リュウグウ王国人魚の入り江、数時間前。
硬く閉ざされた樽、それをほんの少しながら開けてしまった人魚達。
それだけ開けたらもう充分と能力を使い抜け出したカリブー。
水場に逃げようとする人魚たち、彼女等を能力で捕らえる。
それはドロ沼、脱出不可能な“底なし沼”、そんな彼の能力は“ヌマヌマの実”の「沼人間」。
人魚たちを自分の能力で捕らえ、オークションでも相場を考え、麦わら一味のおかげで入国審査もなく魚人島へ上陸でき、人魚を狩り放題だと笑みを浮かべる。
港町サンゴが丘では、麦わらの一味が人魚入江の娘たちを攫っていったのではないのかという話が。
その理由はその時あの場にいたのが、娘達、戦いでのされた魚人街の連中、そして麦わら一味、そして人間にはいつでも高額で取引される人魚を攫う理由があると。
いままでもいい顔をして人魚に近づき攫っていた海賊は数知れず。
そこにプラスしてマダム・シャーリーの麦わらのルフィが魚人島を滅ぼすという予言も。
フカボシ王子はマダム・シャーリーの予知能力の的中率を知っていて、妹の恩人として接するつもりだったが、ルフィ達を野放しにはできないと、何かしらの対処をしようと考える。
一方そのルフィ達。
ギョバリーヒルズからネプチューン王自らの送迎で竜宮城へ。
その理由は娘が可愛がっているサメ「メガロ」をクラーケンから助けたから。
その竜宮城にはケイミーとパッパグも招待。
そして既に一人、ゾロが招かれていて、一人酒盛りを始めてしまっている。
一方他の仲間。
フランキーはトムの親族を探し、ロビンは大切な歴史が云々。
そしてナミは深海1万mなのに、どうして明るいのかが疑問に思いネプチューンに質問。
それは魚人島がある場所が明るいのではなく、世界で唯一光の差す海底に昔魚人達が住み始めたのきっかけ。
ここには地上の光をそのまま海底に伝える“陽樹イブ”という樹の根が届いている。
それが地上で受けた光を根に灯し、その樹が空気も海底に供給する。
ウソップは”陽樹イブ”という名にサニー号の船体“宝樹アダム”との繋がりを感じフランキーに教えてやろうと。
そしていよいよたどり着く竜宮城。
そこはパッパグの屋敷とは比べ物にならないくらいの大きさのレキーな城。
そこで早速右大臣と左大臣に護衛を連れずに下海に下りたことを怒られるネプチューン。
そして姫がまた不安になりヘコンでいる模様、そのことに激昂するネプチューンだが、その理由は国王自身が突如行方をくらましたため城内の不安を煽ったからだとまたしても怒られることに。
そしてその時にフカボシから連絡が。
一方ルフィは料理の匂いに釣られて、城内をフラフラ。
そこでたどり着いた先は、巨大で分厚い扉。
それはまるでインペルダウンの壁並み。
その扉を開くと中は真っ暗。
宴会場ではなかったのかと思うが、食べ物が用意されている。
食料庫かと思いつつも腹の限界を感じたルフィは少し貰おうと、食べ物があるところまで走っていく。
しかしそこは柔らかい地面の上、そして別の柔らかい塊にぶつかる。
その塊がプリンみたいだとトランポリンのように遊んでいると、
「きゃ……!! 誰かいらっしゃるんですか!?」
と悲鳴があがり、明かりが。
そこにいたのは巨大な人魚。
リュウグウ王国国王王女しらほし姫。
「人の体の上で何をなさっているのですか!!?…ハァ…ハァ…。どちら様でいらっしゃるんですか!? あなた様は!!! あなたもわたくしの命を取りに来たのですね!! ですけど恐くなんてありませんよっ!!! わたしくはネプチューンの娘なんですからねっ!!! 恐くなんか…!!!」
と台詞な気丈ながらも、この時点で目は潤み、目じりには涙が。
そして思いっきり泣き出してしまい、父と兄を呼ぶことに――というところで次回に続く。
いよいよカリブーの拘束が解ける。
そして能力が明らかに。
そして人魚狩りを開始する。
これでルフィ達が拘束されたりする展開になるのかどうなのか。
そして新キャラしらほし姫。
なんというか、普通に可愛い系です。
巨魚ビックキスの人魚姫ということで、かなり巨大ですか……。
しかしカリブーの人魚攫いの件、そしてマダム・シャーリーの予言、そしてしらほし姫の部屋に侵入とルフィの立場は非常に難しいものになるんじゃないのかなぁと思ったり。
そこに新魚人海賊団が現れたり、バンダーデッケンが現れて大混戦という可能性も見えてくるのでは。
とりあえず現時点では、その混戦の最中、陽樹イブに致命的なダメージを与えてしまい、それが原因で魚人島が壊滅といった流れになるのかなぁと思ってみますが。
いよいよ新世界編入りする61巻は今週発売です。
ONE PIECE 61 (ジャンプコミックス)
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