第三の書庫

 マンガ、ラノベ、アニメ、ゲームの簡易感想を書いていこうと思っています。

ぬらりひょんの孫 第百三十三幕 「うり二つ」 感想


 数年前の地獄。
 そこで奴良組にわき腹を潰されたことを悔やむ、山ン本五郎左衛門。

 幕末、明治、戦中、戦後、世が闇につつまれし時、羽衣狐が出るときは何度もあった。
 そのたびにその機会をつぶされてきた。
「奴良鯉伴を殺さねば、私は…復活できぬ」
 
 鯉伴が邪魔だという思惑が重なる山ン本と晴明。

 一体どうやって鯉伴を排除するのかという相談。
 どんな大物であろうと必ず油断する時はあるはず、男なら娘などには弱いはずだと。

 鯉伴には娘などいないはずだと晴明。
 でも鯉伴はかつて一人の妖と恋におち結婚していたという事実があるのだと言う山ン本。
 そこで幻術で娘をでっちあげるのだと。
 でもただ幻術だけではうまくいくかどうか、そこで晴明の反魂の術が必要になるのだと。


 雨中で出会った二人――その恋が全ての始まり。


「お姉様……!! 羽衣狐様をかえして!!」
 と迫る狂骨。
 鴆が治療しているため、彼女が暴走しないようになだめる首無。

 そしてぬらりひょんが語り出す、山吹乙女の話。
 まだ珱姫が生きていた何百年も前の話。

 その時に乙女が奴良組に嫁ぎ、共に暮らしていたのだと。
「親父、オレこの女と結婚しようと思うんだ」
 と鯉伴が突如として連れてきたのが、彼女。
 ただただ、おしとやかで…美しい妖。

 そこから鯉伴の栄華の日々が始まった。
 日に日に成長していく奴良組は長く長く変わらずに続いた。
 でもそのことが乙女には酷なことに、鯉伴は羽衣狐の呪いで妖と子をなせなかったから。

 ぬらりひょん自身が人間である珱姫との間に子を成していたために、その事実に気づくことができなかったのだと。
 でも山吹乙女は自分のせいだと思い込み、八重咲きの山吹の一枝、と古歌を残し姿を消してしまった。
「七重八重 花は咲けども山吹の 実のひとつだに なきぞ悲しき」
 はなやかに花を咲かせても、子を成すことができないという悲しみを歌ったもの。
 
 それは今となっては幹部しか知らないような昔の話。
 山吹乙女がその後どうなったかは、ぬらりひょんも知らないのだと。

「妾は…やがて枯れるように、この世から消えました」
 とぬらりひょんの情報に付け加えたのは、羽衣狐の寄り代。
 そしてまっくらな世界で「反魂の術で」という声を聞いたのだと。

 反魂ということで、ぬらりひょんは彼女が山吹乙女そのものであることを知る。

 山吹乙女の話は続く。
 彼女が声を聞いてすぐ、気づけば彼女は偽りの記憶が入れ、娘子となっていた。
 そこで幼いリクオ出会い、遊んでいたのだと。

 そしていよいよ鯉伴と対面。
 最初こそとまどっていたものの、彼女の手をとり、その日一日、鯉伴とリクオと共にこれ以上はないと思えるほど幸せな時間を過した。
 そしてリクオが何かに気を取られ、先に行ってしまい、2人きりになる恋伴と山吹乙女。

 とそこで目に入る山吹の花。
 その山吹を見て、“七重八重 花は咲けども山吹の、実のひとつだに なきぞ悲しき”その歌を思い出す。
 さらに山吹の花言葉“気品”“崇高”そして“待ちかねる”、まるでオレたちの娘みたいだとい感慨に耽ったところで、リクオが戻ってくる。

 その瞬間、鯉伴が幼山吹乙女の魔王の小槌によって貫かれる。
 自分の詠んだ古歌が鍵として全てを思い出すように仕組まれていた山吹乙女、鯉伴を自らの手で刺し貫いてしまったことに悲鳴を上げる。
 そこに現れた鏖地蔵。
「ひぇひっひっひっ、そうじゃ悔やめ女!! 自ら愛する男を刺したんじゃぞ? 出来なかった偽りの子のふりをしてな!! あっひゃっひゃっひゃああ」
 と更に山吹乙女を精神的に追い詰める。
 そのことが原因で彼女が羽衣狐になったのだと。

 山吹乙女はリクオにもっと顔を見せておくれと頼む。


「うり二つ…。あの人に…。妾に子が成せたなら、きっとあなたのような子だたのでしょう」

 とそこで鯉伴と自分との間に生まれたリクオの姿を幻視し、倒れてしまう。
(あの人と…妾の、子…)

 そこで思い出す、鯉伴の言葉。

「オレたちの子が次の魑魅魍魎の主になるんだ。その時のためにもオレがこの組をでっかくする! 一緒になるぞ。一生…ついてくるんだ」

 その言葉を胸に、山吹乙女、リクオの腕の中で逝く。

「じじい。今すぐ三代目の座をよこせ。力がいる…。どんな手を使ってでも…強くなんなきゃいけなくなった。この敵は、オレが刃にかけなきゃなんえぇ…」

 というところで次回に続く。


 
 義姉かと思いきや義母とか色々若干紆余曲折しましたが、羽衣狐の寄り代は山吹乙女本人であることが判明。
 したかと思いきや……退場? ……ですよね、今回の感じからすると。

 僕の前回の予想としては後者の方でした。
 反魂の術で蘇らせたということまでは予想できませんでしたが……。

 それに鯉伴の殺害と羽衣狐化のタイミングは逆でしたか。


 今回で気になるのは、何と言っても山吹乙女の安否、十中八九退場だとは思っていますが。
 それに彼女が退場となると、狂骨の所在がどうなるのかということ。

 リクオが三代目正式襲名となるか。
 そして粉々になってしまった祢々切丸をどうするか。

 色々と問題が山積みならが、京都編も間もなく終了かな?



 14巻、それに小説3巻は12月29日発売。

 
 ぬらりひょんの孫(14)(ジャンプコミックス)
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 ぬらりひょんの孫 京都夢幻夜話

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[ 2010/11/30 22:51 ] 週刊少年ジャンプ | TB(0) | CM(0)
プロフィール

ココノイ

Author:ココノイ
久しぶりに調子が悪くなかったので、ベビステ感想のブランク部分埋めが完了。
次はコミックの感想にいけたらいいなぁ。

最近購入しているコミック誌とか
まぁ、買っているからといって、その雑誌の感想を書いているとも限らないわけですが……。
一応その雑誌に載っている漫画の感想はある程度書きたいなぁと思っていたりするのです。
週刊少年ジャンプ
週刊少年マガジン
週刊少年サンデー
月刊コミック電撃大王
月刊ヤングエース
月刊タイムきらら
月刊ヒーローズ

この辺に連載されているものは時々何かの話のネタにしたり、しなかったり。
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