第三の書庫

 マンガ、ラノベ、アニメ、ゲームの簡易感想を書いていこうと思っています。

ベイビーステップ #284 「本来の姿」 感想

 全ての手段をつくせば状況は必ず変わる――。

 巻頭カラーです。
 ピートという壁に挑むエーちゃんの図。



 あと2ポイントで第1セット奪取というタイミングで観戦に訪れたのはピートの父。
 試合を観に来るのは珍しいものの、たまたま仕事が午前中で終わったために来たのだと。

 そして調子こそ悪くないものの、エーちゃんの戦術に苦戦中のピート。

(このセット大詰めで勝負球だったフォアのスライスとジャンプショットが来ない・・・・。でも、何をしてくるかわからないから、全ての可能性は否定できない・・・・。勝負球を狙うための『ジャンプショットの速球待ち』はそのまま。でも、ただ待つだけじゃなく、それ以外にも攻める道を探す」

 リスクを高めつつも、エーちゃんの全ての球へ対応しようとするピート。

 一方、エーちゃんは、ピートの緩急への対応力を警戒し、自信がある勝負球でも不用意には打たない方針。

 サーブはワイドへ、コースをつく。
 そのサーブの優位を活かしつつ、攻める。
 エーちゃんは勝負球を打たなければ、ピートはどこかで攻めに転じると確信。その前に自分から攻める。
 あわよくば決まるくらいのリスクを負い、ここまで使用頻度の低いフォア側にスピンで1/81コントロール。
 深く決まったスピン、その返球は勝負球を打てる好機。

(ビーチテニスで学んだ緩急の“緩”の使い方・・・・。遅い球で勝負に出る時は・・・・タイミングよく・・・・)

 そしてエーちゃんが勝負に出た球は、ライジングでのフォアのスライス。

 タイミングは早いが球は遅いという勝負球。
 そしてエーちゃんはその球の遅さを活かし、前へ。

 ピートは小刻みなステップで、ズラされたタイミングを修正し、エーちゃんの脇を抜けるストレートを打つ。

 が、これは際どくもアウト。

(危なかった・・・・。あれだけタイミングを崩しても立て直せるのか・・・・。でも、これでトリプルセットポイント・・・・。ここで決める・・・・! このセットは後半になるにつれピートに追い上げられてる・・・・。ピートが少しずつフォアのスライスに慣れてきてるのが原因の一つ・・・・。やられる前に決めて次に行く!)

 エーちゃんは、20秒間フルに使って集中を高める。
 座禅の要領で数を数え、15秒経過のコールで、サーブの構えに入る。

 そして残りの5秒であらかじめ用意していた過去最高のサーブをイメージ。
 確率とコース重視のサーブから一転、渾身のサーブ。

 が、このサーブは僅かにラインの横。

(今までよりケタ違いに速かった。いや、今までとのギャップで速く見えたのか? 混乱するな・・・・。どっちにしろ次のセカンドは入れにくる)

 するとエーちゃんは、ピートのこの心理を読んで、セカンドでも強行策。
 フォルトしたファーストより速い、今までで最速のもの。

 それがエースとなり、6-4で第1セットを取ったエーちゃん。

(ピートから初めてのセット奪取・・。これでいい。絶対いける・・。ここでプロになれると証明する・・・・!)

「ピートが無名の選手からセット取られたぞ」
「身体能力では圧倒しているのに・・・・どういうことだ?」

 とザワめく観客。

 そして敦士さんも「常識破りなんだよな・・・・。優等生のクセに」と。

(最後のサーブは本当に速かったのか、そう見えたのか・・・・結局わからなかった・・・・。追いついてきたのに、最後にきて予想外の展開にやられた)

 そしてピートがふと顔を上げると、観戦にきていた父の姿が目に入る。

 すると思い出すのは、ピートが野球をやめると告げた時のこと。


 夜中にトイレで吐くほど重圧に苦しめられていたピート。
 野球は大好きなのに、怖くてしかたがない。
 でも、自分が野球をやめてしまったら、みんな困るという思いから、それも決断できなかった。

 そんなピートの気持ちを知った父。

「別に困りゃしねえよ・・・・。そりゃ残念だけどな・・。言っとくがな・・・・。俺達は、お前のためにお前をサポートしてるわけじゃない。お前が活躍するのを見るのが好きでやってんだよ。そんなお前が潰れちまったら本末転倒だろうが。お前が好きに決めればいい・・・・。誰も文句は言わないさ」

 一度やめてしまったら、そう簡単には野球に戻れない。
 そのことを重々承知で野球をやめたピート。

 そして、そのピートの決断を受け入れた父――そして家族。

(一度は裏切ったのに、それでも応援してくれる皆のためにも、活躍してる姿を見せたい。僕らしいテニスを見せたい――・・)

 ある種、吹っ切れたピート。


 そしてエーちゃんもノートにカキカキしながら、第1セットを失ったピートは何かを変えてくるだろうと確信。
 このままのゲーム展開というわけにはいかないと、今のリードを活かし一気に畳み掛けるつもり。


 第2セット。
 色々と考えすぎて、エーちゃんの術中にはまってしまったと考えるピート。

 その最初のサーブ。
 癖はワイドへのもの。

 しかし、実際はセンターへ。
 しかも、速い。

 これはフォルトになったものの、癖は修正され、スピードも戻った。
 しかし、次のセカンドはチャンスとなるはずと構えるエーちゃん。

 セカンドにはきっちり対応し、ストローク戦に。
 第1セットでフォアのスライスにはだいぶ慣れたと自信を覗かせるピートは、そこを狙って攻め込むつもり。

 第2セットに入り、後ろに下がる気配のないピートに、エーちゃんは前に来るつもりなのだと予測。
 そこで、勝負球。

 先ほどの遅いスライスに対して、今度はなるべく速いスライス。

 エーちゃんの勝負球を待っていたピート。
 下がらず、タイミングを合わせてくる。
 そして打つと同時に前へ。

 下がらずに対応しようとしていたことから、前にくることは予測していたエーちゃん。
 そのピートをどう抜くか――というところで次回<#285 スマイル>につづく。




 とりあえず、第1セットはエーちゃんが取って一安心。
 ラジング超スロースライスとか、セカンドサーブで強打とか、なんか無性にカッコいいです。

 しかし、『ここでプロになれると証明する・・・・!』がむしろ負けフラグに見えてしまうのは、最近の負けっぷりから疑心暗鬼になっているからでしょうか。
 ちょっと心配なのですが……。


 それにしてもピート父は思いのほかいい人――というか、いい父親でした。
 もっと気難しく、ピートが野球をやめたことに、もっと負の感情をもっているのかと思いましたが、普通に息子思いじゃないですか。

 だからこそ、ピートも、頑張ろうっていう決意が半端ないでしょうけど。


 次回サブタイはスマイル。
 ピートスマイルって感じですかね。

 エーちゃんピンチ?



 で、本編感想はさておいた、アニメの方の話。
 何か、制服姿のエーちゃん、頭身高くないですか?
 って、何か違和感があるなぁと思ったら、ブレザーのせいですか。


 キャストもエーちゃん、なっちゃん、タクマさん、影山の4人が発表。
 いよいよ本格的にアニメになるんだなぁって雰囲気がしてきましたよ。



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 ベイビーステップ(29) (少年マガジンコミックス)
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[ 2014/01/22 13:16 ] ベイビーステップ | TB(0) | CM(0)
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ココノイ

Author:ココノイ
サブPCが逝くまでサブブログとして継続中。
たまに一気に更新することがあったり、なかったり。

気まぐれでコピペと見せかけて……。

最近購入しているコミック誌とか
まぁ、買っているからといって、その雑誌の感想を書いているとも限らないわけですが……。
一応その雑誌に載っている漫画の感想はある程度書きたいなぁと思っていたりするのです。
週刊少年ジャンプ
週刊少年マガジン
週刊少年サンデー
月刊コミック電撃大王
月刊ヤングエース
月刊タイムきらら
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この辺に連載されているものは時々何かの話のネタにしたり、しなかったり。
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