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第三の書庫

 マンガ、ラノベ、アニメ、ゲームの簡易感想を書いていこうと思っています。

ベイビーステップ #217 「受諾」 感想


 ブレイクバックを許してしまったエーちゃん。
 露骨なバック狙いは止め、バックを狙う前までの展開をより入念にして勝負。

 しかし、緒方はタイミングの取りにくいエーちゃんのチェンジオブペースに対して、速攻でポイントを取りに来ている。

 フォアのストレートが決まり15-0。

 緒方のファーストサーブがマトモに入っての速攻はさすがにキツイ。
 ここで不用意にバックを狙うと、両手バックで逆襲され、無理に片手で打たせようとするとミスしてしまう。

 そこでエーちゃんは、速攻を回避しながらタイミングを外す、急激なペースダウン。

 緩いスピンをクロスに。

 すると緒方も、ペースを合わせ、スピンの緩い球を同じくクロスへ。
 その球は片手バックを打たせる程厳しく狙うには深い。
 そのため、高速スライスをフォア側に深く打つ、すると緒方はこれをクロスへの一撃で決めてくる。

 今のコースですら甘い。
 一瞬エーちゃんのペースに巻き込んだと思ったものの、緒方にはまだ全然余裕がある。

 そこでエーちゃんの次の手。
 今度は少し後ろに下がってのプレー。

 とことんペースダウンして、一気に守備的に。
 さすがの緒方もこれでは簡単に決めることはできない。

 際どいコースを狙うが、これがアウトとなり30-15。

 しかし、いくらエーちゃんの守備力をもってしても、緒方の猛攻を凌ぎ切ることはできず、このゲーム緒方がキープ。

(何とか取ったけど、守備力高いな・・・・)

(ミスはさせたけど、結局全部決められてキープされた・・・・。いくら大幅にペースを変えても、このレベルの相手に守備だけじゃ無理だ・・・・。やっぱりこのサーブを落とすのは相当難しい。でも、今のゲームは次の俺のサーブで活きる・・・・)

 2-2のタイ。
 落とせばリードを許してしまう第5ゲーム。

 エーちゃんのサーブは切れるスライスで確実にコースをつく。
 そして緒方のリターンに対して、先ほどの守備的に続けたゲームから一転、一気に攻撃モードに。
 最速の直球でクロスに。

 これにはたまらず、緒方の返球もやや浅くなる。
 エーちゃん崩せたら即勝負とバック側に回り込む。

(リターンゲームで完全にやられてる以上・・・・、このサーブゲームは絶対に落とせない。
 ブレイクされたさっきのサーブゲーム程度のチェンジオブペースじゃダメなんだ・・・・。だったら超スローに展開した、前の1ゲーム分を活かして、ここまでででできる最高のチェンジオブペース。
 結集した俺の強みを相手の弱点一点に集中させる!
 この鋭角クロスを片手バックへ・・・・!)

 エーちゃんの狙い通りのコースへ鋭角クロスが入る。
 しかし、緒方の脚はそれにも届こうかという勢い。
 両手で構ていたラケットを片手に持ち替えたことを確認し、来いと構える。


 一方の緒方は、リハビリ開け直後のことを思い出していた。
「一生懸命練習してただけなのに、どうして僕だけこんな目に遭うのかな・・・・。片手バックなんて打ったことないのに・・・・。また一から練習し直さなきゃなんないよ・・・・」

 リハビリを終え、テニスができるようになった緒方。
 しかし、以前のようにプレーすることはできず、思わず母にそう愚痴ってしまう。

「そうね・・。でも、克己ならきっと乗り越えられるわよ。それに・・・・ケガがキッカケで何か新しいことを始められたなら、よかったじゃない」

 その一言で、救われた緒方。

(・・・・・・・・よかった? そうか・・・・こんなケガでもしなきゃ、片手バックを練習しようなんて思わなかったもんな・・・・。バックハンドには両手にも片手にもそれぞれ強みがある・・・・。その両方を手にする機会を・・・・、僕は得ることができたんだ)


 話はエーちゃんとの試合に戻る。
 エーちゃんの最高の鋭角ショットに追いついた緒方、片手バックで放ったショット。
 それは一瞬コートの外にという軌道。
 しかし弧を描き、エーちゃんのコートの中に吸い込まれる。

 そのスーパーショットに一瞬息を飲む観客。
 審判の「0-15」のコールと共に、思い出したように沸く観客。

「な・・何だ今のっ!! どうなってんだ!? 外からスピンでねじ込んだぞ!!」


 しかし、緒方も今のは際どいタイミングだった。
(危なかった・・・・。今のはもうダウンザラインしかなかった・・・・)
 緒方にとっても、ギリギリの選択。


 そんな中、観客は、池のライバル緒方の完全復活を期待する声。
 それこそ難波江にも勝つ大番狂わせがあるんじゃないかと思わせる程に。

 そんな中、エーちゃん両親は言葉無く、見守るしかない。


 そしてどうしてもショックを隠せないのはエーちゃん。
(こっちのサーブゲームなのに・・、最高の球がエースで返された・・・・。ここまで完璧に準備したチェンジオブペースを返されたら・・・・。俺はどういうテニスで戦えばいいんだ?」

 まさに茫然自失。
 しかし、すぐに我に返り、弱気になった気持ちを振り払う。

(いやいや違う違う! こんな大雑把なマイナス思考は何の意味もない。ここまでバックを狙ってダメなら狙う意味はない。勝つために・・・・ここは諦めて受け入れるんだ)

 バックハンド狙いを諦めるということを受諾したことで、次回<#218 必要な戦い>につづく。


 スローペースからの高速スライスもダメ。
 超守備的でも無理。
 そして入念にチェンジオブペースで崩して、完璧にコントロールした鋭角ショットすらエースで返される。

 一瞬とはいえ、エーちゃんが茫然自失になるほど追い込まれているわけですからね。


 これは本当にハンパない。

 いや、まだスコア的にタイなんですけどね。
 何か、もう、完全に打ち負かされたような気分になってしまっていますよ。


 うん、でも、あの片手バックでスピンをかけてねじ込むとか、超カッコいいですよね。



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[ 2012/07/11 23:42 ] ベイビーステップ | TB(0) | CM(0)
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ココノイ

Author:ココノイ
サブPCが逝くまでサブブログとして継続中。
たまに一気に更新することがあったり、なかったり。

気まぐれでコピペと見せかけて……。

最近購入しているコミック誌とか
まぁ、買っているからといって、その雑誌の感想を書いているとも限らないわけですが……。
一応その雑誌に載っている漫画の感想はある程度書きたいなぁと思っていたりするのです。
週刊少年ジャンプ
週刊少年マガジン
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この辺に連載されているものは時々何かの話のネタにしたり、しなかったり。
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