キミは僕と似ている!!
#54~63まで収録です。
全日本ジュニアの偵察に来ていたエーちゃん。
そこで出会った似た雰囲気の人物。
それは同い年ながら第2シードという難波江優。
その難波江は自分も他選手も身体、精神、技術、戦略それぞれに評価をつけている。そして難波江自身はそれで、オールAを目指しているのだと。
その難波江のテニススタイルは一見地味だが、効率的で無駄のないもの。
それがオールAを目指すテニスだと気づき、エーちゃんも震撼。
そして、来年の全日本ジュニアで絶対出るという決意を新たにすることに。
その1週間後、全日本ジュニアの結果が出る。
その内容は、難波江がタクマさんを破っての優勝。
そしてベスト4に第1シードの高橋と、まだ1年の神田が入った。
しかも、難波江は東京代表のため、エーちゃんの出場予定の関東の大会にも出場する可能性が高いのだと。
2か月に及ぶ地獄の肉体改造が終わり、10月、プロへの緒戦、STCカップ神奈川大会を迎える。
第8と初めてシードが付いたエーちゃん。
しかし、体調は最悪。
あっさりとブレイクを許し、ピンチを迎えた――かに思えたが、試合が進むにつれ、身体が楽になり、その初戦は6-1で突破。
それはアクティブレストという状態。
それによって、エーちゃんの肉体改造は、この試合期間中に進行していくと三浦コーチ。
その三浦コーチの言葉通り、どんどん調子が上がっていくエーちゃん。
すると、大会3日目決勝、以前にも破ったことがあるとはいえ、第1シードの寺島を圧倒。

優勝を果たす。
その後1週間は再びやる肉体改造に備え、体力回復を優先とした通常練習。
その間に学校での文化祭も行われる。
そこで、ちゃいなっちゃんに癒される?

癒される?

癒されているような気がするエーちゃん。
そして再び肉体改造が始まり――。
全日本ジュニア選抜室内予選のドローが届く。
そのエーちゃんの相手は、まさかの第1シード難波江。
諭吉も第2シード岡田と厳しい組み合わせ。
しかし、そのドローにはタクマさんの名前がない。
というのも、タクマさんは、プロが出る一般の大会に出場し始め、卒業後プロ転向となるため。
ということで、エーちゃんもプロにならない限り、公式戦での試合ができないことに一抹の寂しさを覚えるエーちゃん。
そんなエーちゃんだが、早速難波江対策を始める。
全日本ジュニアのタクマさんとの試合のDVDをチェック。
すると、その試合の難波江はエーちゃんが観た試合とは別人のような試合展開をしている難波江の姿が。
そのプレースタイルは池のものに酷似している。
というのも、タクマさん相手ということで、苦手意識を持っているであろう池スタイルで揺さぶりをかけたのだと。
タクマさんも池への大敗は克服していたものの、中盤の無理がたたり最終的には疲労がたたりタクマさんの負けに繋がったのだと。
とはいえ、タクマさん相手でも、変化することのできる強さを持つ難波江。
そんなエーちゃん達の所へやってくるタクマさん。
そこでエーちゃんは、本気の勝負をタクマさんに挑む。
が、
あえなく拒否。
そして11月。
全日本ジュニア選抜室内関東予選初日。
難波江との試合を迎える。
第1シードそして、全日本ジュニア覇者の難波江ということで、注目度の高い一戦。
その第1ゲームで、最高のスタートを切る。
まさかのラブゲームでのブレイク。
しかし、難波江は動じることなく、様々な球種で深く返すことで、エーちゃんのデータを取っていく。
そんな展開で3ゲームまで終わって、エーちゃんの1ブレイクという奮闘を見せる。
そして難波江は確信する。

エーちゃんが自分に似ていると。
しかし、難波江と似ているといっても、それは基礎に忠実だった以前の難波江。
それだけに弱点の把握もしやすい。
そうすると、難波江はエーちゃんの弱点をつき、エーちゃんの動きを読み、ポイントを重ねることで、ブレイクバック。
更には、リスクを高めようとした一瞬の迷いをも読み、決めてくる。
これで完全に難波江の流れとなり、ゲームカウントも5-2となる。
エーちゃんは何とかノートをチェックしながら、少しでも弱点を修正しようと苦心。
それでも難波江を超える何かを探そうと。
その何かは、エーちゃんの最大の強み。
眼。
ということで、接近戦でのボレー合戦。
それに完璧に競り勝つ。
これで新しい攻撃パターンが――。
と言いたいものの、ドロップを使うだけにリスクも高く、同じ手を何度も使えない。
すると難波江はトーンダウンした、一定のテンポのチャンス球で返してくる。
それをエーちゃんが決めると、逆に難波江が復活。
それは理性を取り戻すための1ポイントなのだと。
この1ポイントで『変化するテニス』に必要な理性を保つもの。
そんな中、試合を終えたなっちゃんがエーちゃんの応援に参加。
しかし、弱点の修正もできているものの、第1セットは結局6-2で難波江に取られてしまう。
そして第2セット。
試合を長引かせたくない難波江はスタイルを変えてくる。
それはサーブ&ボレー。
しかし、それはタクマさんを相手にしてきたエーちゃんにとって苦ではない。
筈だったが、ナバエの緩急、そして球種の豊富さにまともにリターンさせてもらえない。
さらにエーちゃんのサーブでも、難波江のフルパワーリターンで戦意を喪失させようかという徹底ぶり。
これで完全に飲まれてしまったエーちゃん。
すると精彩を欠き、第2ゲームをブレイクされてしまう。
すると、ここでなっちゃんアドバイス。
『か・て・る・よ!!』
と口パクで。
その一言でポジティブさを取り戻したエーちゃん。
覚悟を決め、ピンポイントコントロールで攻める。
それは以前ノートに書いた1/100のコントロール。

それはひどく困難なこと。
しかし、そのコントロールに成功さえすれば、ポイントすることもできる――というところで8巻につづく。
肉体改造、その成果が発揮される。
STCカップのエーちゃんの快進撃は半端ないです。
何だかんだ言って、寺島も3年時に全日本ジュニアに出場できるような選手ですからね。
しかし、チャイなっちゃんの破壊力はスゴイなぁ。
個人的にはオマケの丈を気にしてるのが、超ツボ。
そしていよいよ始まる エーちゃんの最大のライバル難波江との宿命の1戦です。
いよいよエーちゃんの最大の武器の基礎となる、超コントロールショットが展開されることに。
燃えます。
そして難波江、強いです。
あと、そういえば、結局難波江戦の前に、タクマさんがエーちゃんの試合を断ったのは、もうエーちゃんが気楽に戦える相手ではないとかそういうニュアンスでいいのかな?
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