第三の書庫

 マンガ、ラノベ、アニメ、ゲームの簡易感想を書いていこうと思っています。

ベイビーステップ #285 「笑顔」 感想

 第1セットを取ったエーちゃん。
 すると、第2セット早々にフォアのスライスに下がらず対応してきたピート。

(目の良さ・・・・。体格と身体能力・・そして柔軟性・・・・。僕らしさが活かせるのは・・。前!!)

(ここまでは一歩下がって勝負球を狙い打ってきたのに、下がらず前に攻めてきたからテンポが速い。でも、その分球が甘い! 抜くなら・・・・右? 左? 上?)

 しかし、前に来たピートを抜こうにも、スキはない。
 そこでエーちゃんは敢えてボディ狙い。
 正面に強く打つ。

 エーちゃんの狙いよりも少し高くなってしまったボディショット。
 すると、ピートはこれに反応しきれず、打ちにいった腕に当ててしまうミス。

 それはエーちゃんにとっても、ギャラリーにとっても、意外な展開。
 取りにくいコースだったものの、ピートが反応できないショットではなかった。

 それはピート自身にとっても同様。
 なぜ反応できなかったのか、自分でも分からず戸惑う様子。

 そんな中、テニスのルールをしっかり覚えてないピート父だけは、今のは死球でピートのポイントだろと言ったり。
 しかし、テニスのことは分からずとも、ピートの様子は敏感に察知。


 そしてピートの不調を察知したのはエーちゃんも同じ。
(今の球・・・・普段のピートなら対応できたはず。理由はわからないけど、今のピートは練習の時より動きが悪い・・・・。攻めるなら・・・・今だ!)

 ジャンプショットとフォアのスライスを積極的に織り交ぜ始める。


 ピートの動きの固さは、試合を観ていた敦士さんも実感。
 しかし、ピートの劣勢はそれだけではない。
 エーちゃんのフォアのスライスが有効に使われている。
 それを狙い打ちたいピートの思惑を利用するかのように速度を変えコースをつき、簡単に打たせない。

 それでも無理やり打ち前に出ると、エーちゃんはストレートにコントロールし、ピートの横を抜く。
 これで0-30。

 これまでの流れを見ていた敦士さんはエーちゃんのチェンジオブペース、その真価を目撃することに。

(ピートはタイミングを外されてジワジワと自分のプレーができなくなってる。丸尾くんのテニスはそうやって相手のテニスを崩していくプレースタイル。第1セットを取ったからってのもあるけど、だんだんピートが丸尾くんに操られてるように見えてきたぞ。丸尾くんのチェンジオブペースは・・・・ハマるとここまでスゴいのか・・・・!)

 敦士さんの言葉を示すように、エーちゃんはピートを圧倒。
 このセットの頭をブレイク。
 自分のテニスができているという実感を強く持つ。


 ピートが掴みかけていた流れを簡単に断ち切ったエーちゃん。
 このエーちゃん優勢にピートがやばいのではという雰囲気が観客の中に流れ始める。

 そんな中、ピートは父が久しぶりに観に来ているのだから、今こそ自分らしいテニスをしなくてはと考え、逆に固くなってしまっている。

 すると、その様子に気づいたピート父。

「Hey! Show me that smile!」

 と手を鳴らし、ピートに聞こえるようそう叫ぶ。
 するとテニスは試合中アドバイスはダメだとピート兄に窘めたりするものの、こんなのアドバイスではないと一蹴。
 テニスのことは知らないんだから黙っていてと言われても、ピートのことは誰よりもよくわかっているのだから、ここは笑顔だろうと、自分もスマイル。

 その笑顔でピートは以前に言われた言葉を思い出す。

(いいかピート・・・・。苦しくなったら、まず笑うんだ。顔が笑うと身体の他の部分や心までつられて笑っちまうんだ。そんでホラ・・・・自然と無駄な力が抜けていくだろ? これだけは忘れるな・・・・。俺たち家族はいつまでもお互いが笑顔で支えあってるんだぞ・・・・)

 その言葉は、幼い頃から言われ、そしてピートが野球をやめた後でも言われた言葉。

 そして野球をやめ、まだテニスでプロを目指すと決める前。
 FLアカデミーでテニスをやり、池との練習試合でサーブゲームをブレイクしたときのことを嬉しそうに報告するピート。

 それを聞いた父が、笑えるようになったんだなと言った言葉。

 それがあったから、もう一度心から笑えるように、テニスの道を選んだという自分の原点を思い出したピート。

 その表情には笑顔を取り戻している。


(笑顔って・・・・。本当に笑っている)

 その笑顔を見たエーちゃんも、また表情が和らぐ。

 エーちゃんは、間違いなく要注意だと、警戒心を一段階上げてのサーブ。
 ワイドへの厳しいコースも、ピートは苦にせず、リターンダッシュ。

 前に詰めてきたピートに対して、エーちゃんはネット際に沈めるショット。
 するとピートはこれをボレーで深く返す。

(深い・・・・。スムーズだし思いきりもいい)

 エーちゃんはピートを抜こう放ったクロスは、ピートの片手バックのボレーで決められてしまい0-15。

(よし・・・・。固さがとれたら、今までより身体が自然に動くようになった。ありがと・・父さん・・)

 今まで以上の手応えに、ぐっと拳の握るピート。

(同じ前に出てくる展開でも、さっきまでとは動きも球も全然違う・・。いや・・・・いつにも増して・・・・積極的でリラックスしながらも集中してる感じ・・・・。間違いなくいい状態のピート・・・・。でも、こっちは1セットと1ブレイクのリードがある分大胆にいける。この試合は・・、このピートに攻め勝つ・・!)

 好調さを取り戻したピートだからこそ、攻め勝つという思いを強めた――というところで次回<#286 払拭>につづく。



 ……って、第2セットも早々のブレイク。
 ちょっと予想外の展開でした。

 第2セットは頭からピートが好調さを発揮するものだと思いましたので。

 しかし、ピートは父が来ているからこそ、固くなってしまうピートの心理はわからないでもない。
 野球をやめて始めたテニスで、負ける所は見せられない的な?

 だからこそ、スマイルといった父のアドバイスはものすごく有効なものだったなぁと。
 それも父が言うからこそ、意味があると思いますし。


 そして見せたピートの笑顔。
 これは精神的に吹っ切れた感じですし、下手をするとゾーンに入るんじゃと疑ってしまうほど精神状態はよくなりますよね。

 アレだ。

 宮川との2戦目の大林のアドバイスを思い出すんですよね。

 しかし、エーちゃんは、ピートに釣られて笑っていますけど。
 いや、まぁ、笑うというほどではないですけど。

 なんというか、戦略を練りに練って、完全に自分のペースで試合を進めて……。

 このまま行けばすんなり勝てそうってタイミングで、対戦相手が調子を取り戻して笑うって、エーちゃん凄いですね。

 ただ勝つだけじゃ面白くない。
 100%以上の相手に打ち勝ってこそ的な心理状態ですか?

 まぁ、そこまでではないでしょうが、それに近いものがあったりするのかなぁと思ったり。





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 ベイビーステップ(29) (少年マガジンコミックス)
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[ 2014/01/29 20:28 ] ベイビーステップ | TB(0) | CM(0)
プロフィール

ココノイ

Author:ココノイ
久しぶりに調子が悪くなかったので、ベビステ感想のブランク部分埋めが完了。
次はコミックの感想にいけたらいいなぁ。

最近購入しているコミック誌とか
まぁ、買っているからといって、その雑誌の感想を書いているとも限らないわけですが……。
一応その雑誌に載っている漫画の感想はある程度書きたいなぁと思っていたりするのです。
週刊少年ジャンプ
週刊少年マガジン
週刊少年サンデー
月刊コミック電撃大王
月刊ヤングエース
月刊タイムきらら
月刊ヒーローズ

この辺に連載されているものは時々何かの話のネタにしたり、しなかったり。
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