アニメ第2シリーズ放送決定!!
というわけで、マーシャと清水さんがカラーで登場。
タクマさん、ラウンジに入る直前、この大会の目の前に張ってあるこの大会のポスターが目に入る。
そしてその中でも大きく出ている池を見て、相変わらずムカつく顔だと。
と、そこにスタンばっていた宮本記者が声を掛ける。
タクマさん自身、取材などは苦手なものの、スポンサーから既にプロなのだから自覚をもってファンサービスを心がけるようにと釘を刺されてしまっている。
ということで、その取材を受けることに。
しかし、その内容はジュニア時代からしのぎを削った池。
その池に対して今のタクマさんが何を思っているのかという質問。
正直タクマさんにとってはまた池の話かと辟易。
「しのぎを削るって言うか・・・・。中学時代に追い抜かれてそのまま引き離されっぱなしですけど」
と、あまり気持ちの入っていない様子で答える。
とはいえ、以前のタクマさんに比べれば冷静な対応。
それを宮本記者は実績を積んだからこその余裕と捉える。
だからこそこの1年で差を縮めた実感はあるのではと。
タクマさんはここ最近成長著しい選手の一人であることは間違いない。ということでそのモチベーションが何なのかを尋ねる。
そう言われても実感のないタクマさん。
そのモチベーションが何なのかを改めて考えてみる。
タクマさんは小さい頃から身体が大きく動けたため、同学年には負けなしだった。
そして当時大人から『天才』と言われて、その気になり、プロになって活躍するのだと当然のように思っていた。
しかし本当の『天才』はすぐ近くで、日々力を付けていた。
それが決定的となったのが、中3の時。
池相手に惨敗、同時に池が渡米をすると聞かされ、タクマさんは池のような相手と同じ世界で戦い続けなければいないという事実に押しつぶされそうになっていた。
また勝って期待されているうちは楽しかったが、勝てなくなり期待されなくなったら。
そう考えると、何のためにテニスをしているのかがわからなくなってしまった。
テニスより楽しいことはいくらでもあり、探せて向いていることだって他にある気がしたと。
どんなに頑張っても勝てないなら、練習するのが馬鹿らしくなったと、少しの怪我でも練習をサボることが増えていた。
そんな時でもなっちゃんがタクマさんを心配し、連絡をしてくれていた。
だからこそSTCに練習にもいく。
それは半分本音で半分言い訳。
そんな時でもサーブだけは楽しかったから。
そんな時にSTCに入ってきたのが、どう見てもテニスに向いてなさそうだったエーちゃん。
そしてあの喧嘩となった原因の一言。
「やっぱりタクマ先輩もプロ目指してるんですか?」
そんな心理状態だったから、ついキレてしまった。
でもなんでこんなにも怒ったのか
改めて問われて、戸惑うことに。
そしてエーちゃんと初めて試合をした直後。
タクマさんの練習内容を教わり、練習スケジュールを組もうとしたエーちゃんに一瞬呆れつつも、同時に悟った。
(ああ、そうか・・・・。俺はまだ何もやってねぇ・・・・。だから吹っ切れなかった・・・・)
それからタクマさんは気持ちを切り替え練習に励む。
(やってやる・・・・。練習して強くなって、プロになって・・・・、池を倒す!
それからナツのことも・・・・)
そんな矢先に、エーちゃんの告白未遂を目撃。
片思い歴10年のタクマさん。
エーちゃんが意外と手が早いとショックを受けることに。
ここで何もやらずに諦めたくないタクマさん。
なっちゃんにメールを。
『お前、丸尾のことどう思ってんの?』
『好きだよ。でもまだ言えないから内緒だよ!』
思わぬ告白に、布団に寝込むことに。
それでもこの時既にテニスに真剣になっていたタクマさん。
むしろ全力で前に進むため、より練習に力を入れることになる。
そして高校卒業後プロとなり、チャレンジャーでの優勝。
日本ランキングは20位に、世界ランキングも512位に。
それでもなぜか、気が晴れず、確固たる自信も持てない。
その理由は池に勝てていないからか。
そう考えていた矢先の門馬さんとの練習試合。
6-2での完敗。
日本2位の門馬さんともまだこれほどの差があるのかと。
そこでタクマさん、試合後に門馬にどこが悪かったのかを恥を忍んで聞くことに。
その心意気に門馬さんも将来デ杯に関わることがあったら、全てを懸けて協力することを条件に、それを答えることに。
端的に。
「いつまでもグズグズ迷ってんじゃねえ!」
虚を突かれるタクマさんに、門馬さんは続ける。
「大胆にサーブ&ボレーに出てくるクセにプレーに迷いがある。プロでやってく自信も本当は、まだないんじゃねぇのか?」
池の目標は一番強い奴をやっつけることだと。
門馬さんの目標はデ杯優勝。
その上で、タクマさんの目標は何だと。
プロとしてやっていいくことか、あるいは池に勝つこと、または誰かを認めさせること、それともウィンブルドンの優勝かと。
それがハッキリしないから、何をやってもグズグズ迷うんだと。
「お前モテねぇだろ・・・・。そういう奴はたいがいがモテねえ」
と更に言葉を加え、切って捨てる。
ショックを受けるタクマさんだが、門馬さんの言葉をよく反芻し、そして官署の言葉を。
が、門馬さんが聞きたいのは感謝の言葉ではなく、タクマさんの答え。
「もう一度聞く。お前の目標は何だ?」
そしてタクマさんはテニスをするその先の、本当の目標を考える。
すると自分でも思っていないほど自然に言葉がでる。
「サーブ&ボレーで一番になることですよ・・・・」
そして言葉にしたことで、驚くほどにスッキリとしたのだと。
そんなことを経たからこそ出た、宮本記者への言葉。
「ジュニアの頃は池に追いつこうと思ってたところもありましたけど・・、最近はもうそれはやめました。それがよかったのかもしれません」
意識しなくなったのは、一番になるためには倒さなければいけないのは誰でも同じ。
今回もまずエーちゃんと当たり、勝ち進めば門馬さんとも当たるかもしれない。
「この二人にだって世話になったし、勝って恩返ししなきゃなんないんで」
すると宮本記者はその言葉に食いつく。
門馬さんはともかくエーちゃんに世話になったということに。
とはいえ、同じクラブだったため、その100倍は世話したというタクマさん。
宮本記者もその辺を詳しく聞きたいというが、ここでふと我に返ったタクマさん。
今の話はオレフレでとお願いし、立ち去ることに。
その辺も面白そうで、記事にできそうなのにと残念がる宮本記者。
「全っ然、面白くないです」
なにせ、それはただタクマさんがカッコ悪かったという話だから――というところで次回<#316 2R>につづく。
というわけで、タクマさんの話。
うん、まぁ、才能があった故の苦悩ってことですよね。
諦めることもできず、エーちゃんが来るまで割り切ることもできず。
それだけ池が規格外だったってことでもあるのですが。
まぁ、コレをカッコ悪いと切り捨ててしまうと、こう色々と僕も心が痛くないわけではないので。
そしてタクマさんのふて寝に思わず笑ってしまいました。
子供の頃から変わってない。
あとはいよいよアニメ2期の話。
マーシャと清水さんがいよいよアニメで動くわけですよ。
もう超楽しみなのですよ。
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