振り回されて後手後手に回ってはいますが、なりふり構わず、早々に深呼吸をしたりと、日本代表ということもあり、メンタルも強そうな気はしますが。

 それに最後の表情。

 まだまだ波乱はありそうな気もします。



 ベイビーステップ(43) (講談社コミックス)
 ベイビーステップ(43) (講談社コミックス)


 




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[ 2017/03/22 21:29 ] ベイビーステップ | TB(0) | CM(0)
プロフィール

ココノイ

Author:ココノイ
久しぶりに調子が悪くなかったので、ベビステ感想のブランク部分埋めが完了。
次はコミックの感想にいけたらいいなぁ。

最近購入しているコミック誌とか
まぁ、買っているからといって、その雑誌の感想を書いているとも限らないわけですが……。
一応その雑誌に載っている漫画の感想はある程度書きたいなぁと思っていたりするのです。
週刊少年ジャンプ
週刊少年マガジン
週刊少年サンデー
月刊コミック電撃大王
月刊ヤングエース
月刊タイムきらら
月刊ヒーローズ

この辺に連載されているものは時々何かの話のネタにしたり、しなかったり。
適当な一言
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