第三の書庫

 マンガ、ラノベ、アニメ、ゲームの簡易感想を書いていこうと思っています。

ベイビーステップ #436 「尊敬」 感想


 左利き特有のサーブを意識した守備位置を取ったエーちゃん。

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 まずはスライス対策に重きを置いて、コート中央まで遠くなる分は急いで戻る意識を強く持つ。

 当然クリシュナもがら空きのセンターを狙いたくなるが――。

 それでもクリシュナの選択はワイド。
 しかし、エーちゃんの予想よりも低い弾道で跳ねる。

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 これにはエーちゃんも反応が遅れ、返したリターンはネットに当たり大きく跳ねアウト。

 しかし、アウトになったとはいえ、2球目で捕えてきたエーちゃんに、クリシュナは表情を引き締める。


(思った方にサーブが来ても、ここまでバウンドが低いと難しくなる・・・・。クリシュナのスライスサーブはここまでの武器に進化したのか)


 というわけで、クリシュナのサーブの威力を思い知ったエーちゃん、デュースコートでもやや左目に寄った守備位置を取る。


 クリシュナはそれを確認したうえで、エーちゃんの寄っているセンターへのスライス。

 これがコースギリギリを突き、エーちゃんのリターンはネットにかかる。


 今度こそはと反応したエーちゃんだったが、クリシュナは先ほどのスライスよりも、球威を上げてきた分、捉えきれなかった。

 それでも、クリシュナにリスクを負わせたと考えれば悪くはない結果だと、エーちゃんはこの守備位置を継続。

 またしてもクリシュナはワイドへのスライス。
 しかし、今度はフォルト。

(だけど、第2サーブになったなら作戦成功)

 セカンドサーブになったことで、じわりと左に寄ったエーちゃん。
 その動きを見逃さなかったクリシュナは、今までとは違うサーブトス。

 それに気づいたエーちゃんだったが。

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 クリシュナのサーブはセンターへのキックサーブ。
 何とか中央に戻り、必死に手を伸ばすが、逃げていく球に届かず、フレームを掠めるのみ。

 結局第1ゲームはサーブのみで落としてしまったエーちゃん。

(今までにない第2サーブ・・。これがあるから強気で第1サーブを打ってきたのか・・・・。やっぱりクリシュナは本番だと、違う顔を見せる)

 ゲーム間にベンチに戻り、汗を拭く際にクリシュナが目をやったのは、エーちゃんのベンチに置かれたテニスノート。

(テニスノートか・・・・。あれを初めてみた時は驚いた。僕がいつも頭の中でしていることと同じだったから。そんなマルオをみんなが認めていた・・・・。こんな自己主張の仕方もあるんだと気づかされた・・・・。伝えたい気持ちは行動が伴って初めて伝わる。自己主張できなくて迷ってた僕が、思い通りにやろうと決断する力になった)

 第2ゲーム、エーちゃんのサーブ。
 こちらも出だしは確実にキープを意識。

 エーちゃんの好サーブも、クリシュナのハイレベルなリターンの前では、かなりのリスクを負わなければ、サーブだけでポイントすることは無理。

 あとは、ここからどうやってダウンザライン(強)まで持っていくか。


 クリシュナは両サイドへの中途半端に浅い球はダウンザラインを狙われるため、打てない。

 エーちゃんとしても、ダウンザラインをどこで使うかは問題。
 命懸けでいくのもいいが、強引過ぎてはいけない。

 お互いに決め手のないストローク戦になるかと思われた矢先、先に動いたのは、クリシュナ。

 フォアの速いスライスで、エーちゃんの体勢を崩し、空いたオープンコートに決め、0-15。

 エーちゃんとしても警戒していた球だったが、想像以上のキレ。
 しかも不利な状況でいきなり使ってくるとは思わなかった想定外の一球。

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(ビーチテニスからフォアの速いスライスを取り入れて武器にしたってアツシから聞いたよ。すごい発想だと思って、僕も取り入れさせてもらった。そうやって意外な所からテニスで活かせる発想をできるところは、本当に尊敬してるんだ)


 クリシュナのフォアのスライスにやられたエーちゃんは、早い内にダウンザラインの攻撃を成功させておきたいという気持ちを強める。

 しかし、クリシュナのスライス系で低い球を打たれると、強打を狙うのは難しい。

(明らかに丸尾のダウンザラインを警戒した組み立てのストローク。丸尾を強敵と認識して渡邊戦をしっかりチェックしてるのがわかる)

 青井コーチはクリシュナの戦術をそう評価。

 そんな中、僅かに甘く来たスピン。
 それを強引にダウンザラインに強打。

 しかし、クリシュナはそれを打たれる前に反応。
 クロスに返すが、エーちゃんは今度は大きく空いたオープンコートに決め、15-15。


(エースを取りにいったのに・・・・。ポイントはできたけど最初に強い武器と認識させることはできなかった。気付いた時にはすでに対応されてた・・・・)

 そして思い出すのは、なっちゃんの言葉。

 クリシュナは球を見る時間が短くて、相手を見ている時間が長いということ。

 それを踏まえ、今のタイミングから逆算すると。

 ダウンザラインのために一歩前に出た瞬間に動き出していたということになる。

(俺のダウンザラインを警戒していたのもあるだろうけど・・・・。だとしても・・・・。しっかりと相手の戦略を頭に入れて戦うだけじゃなく、それと同時に得られる視覚情報をむしろ優先しながら感覚的に対応している)

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 ――これが・・・強くなったクリシュナ。

 計り知れない頭脳にどう対峙する――というところで次回<#437 両輪>につづく。


 クリシュナのスライスサーブを警戒して、左寄りに守備位置を移したことで、何とかサーブに食らいつくことはできたものの、まだ返せなかったエーちゃん。

 一方、結果的にポイントを取られたとはいえ、武器であるダウンザラインを返し、自分の武器である速いスライスも見せたクリシュナ。

 ここまでは完全にクリシュナのペースですね。

 しかし、クリシュナのキックサーブ。
 何気に、ベイビーステップでキックサーブを使う選手って珍しい気がしますが……。

 どうしてもこのサーブはまだまだ王子の印象が強いからでしょうか?
 いや、まぁ、そういうわけでもないでしょうが。

 閑話休題。

 スライスサーブを警戒している中、キックサーブで逆に逃げる球とかやっかい極まりないと思いますが。
 ファーストサーブからこれを混ぜられると、そうそう守備位置を変えられないような気もしますが……。

 クリシュナがどう動くかですよね。


 そしてフォアの速いスライスを打つと聞いて、エーちゃんのそれを参考にしたんだろうなぁと思いましたが。
 案の定。

 裏切ったな、敦士さん。

 まぁ、敦士さんも、聞かれれば普通に答えますし、練習にも付きあいますよね。
 しかも、エーちゃんとの練習でノウハウもありますし。


 そしてクリシュナのエーちゃんリスペクトの契機が。
 エーちゃんノート。

 自己主張の方法が必ずしも気づかされ、そして意外なところからテニスに活かす発想を発見するその姿勢にも。


 しかし、エーちゃんが最初にクリシュナに親近感を感じたように、クリシュナもまたエーちゃんに親近感を感じていたのかもしれませんね。

 エーちゃんは無口だったクリシュナに。

 クリシュナは英語下手だったエーちゃんに、自己主張の下手さを。

 これでエーちゃんはクリシュナの語学力にショックを受けたようでしたが、クリシュナもエーちゃんのノートでの自己主張に衝撃を受けたのだと思います。
 これは、恐らくですが、エーちゃんが受けたショックの何倍もの。


 だから、クリシュナの言葉や独白以上にエーちゃんリスペクトは本物なんじゃないかなぁと思っている僕なのです。



 
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[ 2017/05/31 21:07 ] ベイビーステップ | TB(0) | CM(0)
プロフィール

ココノイ

Author:ココノイ
サブPCが逝くまでサブブログとして継続中。
たまに一気に更新することがあったり、なかったり。

気まぐれでコピペと見せかけて……。

最近購入しているコミック誌とか
まぁ、買っているからといって、その雑誌の感想を書いているとも限らないわけですが……。
一応その雑誌に載っている漫画の感想はある程度書きたいなぁと思っていたりするのです。
週刊少年ジャンプ
週刊少年マガジン
週刊少年サンデー
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月刊タイムきらら
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この辺に連載されているものは時々何かの話のネタにしたり、しなかったり。
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