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第三の書庫

 マンガ、ラノベ、アニメ、ゲームの簡易感想を書いていこうと思っています。

ベイビーステップ #278 「フューチャーズ」 感想

 ブラデントンオープン前日。
 エーちゃんは例の周辺視野を鍛えるマシーンで、練習の成果を確かめる。

 順調にボタンを押していくエーちゃん。
 それを終えると、ちょうど待っていた池が。
 部屋の鍵を返しに行き、駐車場で改めて池と待ち合わせるエーちゃん。

 そして先ほどの結果はピートの20を超える21。


 池の運転する車の中。
 話題は明日の大会のこと。

 エーちゃんの初戦はピート。
 しかもまだ練習でも一度も勝てたことがない相手。
 更に池も自分たちの世代ではかなり強くなりそうな奴だと評価。

 ピートのことをよく知っている池。
 というのも、アメリカに来て最初に仲良くなったのがピートなのだと。
 その当時、ピートはまだテニスではなく、野球をやっていたものの。

 ピートと野球という話題が出たことで、エーちゃんは何故野球をやめたのかという疑問が。
 それには池が答える。

 ピートの父親はかなりの野球選手だったものの、プロにはなれず。
 その後地元球団のスタッフとして働く生粋の野球人だった。
 そんな父が兄弟の中でもダントツで筋がよかったピートに付きっきりになり、朝から晩までの徹底指導だった。
 その結果、ピートは地元じゃ有名な野球少年へ。
 そして13歳で地元球団のスカウトが注目するほどの期待の星となる。

 そしてその頃、ピートの父がFLアカデミー(現IMG)に目をつけたのだと。
 まだ規模こそ小さかったものの、進歩的なエクササイズやメンタルトレーニングを取り入れていたため。
 その時はまだテニスのプログラムしかなかったが、ピートのため野球の専門家が雇われ、今ではIMGの野球プログラムの基礎になっているのだと。
 しかしピートの家は裕福ではなかったため、父親が親戚に借金しても足りなく、母親や上の兄姉まで働いてピートの練習資金を捻出していた。
 そして家では何でもピート優先。
 ピートが寝ている時は静かに、一台しかない車もピート専用。
 食事もピートだけ栄養価を考えてもらったもの。

 しかし、それはピートにとっても辛いものだったはず。

 ピートにとってはLFアカデミーで池と休憩時間にやるテニスだけが唯一全てを忘れられる時間で、今とは全然雰囲気は違っていた。
 幼いながら家族や親戚、学校や地元の期待に雁字搦めになって、温和な感じはなく、人を寄せ付けないピリピリした感じだったのだと。

 そして15歳の時の州の野球大会でのデッドボールに激昂したピートは大乱闘を起こしてしまう。
 それもあやうく相手に大ケガをさせるほどの。

 その時にピートは自分が重圧に耐えきれなくなっていることに気づき、それを親に告白した。
 涙ながらに、もう野球をやめたいことを。

 多くの人の期待を裏切ることになってしまったピート。
 でもLFアカデミーに支払った残りの額で、好きだったテニスは少しの間続けられた。

 その間に、コーチの目に留まって、コーチ料は無料に。
 更に、3年後には全米ジュニアの決勝まで行くほどのプレイヤーに。

「野球よりテニスの方が向いていたのかもな」
 と笑う池だが、以前に見せてもらった家族写真を思い出し、エーちゃんも驚きを隠せない。
 そしてその時の写真は、ピートが内定したスポーツメーカーの契約金を先払いしてもらってパーティした時の写真なのだと。

「こっちには色んな奴がいるぞ」

 その言葉で締める池。


 ピートの過去を知り、改めて考えるエーちゃん。
 いつも楽しそうにテニスをしていた裏の過去。
 でもそれは、重圧から解放されたからではない。
 今もなお、ピートの状況は大きく変わっていない。
 テニスに競技が変わっても以前と同じ重圧を背負っているはずだと。

 違うのはピート自身がテニスを選んだということ。
 一度は背置ききれない重圧に押しつぶされて、それでもテニスと出会い、また重圧を背負うことを選んだ。
 家族の期待と生活を背負うことを自分の生き方にすると。

(そういうふうに生きている人に・・・・、俺は勝たなきゃいけない・・・・。いや・・・・勝ちたい!)

 そう決心して迎えたブラデントンオープン大会当日。

 エーちゃんは受付をやっていた。
 すると他のスタッフが集まり、エーちゃんの働きっぷりをべた褒め。

「丸尾君て言葉イマイチなのに愛されてるよね。いや・・だから愛されてんのか?」

 と敦士さんが目を丸くするほどに。

 そんなエーちゃんを愛するスタッフの声援と厚意で、受付の仕事を切り上げて、練習に向かうことができるようになったエーちゃんはコートへ。

 一方対戦相手の、ピートも地元民の声援を受け、コートへ。


 そしていよいよ、エーちゃんの世界デビュー戦が始まる。
 3セットマッチ、ピートのサービスでゲーム開始。

(ピートのサーブの情報はもう充分にある・・・・)

 ピートの弩級サーブは何度も経験済み。
 情報を武器にエーちゃんはピート戦初勝利に向け歩みだす――というところで次回<#279 九度目の挑戦>につづく。



 ここに来てピート掘り下げ回。
 そういえば、野球を止めた理由とか語られていなかったですもんね。

 もっと軽い理由でテニス転向したのかと思っていましたが、意外と、というか、本当に深い理由がありました。

 やばい、こんなの知ったら、エーちゃんが勝ちづらくなるんじゃないか――



 と思いきや。



(そういうふうに生きている人に・・・・俺はかたなきゃいけない・・・・。いや・・・・勝ちたい!)




 うん、エーちゃんは流石ですね。

 勝ちに対する姿勢が全くブレない。


 何だかんだで、エーちゃんのこういうメンタルの強さは凄いなぁと思うんですよね。
 いや、まぁ、いつもながらのことですが……。


 それにしても、大会当日まで受け付けをやっているエーちゃんに思わずツッコミたくなりましたよ。
 そりゃ、アレックスも「・・・・・・お前、何やってんだ?」って言っちゃいますよ。


 とりあえずいきなりの難敵、ピート戦開始です。
 さて、本当に今度こそ勝てるのでしょうか。


 ベイビーステップ(28) (少年マガジンコミックス)
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[ 2013/11/27 23:19 ] ベイビーステップ | TB(0) | CM(0)
プロフィール

ココノイ

Author:ココノイ
サブPCが逝くまでサブブログとして継続中。
たまに一気に更新することがあったり、なかったり。

気まぐれでコピペと見せかけて……。

最近購入しているコミック誌とか
まぁ、買っているからといって、その雑誌の感想を書いているとも限らないわけですが……。
一応その雑誌に載っている漫画の感想はある程度書きたいなぁと思っていたりするのです。
週刊少年ジャンプ
週刊少年マガジン
週刊少年サンデー
月刊コミック電撃大王
月刊ヤングエース
月刊タイムきらら
月刊ヒーローズ

この辺に連載されているものは時々何かの話のネタにしたり、しなかったり。
適当な一言
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