第三の書庫

 マンガ、ラノベ、アニメ、ゲームの簡易感想を書いていこうと思っています。

ベイビーステップ #364 「照準」 感想


 門馬さんとの準決勝。
 第1ゲーム、門馬さんはあっさりキープしたものの、怒りを露わにした。

(スムーズにキープできたのに、あの感じ・・・・。何か気に入らないのかな・・・・。怒りは基本的にパフォーマンスを下げる・・・・。だったら俺には有利なはず。
 とにかく・・・・俺がやることは変わらない。まずは自分のテニスでサーブキープ!)

 センターへの速いスピン。
 しかし、それをあっさりと返されてしまう。

 怒っているように見えても、門馬さんのプレーは冷静。

(期待の若手と聞くと・・・・。ついつい頭に血が上っちまう・・・・。それでどう来るんだよ・・・・)

 エーちゃん、パワーヒッターである門馬さんと強打で打ち合うことは避け、スピンサーブを活かし、スライス。

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(またか・・。これは力から逃げるためのチェンジオブペース・・・・)

 スピンからスライス。
 サーブゲームでの、この緩急も門馬さんには通じない。
 むしろ逆に追い込まれてしまうほどのショットを打たれてしまう。

 これが門馬さんの鉄壁のディフェンス。

 ならばとスライスの次は、門馬さんの球威を活かし、強い直球で勝負に出るが、これはもう完全に門馬さんの読み通り。

 (追い込まれながらのチェンジオブペースは戦略とは言えない・・・・。ただの『博打』だ)

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 門馬さんのフォアのダウンザライン。
 これが決まり0-15。

 エーちゃんは、門馬さん相手には、普段のチェンジオブペースでは話にならないと判断。
 まだ序盤ながら、手遅れになる前に行くしかない。

 種村さんとの試合終盤の様に緩急、回転、コース全ての質を上げて、浅野さんを参考にしたハイリスクのチェンジオブペース。

 アドサイドからのサーブ。まず早いフラットをワイドへ。
 そして帰ってきたリターンを思いっ切り鋭角のクロスで狙い、門馬さんをコートの外へ。

 そしてできたオープンコートを狙って、速攻強打。

 これには流石の門馬さんも間に合わないが、惜しくもアウト。
 しかもミスをするほどのコースだったにも関わらず、あと半歩で返される所だった。

 が、門馬さんは敢えてそれを見せているのだろうと判断。
 種村さんとは真逆で、どんな球でも諦めず最後まで追うというところを。

 次のポイントはストローク戦となる。
 そんな中、門馬さんの動きが一気に加速する。
 互角の状況まで押されたところで、攻撃に。

 そこが攻守の切り替え点なら、狙ってみる価値はある。
 門馬さんのクロスへのショットを読み、当たる。

 とはいえ、門馬さんのショットの球威と深さでは、中途半端なチェンジオブペースではダメ。
 ということで、ここはその球威を活かした逆転の一撃。

 これをバックハンドのダウンザライン。
 これがラインギリギリに入り、15-30。


(前のゲームと同じ・・・・。追い込まれて無理して打ったショットが、今回はたまたま入っただけ)

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 それだけに門馬さんの不機嫌さは変わらない。


「それで浅野さん・・・・。昨日、門馬とは丸尾について、どんな話をしたんです?」

「ああ、丸尾くんは門馬くんが苦手だった俺に似てるって話だよ」

「そしたら怒ってたよ。浅野さんに似てる高校生なんているわけないって」

「力に対抗してチェンジオブペースってとこは似てますよね」

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「うん、でも門馬くんの味方は違うんだ。俺のスタイルはテニス界に交互に訪れた、力とギジュ鬱の時代を生き抜いてできたもので、一朝一夕で習得なんかできやしないと言うんだ」

「なるほど・・・・。確かにそれもそうでしょうね。丸尾は肉体改造したり苦労はしましたが、力の時代に力で対抗しようとまではしていない」

「俺が丸尾くんほど頭がよくなかっただけなんだけどね」

「ハハハ・・・・。それで浅野さんは門馬に、どうアドバイスを?」

「実際、門馬くんは実力上位だし『自分のテニスをした方がいい』と率直に言ったよ。ただ、あのノート・・。つまり『情報戦略を甘く見ない方がいい』とも助言した。アレは門馬くんにとっても新しいテニス・・。自分のテニスが『いつの間にか、徹底分析されて状況が変わる前に勝負を決めた方がいい』ってね」


 エーちゃん、いいサーブが入っても、門馬さんの鉄壁の守備に阻まれて、攻めあぐねている間に一気に逆襲を食らう。

 ならばと、攻守の切り替え点を狙って、リスクを負ったコントロールショット。

 これも際どいものの、アウトとなり、早々とダブルブレイクポイントのピンチを迎える。

(ダメだ・・・・。相手は基本守備的なのに、どうしても先に追い込まれて、対応が後手後手に回ってしまう)

 それには追い込まれないようにするしかない。
 そのために、さらにリスクを上げて、球威と精度を上げる。

 というのは、もう無謀の悪循環。

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 ブレイクされて取り返しがつかなくなる前に、何とかしなくてはならない。
 浅野さんが言っていた、門馬さんが『守る必要がなく、攻めづらい状況』を作れれば、門馬さんのリズムを崩せるかもしれない。
 それは打開策というよりも、消極策だが、今はとにかく変化が必要と判断。

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(『うまくいけば、流れはこっちに来る』・・・・。『ひとつ決まれば状況は変わる』・・・・そんな不確かな結果に頼るテニスに・・・・、日本を背負わせることはできねえ。この試合を左右するブレイクポイント。どういう選択をするかが、お前の人生を大きく左右する。そのつもりで来い・・・・!)

 早々のピンチ、エーちゃんは凌げるか――というところで次回<#365 責任>につづく。




 いきなりのダブルブレイクポイントを迎える大ピンチ。


 しかもチェンジオブペースが後手後手に回ってしまっていますね。
 力から逃げるためのものになってしまっているかは、まだ判断するには早いかもですが。


 少なくとも、今のままでは、サーブゲームといえど門馬さんからポイントするのは厳しそうですが……。

 とりあえず、まずこの第2ゲーム。
 その前のこの重要ポイント。

 ここで、門馬さんの想定の上をいくだけもを示せるのかどうか。

 そこが最初の関門という感じです。



 
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[ 2015/10/28 22:29 ] ベイビーステップ | TB(0) | CM(0)
プロフィール

ココノイ

Author:ココノイ
久しぶりに調子が悪くなかったので、ベビステ感想のブランク部分埋めが完了。
次はコミックの感想にいけたらいいなぁ。

最近購入しているコミック誌とか
まぁ、買っているからといって、その雑誌の感想を書いているとも限らないわけですが……。
一応その雑誌に載っている漫画の感想はある程度書きたいなぁと思っていたりするのです。
週刊少年ジャンプ
週刊少年マガジン
週刊少年サンデー
月刊コミック電撃大王
月刊ヤングエース
月刊タイムきらら
月刊ヒーローズ

この辺に連載されているものは時々何かの話のネタにしたり、しなかったり。
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