第三の書庫

 マンガ、ラノベ、アニメ、ゲームの簡易感想を書いていこうと思っています。

ベイビーステップ #422 「特技」 感想


 審判のコールが聞こえないほど、集中して攻撃の選択肢を見出そうとするエーちゃん。


(自分らしく戦える攻撃の選択肢を見出す・・・・。俺が有利になる根拠のある選択肢を・・・・。選択肢がないままどんなに頑張ったところで『逃げ』でしかない・・・・。日本代表レベルではそんなんじゃ絶対に勝てないんだ)

 とはいえ、ここまで結果がでたのは、反応勝負に持ち込めた攻撃のみ。
と、そこまで考えたところで、審判に改めて注意されて、慌ててコートに入るエーちゃん。

 このエーちゃんの集中力に、何かを期待する観客達。

(ここで折れないどころか・・、集中力を上がてくるとはな・・・・)

 一方の吉道さんも、ここで今まで以上の集中力を見せるエーちゃんを警戒。


 ここはエーちゃんのサーブゲーム。
 そこで反応勝負に出るためには――。

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 不安はあるものの、思い切っての、サーブ&ボレー。


 しかし、それは吉道さんの想定の範囲内。
 強烈なリターンエースを叩き込まれて、0-15。

 
 ならばと、エーちゃん、読まれてやられたことを逆手に取る。
 あえて、もう一度サーブ&ボレーを仕掛ける。

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 これは吉道さんも完全に虚を突かれ、狙い所を迷った結果ボディに。
 エーちゃんはそれを上手く捌いて、15-15。


(少しでも可能性を見つければ、そこに食らいついて離れず狙ってくる徹底ぶりは尋常じゃないな)

(うまくいった。・・・・だったら今のも活かす!)


 ここぞとばかりに3連続でのサービスダッシュ。

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 と、みせかけて、ベースライン上で止まる、フェイント。

 これに騙された吉道さんのリターンは僅かに浅くなる。
 そしてこれをチャンスを、エーちゃんは強打で仕掛け、30-15。


 これは完全にエーちゃんの駆け引きがハマった形。

 青井コーチも今の位置からポイントできたのは大きいと。
 先が見えなくても、とにかく目の前の1ポイントから一歩ずつというエーちゃんらしさがでてきていると。


 そうなると、エーちゃんは更なる選択肢を見せ始める。
 サーブ&ボレーは止め、本来の理想の守備位置。

 それより、一歩前。
 ベースライン上に。

(下がっても苦しいはずの球を前に出てどうするつもりだ・・・・?)


 これはエーちゃんのリスクは上がるものの、反応勝負の要素も増える。
 さらにリスクの分見返りも増える。

 少しでも浅く来れば、即チャンスになり、吉道さんにも深く打たなければならないという重圧がかかる。

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 言ってみれば、超ハイリスクハイリターンの選択肢。


 実際に吉道さんの狙いは厳しくなり、アウト。
 40-15となる。

 次も取って、絶対にキープと意気込むエーちゃん。
 一方で、自分のミスも狙いの内かと感じた吉道さん。


 次も一歩前の守備位置で構えるエーちゃん。
 一方吉道さんは一歩下がる。

 
(下がれば体感的には今まで通り・・・・。ここからは普段通り狙える・・・・)

(吉道さんが下がって守備範囲が広がってしまった分は強気で攻める!)

 それでも吉道さんの足元を狙った強烈なショットにやられ、40-30。


(これは仕方ない・・・・。調子のいい吉道さんの球をこの位置から攻撃しようとしてるんだから)

 それでも、もう一度、同じ守備位置でトライ。
 しかし、今はエーちゃんのサーブゲーム。
 それで、これだけリスクを負っていながら互角の展開ではダメ。

(・・・・選択肢を増やすだけじゃ足りないんだ。もっと根本的な・・・・、攻撃的な武器が必要! だったら今、何ができる・・・・!? ・・・・何なら今自分を信じられる?)
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 そんな中、エーちゃんが狙うのは、ダウンザライン。

 窮地が思考を単純化する――というところで次回<#423 起死回生>につづく。



 この試合で初のエーちゃんらしいサーブゲームの展開です。

 ですが、本当にこれだけリスクを高めても互角という時点で本当に厳しい展開なわけですが……。

 とはいえ、ここまで追い込まれたことで、エーちゃんも選択肢以外の武器を模索し始めるわけです。
 が、まぁ、そんな簡単に見つかるものでもないですよね。
 たぶん。


 でも、一応の方針も決まって、腹を据えて、思考も単純化。
 ゾーンに入る条件は揃っているような気もしますが、吉道さんをゾーンで攻略するのは何か違う気もするんですよね。

 日本代表を超えて、そこに飛び込むときには、普段以上の力ではなく、エーちゃんの自力で言ってほしいと思ってしまうわけなのです。

 まぁ、今の吉道さんもゾーンに入っているようなものな気もしますので、アレですが。


 それ以上にプロである以上結果が全てですからね。
 それがゾーンによるものだろうが、相手の不調だろうが、自力だろうが何だろうが。

 ただ、ここを乗り越えるためには、エーちゃんの創意工夫を見せて欲しいと思ってしまう僕なのです。
 単にロマンチストなんでしょうね、僕が。


 ベイビーステップ(43) (週刊少年マガジンコミックス)
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[ 2017/02/08 22:51 ] ベイビーステップ | TB(0) | CM(0)

ベイビーステップ #420 「テンション」 感想

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 吉道さんの表情変化を図にするエーちゃん。
 ②と③を返せたと思ったら、もっと強烈な④。
 しかも④の表情は①と区別がつかないもの。

 それに②、③も返せたといっても、本当に返しただけで、攻撃には結びついていない。

 とはいえ、このまま下がり続けるわけにはいかない。
 前の守備位置で戦うことにしたのは、このレベルの選手に勝つためのものだから。

 まずは①と④を見極めながら、②、③の表情の時は下がってでも返す。
 吉道さんが普段と一緒だったら、エーちゃんも普段通り前の守備位置、それでも④は覚悟。

 いずれにしろ次はエーちゃんのサーブゲーム。
 キープして、吉道さんの異常な集中状態を断ち切る。


 第5ゲームで要約キープした吉道さんは、息を吐く。

(やっとキープ・・・・。これで思うように戦える状況が整った)

 葉子さんは、そんな吉道さんの様子に、家を出る時の吉道さんの言葉を思い出す。

「今日の相手は日本の将来を託せる奴かもしれないんだ。なんてったって門馬が気にかけてた奴だからな。年齢差もあるし、同じ代表で戦えるかはわからないけど、一度逃した戦う機会が、また来たのは縁・・・・。俺の全てを出し切ってやりたい!」


 エーちゃんのサーブに対応する吉道さんの表情はデフォルト。
 しかし、動きが早く、ファーストサーブにも関わらず強打のリターン。

 その後も、表情を変えず、回り込んでのフォア。
 しかし、この勢いは絶対に④だと判断。

 それでもエーちゃんは、下がらず迎え撃つ。

 吉道さんの強打。
 それに追いつき、何とかラケットを合わせたものの、浮いた球はチャンスボールに。

 自分のサーブゲームにも関わらず、2球で劣勢に。
 そして浮いた球をスマッシュで決められ、0-15。

(よし・・完璧・・。復帰後やっとこの状態までもってこれた)

 エーちゃんは吉道さんの強さを改めて実感。
 それでも慣れれば、どこかに付け入るスキが見えてくるはずとプレー。

 しかし、吉道さんの表情はまた①か④の状態のまま。
 そしてリターン強打。

 エーちゃんは何とかラケットに当てるものの、前に飛ばすこともできず0-30。

(俺に①か④の迷いがあるからか、反応が半歩遅れるんだ。普通の顔は全部④のつもりでいく・・・・」

 次のポイントはラリー戦に。
 その間、吉道さんの表情に変化はない。

 今度こそ通常に戻った。
 そんな考えがエーちゃんの脳裏を過った瞬間、吉道さんのジャンプショットが決まり0-40に。

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(そうだ・・・・。①から③はあくまで集中力を高める過程・・・・。・・・・ついに最高の状態まで持ってきたんだ)

 この普通の表情が吉道さんのベストの状態。
 だとすれば、今この状態を何とかするしかない。

 これまで強打でやられているということで、エーちゃんはサーブの後一度後ろに守備位置を下げる。

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 するとそのエーちゃんの動きを視界の隅に入れた吉道さんは、瞬時にドロップを選択。

 後ろに守備位置を下げていたエーちゃんは反応できずに、このゲームもブレイクを許してしまう。

 完全に吉道さんの流れ。

(ダメだ・・。サーブゲームを圧倒的にブレイクされた・・・・。守備位置はもう③以上は下げられない・・・・。しかも、ここからは吉道さんのサーブ・・・・。さすがにもう手の打ちようがない・・・・。これじゃまるで世界のトップ級と戦ってるみたいだ)

 エーちゃんは必死で考えを巡らす。

 そこで思いついたのは、吉道さんは世界トップ級ではない。
 ならばこの状態は簡単に継続することはできないという結論に至る。

 そのためにはこの集中力を切るようなプレーが必要となると。
 とはいえ、エーちゃんに高木のような揺さぶりができるわけではない。

 ならば、吉道さんが重圧を感じたり怒るようなプレーを見せれば。
 今、重圧を掛けるのは難しいから、怒らせるとすれば。

 吉道さんのまっすぐな性格から、適当なテニスをすれば。
 しかし、それは怒らすことにはなっても、叩き込まれて終わり。

 でも、先ほどエーちゃんらしいテニスをした時は感情的に攻め込まれた。
 あれは怒りに近いものだった。

 だとすれば、エーちゃんらしいテニスをすれば――。
 とは言っても、今はそれが難しい。

 と、そこまで考えたところで、タイムのコールが。

(とにかく・・・・。思いつく限り色々やってみるしかない!)

 まずはリターン位置を後ろに下げる。

 と、見せかけて、吉道さんのトスの間に、本来の守備位置に戻す。

 このブラフで厳しいながらも、吉道さんの反応が半歩遅れた。
 ここをチャンスを、エーちゃんはドロップで攻める。

(ドロップは安易に使わない方がいいと、わからなかったか?)

 即座に反応して、前に出る吉道さん。

(取られるのはわかってるからこそ・・・・)

 それと同時にエーちゃんも前へ。

(ストローク勝負じゃ分が悪い・・。だけど俺は反応には自信があるんだから・・・・。反応勝負に持ち込む!!)

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 吉道さんのボレーをうまく沈め、浮いたところを叩く。
 その球はサイドラインぎりぎりの所へ――この一球が劣勢を跳ね返す一歩となるかというところで次回<#421 決定打>につづく。



 ブレイク合戦も終わったかと思いきや、三度吉道さんにブレイクを許してしまい、リードされてしまうわけですが……。

 うん、まぁ、流石に日本トップクラスの選手があんなに分かりやすいクセ(表情)のまま勝てるわけはないですよね。
 あの②~③の思いっ切り変わる表情は、スイッチが完全に入るまでのオマケ。

 ある意味ボーナスポイント。

 まぁ、吉道さんをよく知る選手はそこでそこで先行逃げ切りを図るのかもしれませんが……。

 ある意味スロースターターってことなんでしょうね。
 無自覚なんでしょうが。


 いずれにしろ、こうなった吉道さんは強そうですね。
 エーちゃんのサーブゲームを圧倒的にブレイクしてみせましたし。

 とりあえず、このボレー勝負で吉道さんに少しでも動揺を与えることができたのかどうか。
 うん、まぁ、まずは入っているどうかなんですけどね。

 ギリギリでしたし。


 あと余談なのですが、コミック描き下ろしで判明した、門馬さんのことをアユと呼ぶ吉道さんが今回早速そう呼んでいる様子が描かれていたので、何だか少し笑ってしまいました。






 ベイビーステップ(43) (週刊少年マガジンコミックス)
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[ 2017/01/25 23:25 ] ベイビーステップ | TB(0) | CM(0)

ベイビーステップ #415 「日本の母」 感想


 いきなりブレイクから始まった吉道さんとの試合。

(反応が良くて技術が高いリターン、前の守備位置での多彩な攻撃パターン。その身体で・・・・。しかも、たった数年でここまで来るとはどれだけ濃密な時間があったことだろう。プロで成功すれば君は日本どころか、世界の希望の星だな・・・・。君の強さがやっと想像できてきたよ)


 このいきなりのブレイクに、思わず足の心配をしてしまう渡邊さん。
 その様子を見て、思わず笑ってしまう葉子さん。

「タカくん本当に心配してくれてるんだね」

「あ・・当たり前ですよ。あの人は代表にいないと困るんです。門馬さんが日本代表の父なら・・・・、吉道さんは母みたいなもんなんですから」


 渡邊さんがそう言うには理由がある。

 2年前のデ杯のワールドグループ1回戦。
 1勝1敗で迎えた第3戦。
 吉道さんと渡辺さんのダブルスは、スコア的に追い込まれていた。

(俺がこのサーブを落として負ければ日本は崖っぷち・・。明日の門馬さんのシングルスに全てが懸かっちまう)

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 思わず日本ベンチを見やると、『逃げるな、攻めろ!』という強い念を送る門馬さんの姿が。

 ただでさえプレッシャーがかかっている渡邊さんは、更なるプレッシャーを受け表情が固くなる。

「オイ! タカ!」

 そこで吉道さんが思わず声をかける。

「今気づいたんだけどさ・・・・。お前、すっごい長い鼻毛が一本だけ出てるぜ」

「え・・・・」

 慌てて鼻を押さえる渡邊さん。

「嘘だよ」

「んな! こんな時に何の冗談ですか!?」

「いや、確かめたかったんだよ・・・・。ちゃんと日本中に見られてる意識があんのかをな。ちゃんと意識できてんなら、そんな顔すんなよ。・・・・それこそ日本中が心配しちまうぞ?」

「!」

「俺達にはあの頼もしい仲間がいるんだ。誰かが失敗すりゃ誰かが補う・・・・。だから皆で思いっきりやれんのが、デ杯だろ? なっ」


 そういったことがあったから、渡邊さんは吉道さんは代表に絶対に必要な人だと豪語する。
 試合に出てようが、出てまいがいるだけで日本代表を前向きにするだけの力があるから。


 そして試合は第2ゲーム。
 エーちゃんのサーブ。

(王偉戦から自分のテニスが思った方向に急激に伸びてる。昨日今日はほとんど理想のプレーができてる。日本代表相手にいきなりのブレイクは出来すぎだけど・・・・思い通りではある)

 1ブレイクのリードを活かして、サーブゲームは攻撃的に死守を試みるエーちゃん。
 まず最初のサーブはワイドへ。

 これで吉道さんの体勢を崩すものの、深いリターンが返ってくる。
 それでも、ここで下がらず、リズムに乗って、速く動いて早く返す。

 このリズムでエーちゃんのサーブの優位性は譲らない。

 その上で、攻めるべき時を見極めて、一気に攻める。

 エーちゃんが一気に攻めにいったフォアのクロス。
 これに吉道さんは素早いフットワークで追いつき、ダウンザラインに逆襲。

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 これがラインギリギリに決まり、0-15。

(なんだ今のは・・。1球で全部を覆された・・・・)

 それでも今のは無理があったと、次のプレーに頭を切り替えるエーちゃん。

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「こういう吉道さんらしいプレーがどんどん出てくれば今日はいけますよ」

「だといいけどね」

 そう話す渡邊さんと葉子さん。


 続くポイントはエーちゃんがサーブの優位を守りきりポイント。


 次のポイントもサーブの優位を守りながら、多様なチェンジオブペースで試合を展開。

 速いスライスも使い、完全に優位に立ったところで前へ。
 しかし、吉道さんはそれを苦にせず、ロブでエーちゃんの頭上を抜き、15-30。

(うまい・・・・。かなり深くて弾まない球だったのに・・・・)


(優位は奪われてないのに・・・・。追い込んで決めにかかるとスーパーショットで逆転される・・・・。追い込まれて強いタイプなのか? ・・・・それとも俺の攻撃の起点になってるショットが狙われてる?)

(自分のサーブで思う通り攻めてるのに、おかしいと思ってるんだろう・・・・。君のように戦術で戦う選手には、よくそう言われる。俺のテニスが理解しにくいんだろう・・・・。でも、それは単に考えすぎ・・・・。俺のテニスは至ってシンプル)


(テニスはストロークで大方の勝負が決まる・・・・。1ポイントが約10本のストロークで決まるとして・・、その10本全て最高のショットを打とうとすれば、これは相当難しい)

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(でも1本・・・・。10本中たった1本なら・・・・。最高のショットは打てる・・・・!)


 ストローク戦の中突如きたスーパーショットにエーちゃんも反応しきれず15-40。

 先ほどから攻守に関係なくいきなり一撃で状況をひっくり返されていることに強い警戒心を抱くエーちゃん。
 絶対に優位を渡さないつもりでのサーブ。

(ストロークは90%が辛抱なんだ・・・・。ほとんどのストロークは自分と家族の人生のために。堅実に・・・・、丁寧に・・・、何があっても守りきる)

 エーちゃんは今まで以上に吉道さんを警戒。
 どこかで優位を広げて攻め込むつもり。

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(だが・・・・1ポイントに1回だけ・・・・。日本のために全身全霊で・・・・打つ!)

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 渾身のダウンザライン。
 これが決まり、吉道さんが早々にブレイクバック。

 この日本の守護神を越えられるか――というところで次回<#416 明快>につづく。


 吉道さん、早々にブレイクバック。
 流石日本代表。

 強いですよね。

 エーちゃんも完璧に近い滑り出しで、リスクを負い、警戒もしていた中でのサーブゲームをあっさりブレイクしてのけたわけですから。

 というか、吉道さんとエーちゃん、相性は最悪に近いかと。
 エーちゃんに限らず戦術派は全般。

 例えば池なら10本中1本を打たす前に攻め倒す。
 あるいは門馬さんなら、その1本が来たところで跳ね返す。

 上位陣はそういうことができる。

 一方のエーちゃんは、吉道さんから優位は奪えるものの、決め切る前に逆襲を受けてしまう。
 現状のままでは決め切るのが難しいといったところでしょうか。

 あと数ゲームも打ち合えば、吉道さんのスタイルは分かるのでしょうが、かといってすぐ打てる対抗策ってのもないですからね。

 まぁ、それができるのは、吉道さんのメンタルと脚力あってこそでしょうが。


 しかし、一方で吉道さんの怪我の再発が気にかかります。
 葉子さんにややネガティブが発言が目立つ気がするんですよね。

 表情が暗くはないですので、大丈夫かもしれませんが、この辺はちょっと気になるところ。


 うん、ブレイクからのブレイクバックされる展開。
 怪我明け。

 ちょっとだけ緒方の試合を思い出した僕でした。


 ベイビーステップ(43): 週刊少年マガジン
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[ 2016/12/07 22:50 ] ベイビーステップ | TB(0) | CM(0)

ベイビーステップ #414 「元気」 感想


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 「待った?」
 までの一瞬。
 ときめきを、焼き付ける。



 というわけで、巻頭カラーです。



 いよいよ日本代表の吉道さんとの試合。
 そのファーストサーブ。

 これはネットに引っかかったものの190キロオーバーのもの。
 これが60%くらいは入ってくると覚悟して、リターンに備える。

 そしてセカンドサーブ。
 これはかなり強いスピンでコースをついてくる。

 それでもサンチェスよりはマシ。
 これを狙っていきたいエーちゃん。

 エーちゃんのリターンはクロスへのコースをついたもの。
 この一撃で体勢を崩し、いきなり優位を奪うことに成功。

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 吉道さんは門馬さん世代。
 ストローク力でねじ伏せに来るタイプ。

 一方のエーちゃんは、池世代。
 先に勝負に出るタイプ――ということで、ストロークの中でタイミングを見計らい前に出る。

 これに対しての吉道さんの反応は普通。
 しかし、足が速いため、エーちゃんのアプローチにも平然と追いつき、逆襲。

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 このショットが決まり15-0。

(完璧に抜かれた・・。これが日本代表の実力・・・・。俺の強打の連続も単調だったけど・・とにかく、ここぞという球際で強い)


「っしゃ。2本目!」

 気合を声に出しながらも、ガッツポーズは控えめな吉道さん。

 今度のサーブはファーストから、コースに入ってくる。

 この好サーブもエーちゃん何とか深くリターンすることに成功。
 このリターンに対しても吉道さんは強打ということで、ストロークは基本的に強烈なものが多い。

(この脚力と力には守備位置を前にして対応・・・・。体力負けせずに攻め続けるには、リズムに乗ることも必要・・・・。そうやってこのストロークから逃げずに戦うことが勝ちへの近道!)


 しかし、吉道さんのストロークにスキはない。
 このままではラチがあかないと、リスクを負ってエーちゃんは勝負に出る。


 ここで速いフォアのスライス。
 ここで少しはタイミングを崩せたと判断したエーちゃん、今度は単調にならないよう、深く遅い球で前に出る。


 しかし吉道さんは、その遅い球もしっかりと待って、厳しいコースを狙ったショートクロス。

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 前に出ていたエーちゃんは、その球に強引に飛びつき、ポイントを取り15-15。


(かなり無理してうまくいったから前に出たのに、抜かれそうだった。想像以上ののストローク力だ・・・・)

 と思って吉道さんの方を見やると、手でラケットを叩き拍手。

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(あ・・・・・・ほめられた)

「今のはしゃーないっ。よしここリード!」


(試合中こんな気持ちを声に出すなんて・・・・。最近では珍しくオープンな人だな・・・・。いや・・・・そんなことより、まずはあの脚力だ・・・・。怪我してたなんて思えない瞬発力、過去の試合を見る限り持久力も底なし・・・・。全体的に門馬さんに似てるけど、脚力だけなら、それ以上かもしれない)


 そんなエーちゃんと吉道さんの試合を見守る人物。
 それをウォームアップ中の渡邊さんが発見。

「ちわっす」

「あ! タカくん」

「葉子さん今日は応援にいらしてたんですね」

「うん、海外はあんまし観に行けないからねぇ」

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 彼女は吉道さんの妻、葉子さん。

 と、そこでエーちゃんにポイント。

「バッカ・・。違う違う、次!」

 そして続くサーブでエースを取り、30-30。

(感情を表に出すタイプという意味では荒谷くんと同じだけど、吉道さんは感情でプレーが変わる感じじゃない。成功しても失敗しても調子に乗ってくることもなければ、落ち込むこともなく、ただずっと元気・・・・。そういう意味では実は見かけより安定している。
 ・・・・となれば、あの脚力と強烈なストロークと、その安定感を乗り越えてブレイクしなきゃならないわけで・・・・、やっぱりそれはとんでもなく大変な気がする・・・・)


 と、そこで葉子さんが対戦相手であるエーちゃんの事を質問。

「相手の丸尾選手ってどんな子なの?」

「かなり遅れて最近出てきた奴なんスけど・・・・。力はなくてもやたら多彩な攻撃パターンを持つ不思議なタイプですね」

 と、ここでエーちゃん、吉道さんのサーブとタイミングがバッチリ合い、リターンエースを決める。

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「おおーっ。若いのに強敵なのね」

(この江川を倒したリターンを軸に、よく見りゃかなり緻密な攻撃をしてやがんだな・・)



 と、いきなりブレイクチャンスを迎えたエーちゃん。

 続くポイントはストローク戦の中、エーちゃん優位のまま、吉道さんを一歩下がらせることに成功。

 するとすかさず、ドロップ。

 吉道さんも自慢の脚で追いつくものの、ネットに引っかかり、エーちゃんのポイント。

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 これでいきなりのブレイク――というところで次回<#415 日本の母>につづく。





 
 休載からの巻頭カラー。

 しっかり待ち合わせ時間より前から待っていそうなエーちゃん。
 それよりも前にから待っているなっちゃん。

 最初こそ、違和感を感じないでもなかったですが……。
 意外と尽くす系であったことが判明した現在では納得できるところもあります。


 まぁ、それはさて置いた吉道さんとの試合の話。


 エーちゃんの出足は上々。
 むしろ上々すぎです。

 これは出会いがしらに、リズムが上手くかみ合ったってのが大きかったんでしょうね。
 まぁ、エーちゃんの実力が確実に日本代表レベルに達してきたってのも、もちろんあるのでしょうが。

 それにしたって、いきなりのブレイクはパないです。


 何だかんだ言って吉道さん、いい人そうなんですよね。
 現日本代表の兄貴分というか、何と言うか。

 ほら、門馬さんとか天然な人ですし、プレーで引っ張るタイプではありますが、それ以外では吉道さんが色々フォローしていたのではと思わなくもないです。

 そして、それ以外にも色々な面でフォローしていたのが葉子さんだったりするのでは?
 それが次回サブタイの『日本の母』にかかってくるんじゃないのかなぁと。

 渡邊さんの反応とかも若干それっぽいですし。

 まさか、義道さんが日本代表の皆を世話していて、日本の母と呼ばれている……とかではないですよね。

 まぁ、普通に若手なんかを家に招いたりしたりとかしているんじゃないのかなぁとは思いますが。




 ベイビーステップ(42) (週刊少年マガジンコミックス)
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[ 2016/11/30 22:54 ] ベイビーステップ | TB(0) | CM(0)

ベイビーステップ #413 「立場」 感想


 リズムの練習の成果もあり、磯部さんを撃破。
 いよいよ次の相手は日本代表の吉道さん。

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 デ杯を戦うAチームは池、門馬さんを筆頭に、最近になって加わったタクマさんを踏めた上位7名。

 次期Aチームを目指すBチームは難波江など将来有望な23歳以下の数人で構成されている。

 国が支援する最新の施設を優先的に使えて、海外遠征にも補助が出る。
 そして、そこで得られる情報や関わる人達との繋がりなど、あらゆる面でアドバンテージがある。

 エーちゃんの様に、日本から世界ツアーを狙うには、これ以上の条件はない。
 でも、その席には限りがあるため、実力で勝ち取るしかない。


 というわけで、次の試合に向けて、青井コーチにリカバリーをしてもらう。

 のだが、今日は、今後に備えて徹底的にやると。


 というわけで、連れて来られたのは、近場のビジネスホテル。
 そこには諭吉の姿も。


 諭吉が事前にホテルでスタンバっていたのは、アイシング用の氷風呂を用意するため。

 ここに足からゆっくり入るよう促されるエーちゃん。

 普通やるアイシングは身体の一部を冷やすだけだが、今回は全身。
 というのも身体は全部繋がっている、それをここでしっかりケアしておくための全身アイシング。

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 流石の氷風呂に凍えるエーちゃん。

「一昨日の王偉戦でピークだった疲れを昨日今日は楽できたし、一気に立て直そうぜ」

「うう・・」

「数分入ったら出て、体温が戻ったらまた入る・・・・。これを数回繰り返して下さい。体中の炎症や疲労物質だけでなくエネルギーの発散も抑えるのが狙いです」

 このアイシングのやり方と効果を説明するのは諭吉。
 というのも最近コーチの勉強を始め、その一環で青井コーチを手伝っているのだと。

 ここから本気で上を狙うために、大会期間中でも大会前よりいい状態を作るつもりで、超回復を狙う。
 王偉を倒すことで、越えられなかった壁を破った。
 その引き換えに疲弊したが、ここでうまく回復できれば、こっから先はずっと上り調子でいけるかもと青井コーチ。


 アイシングを終え、ベッドの上でマッサージを受けるエーちゃん。

「・・・・とは言っても、次の準々決勝は日本代表で日本6位の吉道さんですよ」

「珍しく弱気だな・・・・。今や5位のタクマにだって勝っただろう」

「あの時は・・・・。プロになる前で・・・・日本代表のこともよく知らなかったし」

 青井コーチも一時期Bチームに入っていた。
 ケガのためすぐ辞退せざるを得なかったが、門馬さんや吉道さんが成長していくのは近くで見た。

 門馬さんらは日本代表に入り、それ以来急に発言に責任感が出てきた。
 それから生き様もテニスも変わっていった。

「俺は、その頃引退して、奴らを遠目に見てたからお前と同じように思ったよ。『日本代表って何が違うんだ』って・・・・」

 しかし、STCのコーチになって、エーちゃんが成長していくことで、その答えがわかるようになってきたと。

「人は期待したいし、されたいもんなんだ。お前だって、期待してくれる人には応えたいだろ?」

「・・・・はい。大きなモチベーションの一つだと思います」

「日本代表戦はこれ以上ないくらい多くの人のために戦うわけで、その究極と言えるだろう。だから多くの選手にとっては、選ばれれば人生の全てを懸けられるほど、価値のあるものなんだろうな・・・・と今は思うよ」

「つまりそれだけ厳しい相手だってことですよね」

「まあ正直そうだろう。お前にとってはまた一つ越えなきゃいけない壁だろうな。いずれ、お前もその一員になる覚悟があるならな」

 エーちゃん思わず唾を飲み込むが、

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「・・・・・・はい! 頑張ります!」

 覚悟を決め、そう言い切る。


 そして翌日。
 慶稜チャレンジャー3回戦。

 早朝練習の吉道さんをチェックするエーちゃん。

(吉道大樹、30歳。世界ランキング178位・・・・。日本代表だけに資料や映像はたくさんあった)

 とりあえず練習をみた感じではケガはもう問題なさそう。
 最高成績は5年前で全豪オープンで2回戦進出。
 その後26歳で今までの最高世界ランク106位を達成。
 日本代表入りは7年前、デ杯出場はダブルスで3回とシングルで1回。
 控えが多いが代表経験は長い。
 門馬さんと同世代で長く日本を率いてきた経験がある。

(今年の主な成績はチャレンジャー1勝、準優勝2回、フューチャーズ1勝。データだけでも強そうだ・・・・)


 と、そこでクリシュナが声をかけてくる。
 ピートが寝坊したため、エーちゃんに練習相手をお願いしたということで。

「ヨシミチを見てたの?」

「そうだけど。吉道さんを知ってるの?」

「直接話したことはないけど・・・・。一応200位以上は全員チェックしてるからね」

「(200人・・全員・・・・?)え・・・・すごいね」

「今年は確か・・・・、チャレンジャー1勝、フューチャーズ1勝だったかな?」

(合ってる・・!?)

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「大丈夫。マルオなら勝てるよ」

 そんな中でクリシュナは断言する。

「な・・・・なんで!?」

「あくまで僕の計算上ではだけどね・・・・」


 そんなこともあり、エーちゃんはクリシュナと練習。
 そうしていよいよ吉道さんとの試合が迫る。

 そんな中、今日はエーちゃん母が観戦に。
 そして青井コーチと合流。

「いつもお世話様です」

「お母さん、お久しぶりです。チャレンジャーで堂々ベスト8は大したもんですね」

「でも栄一郎がプロでやってるなんて・・・・、まだ信じられない気持ちです」


 そしてエーちゃんはギリギリまで音楽でリズム感を高めていく。


 二人がコートに入ると、観客の歓声が出迎える。
 日本代表の吉道さんはもとより、これまでジャイアントキリングを起こしてきているエーちゃんへの期待も大きく、声援が飛ぶ。


「ちゃんと話すのは初めてだよな。いろんな所でキミの話は聞いてるよ、丸尾くん」

「! はい・・・・」

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「全日本は、俺の欠場で対戦できなかったけど、また当たるとはね。これはもうめぐり合わせってやつかもな。ならば全力で迎え撃とう!」

「はい・・・・。よろしくお願いします!」


 吉道さんの真っすぐさに、やや気圧されながらも、エーちゃんも自分を信じて全日本の壁を越える決意を――というところで次号休載。

 <#414 日本の母>につづく。



 いよいよエーちゃん、日本代表――吉道さんと対戦。

 の前に、リカバリーとか色々の話。


 それに諭吉がコーチになるべく青井コーチに師事するようになったとか。

 クリシュナに勝利を約束されたりとか。

 試合こそ始まりませんでしたが、情報量が多いんですよね。
 とりあえず次回からは吉道さんとの試合がスタートです。



 

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[ 2016/11/16 22:33 ] ベイビーステップ | TB(0) | CM(0)
プロフィール

ココノイ

Author:ココノイ
久しぶりに調子が悪くなかったので、ベビステ感想のブランク部分埋めが完了。
次はコミックの感想にいけたらいいなぁ。

最近購入しているコミック誌とか
まぁ、買っているからといって、その雑誌の感想を書いているとも限らないわけですが……。
一応その雑誌に載っている漫画の感想はある程度書きたいなぁと思っていたりするのです。
週刊少年ジャンプ
週刊少年マガジン
週刊少年サンデー
月刊コミック電撃大王
月刊ヤングエース
月刊タイムきらら
月刊ヒーローズ

この辺に連載されているものは時々何かの話のネタにしたり、しなかったり。
適当な一言
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