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第三の書庫

 マンガ、ラノベ、アニメ、ゲームの簡易感想を書いていこうと思っています。

ベイビーステップ #414 「元気」 感想


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 「待った?」
 までの一瞬。
 ときめきを、焼き付ける。



 というわけで、巻頭カラーです。



 いよいよ日本代表の吉道さんとの試合。
 そのファーストサーブ。

 これはネットに引っかかったものの190キロオーバーのもの。
 これが60%くらいは入ってくると覚悟して、リターンに備える。

 そしてセカンドサーブ。
 これはかなり強いスピンでコースをついてくる。

 それでもサンチェスよりはマシ。
 これを狙っていきたいエーちゃん。

 エーちゃんのリターンはクロスへのコースをついたもの。
 この一撃で体勢を崩し、いきなり優位を奪うことに成功。

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 吉道さんは門馬さん世代。
 ストローク力でねじ伏せに来るタイプ。

 一方のエーちゃんは、池世代。
 先に勝負に出るタイプ――ということで、ストロークの中でタイミングを見計らい前に出る。

 これに対しての吉道さんの反応は普通。
 しかし、足が速いため、エーちゃんのアプローチにも平然と追いつき、逆襲。

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 このショットが決まり15-0。

(完璧に抜かれた・・。これが日本代表の実力・・・・。俺の強打の連続も単調だったけど・・とにかく、ここぞという球際で強い)


「っしゃ。2本目!」

 気合を声に出しながらも、ガッツポーズは控えめな吉道さん。

 今度のサーブはファーストから、コースに入ってくる。

 この好サーブもエーちゃん何とか深くリターンすることに成功。
 このリターンに対しても吉道さんは強打ということで、ストロークは基本的に強烈なものが多い。

(この脚力と力には守備位置を前にして対応・・・・。体力負けせずに攻め続けるには、リズムに乗ることも必要・・・・。そうやってこのストロークから逃げずに戦うことが勝ちへの近道!)


 しかし、吉道さんのストロークにスキはない。
 このままではラチがあかないと、リスクを負ってエーちゃんは勝負に出る。


 ここで速いフォアのスライス。
 ここで少しはタイミングを崩せたと判断したエーちゃん、今度は単調にならないよう、深く遅い球で前に出る。


 しかし吉道さんは、その遅い球もしっかりと待って、厳しいコースを狙ったショートクロス。

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 前に出ていたエーちゃんは、その球に強引に飛びつき、ポイントを取り15-15。


(かなり無理してうまくいったから前に出たのに、抜かれそうだった。想像以上ののストローク力だ・・・・)

 と思って吉道さんの方を見やると、手でラケットを叩き拍手。

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(あ・・・・・・ほめられた)

「今のはしゃーないっ。よしここリード!」


(試合中こんな気持ちを声に出すなんて・・・・。最近では珍しくオープンな人だな・・・・。いや・・・・そんなことより、まずはあの脚力だ・・・・。怪我してたなんて思えない瞬発力、過去の試合を見る限り持久力も底なし・・・・。全体的に門馬さんに似てるけど、脚力だけなら、それ以上かもしれない)


 そんなエーちゃんと吉道さんの試合を見守る人物。
 それをウォームアップ中の渡邊さんが発見。

「ちわっす」

「あ! タカくん」

「葉子さん今日は応援にいらしてたんですね」

「うん、海外はあんまし観に行けないからねぇ」

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 彼女は吉道さんの妻、葉子さん。

 と、そこでエーちゃんにポイント。

「バッカ・・。違う違う、次!」

 そして続くサーブでエースを取り、30-30。

(感情を表に出すタイプという意味では荒谷くんと同じだけど、吉道さんは感情でプレーが変わる感じじゃない。成功しても失敗しても調子に乗ってくることもなければ、落ち込むこともなく、ただずっと元気・・・・。そういう意味では実は見かけより安定している。
 ・・・・となれば、あの脚力と強烈なストロークと、その安定感を乗り越えてブレイクしなきゃならないわけで・・・・、やっぱりそれはとんでもなく大変な気がする・・・・)


 と、そこで葉子さんが対戦相手であるエーちゃんの事を質問。

「相手の丸尾選手ってどんな子なの?」

「かなり遅れて最近出てきた奴なんスけど・・・・。力はなくてもやたら多彩な攻撃パターンを持つ不思議なタイプですね」

 と、ここでエーちゃん、吉道さんのサーブとタイミングがバッチリ合い、リターンエースを決める。

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「おおーっ。若いのに強敵なのね」

(この江川を倒したリターンを軸に、よく見りゃかなり緻密な攻撃をしてやがんだな・・)



 と、いきなりブレイクチャンスを迎えたエーちゃん。

 続くポイントはストローク戦の中、エーちゃん優位のまま、吉道さんを一歩下がらせることに成功。

 するとすかさず、ドロップ。

 吉道さんも自慢の脚で追いつくものの、ネットに引っかかり、エーちゃんのポイント。

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 これでいきなりのブレイク――というところで次回<#415 日本の母>につづく。





 
 休載からの巻頭カラー。

 しっかり待ち合わせ時間より前から待っていそうなエーちゃん。
 それよりも前にから待っているなっちゃん。

 最初こそ、違和感を感じないでもなかったですが……。
 意外と尽くす系であったことが判明した現在では納得できるところもあります。


 まぁ、それはさて置いた吉道さんとの試合の話。


 エーちゃんの出足は上々。
 むしろ上々すぎです。

 これは出会いがしらに、リズムが上手くかみ合ったってのが大きかったんでしょうね。
 まぁ、エーちゃんの実力が確実に日本代表レベルに達してきたってのも、もちろんあるのでしょうが。

 それにしたって、いきなりのブレイクはパないです。


 何だかんだ言って吉道さん、いい人そうなんですよね。
 現日本代表の兄貴分というか、何と言うか。

 ほら、門馬さんとか天然な人ですし、プレーで引っ張るタイプではありますが、それ以外では吉道さんが色々フォローしていたのではと思わなくもないです。

 そして、それ以外にも色々な面でフォローしていたのが葉子さんだったりするのでは?
 それが次回サブタイの『日本の母』にかかってくるんじゃないのかなぁと。

 渡邊さんの反応とかも若干それっぽいですし。

 まさか、義道さんが日本代表の皆を世話していて、日本の母と呼ばれている……とかではないですよね。

 まぁ、普通に若手なんかを家に招いたりしたりとかしているんじゃないのかなぁとは思いますが。




 ベイビーステップ(42) (週刊少年マガジンコミックス)
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[ 2016/11/30 22:54 ] ベイビーステップ | TB(0) | CM(0)
プロフィール

ココノイ

Author:ココノイ
サブPCが逝くまでサブブログとして継続中。
たまに一気に更新することがあったり、なかったり。

気まぐれでコピペと見せかけて……。

最近購入しているコミック誌とか
まぁ、買っているからといって、その雑誌の感想を書いているとも限らないわけですが……。
一応その雑誌に載っている漫画の感想はある程度書きたいなぁと思っていたりするのです。
週刊少年ジャンプ
週刊少年マガジン
週刊少年サンデー
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月刊ヤングエース
月刊タイムきらら
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この辺に連載されているものは時々何かの話のネタにしたり、しなかったり。
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