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第三の書庫

 マンガ、ラノベ、アニメ、ゲームの簡易感想を書いていこうと思っています。

ベイビーステップ 10巻 感想

 ここからが本当の勝負!!

 #84~93まで収録。


 アレックスとの3セットマッチ。
 エーちゃんは約2週間で得たアレックスの情報を武器に、有利に試合を進める。

 が、第7ゲームに入り、アレックスがその情報とは違うテニスを始める。

 しかし、それもエーちゃんの予測通り。
 自分の戦略が返された場合のことも想定して、その次の手までシミュレートしていたエーちゃん。

 そのことを感じ取ったアレックスは、池がエーちゃんのことを評価していたことについても納得。
 しかし、それでも勝たせてもらうと、また更にギアを上げる。

 が、その結果ミスが増え、エーちゃんが再びブレイク。

 エーちゃんのデータの逆をつく程度のものではなく、フォアだけでなくバックでも攻撃をしてくる。
 普通ではありえない、試合中での根本的なスタイルの変更。

 それ故のミス。
 でも、もしそれが入って来たらと考えてしまう内容。


 そして最後のバックハンドも際どくアウト。
 これでエーちゃんが6-2で第1セットを取ることに。


 しかし、アレックスはまったく焦りをみせず。
 元々フォアに自信があるというだけで、バックが苦手なわけではない。
 とはいえ不慣れなスタイルだけに手間取ったものの、調整は充分できると手応え。

 一方のエーちゃんも、アレックスのバックハンドはいつか入り始めると確信。
そうなると今までの戦略は使えない。

 エーちゃんとアレックスお互いに、ここからが本当の勝負だと強く実感。


 第2セット。
 アレックスのサーブをデータやその逆という発想で読むことはできない。
 そのため、球威は同じでも反応が遅れてしまうエーちゃん。
 それに加えて、アレックスのバックハンドがついに入り始める。

 そうなるとアレックスのサーブをブレイクするのは難しくなるため、エーちゃんは絶対にキープしなければならない。
 そして入り始めたとはいえ、まだリスクの高いバック側への攻めは変えず攻める。


 そしてゲームカウント4-3というところで、応援席にマーシャが加わる。

 そのマーシャも、久し振りにみる笑みを見せるアレックス。


 エーちゃんは徹底的にバック狙い。
 そろそろクセも掴んで反撃と行こうとしたら、アレックスは回り込んでのフォア。

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(これだ・・・・。攻撃的なバックが俺のフォアを生かす)

 アレックスは新しいスタイルを掴み、手応えを得る。


 エーちゃんはコースが読めるバックを攻め、チャンスを伺うが、それでもキツい球に苦戦。
 さらに少しでも甘くなると、さらに強烈なフォアが来る。

 もっと厳しく攻めようかとする、ミスになってしまい、ブレイクポイントに追い込まれる。

 焦るエーちゃんは、さらにバック側に攻めのサーブ。
 するとそれを完全に読んでいたアレックスはフォアでリターンエースを奪いブレイク。

 
 ブレイクされたことで、何かを変えなければならないエーちゃん。
 しかし、何も打開策は思い浮かばず。

 いっそシンプルに『フォアを簡単に打たせない』それだけの策。
 そしてノートの情報より目の前のアレックスの一挙手一投足に目を向け、目の前の1球1球出たとこ勝負にでる。

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 するとエーちゃん、アレックスとのストローク戦もいい感じに。
 どころか、考えるより先に身体が反応する感じだと、スーパーショットを連続。

 エーちゃんは今の感覚を確かなものにしようと試行錯誤。

 一方アレックスも今のエーちゃんは危険だと判断。
 サーブのリスクを上げ、入れてくる。

 そして迎えたアレクスのセットポイント。
 アレックス会心のサーブもエーちゃん完璧にリターン。
 それを返したアレックス、するとエーちゃんはアレックスの位置を確認し、オープンコートのクロスへ超コントロール。

 しかし、アレックスももうバックは武器なんだよと、このショットに追いつき、ストレートに。
 これを読んだエーちゃんだが、届かず。

 第2セットはアレックス。


 bsc10-03_R.jpg


 取り返されてしまったエーちゃんだが、アレックスのすごさを実感し、その表情はむしろ輝きを増す。

 第3セットはエーちゃんは第2セット終盤に掴み始めた感覚。
 コートチェンジポイント間に情報を集めて分析、そしてプレー中は本能に任せるプレーを開始。

 エーちゃんはコントロールで、アレックスは強烈なサーブとストロークでお互いのキープ合戦が続く。
 そしてゲームカウント6-6、タイブレイクに突入。

 そのタイブレイクもキープ合戦。
 そこで、5-5の時、試合が動く。

 アレックスが回り込んでのフォアでマッチポイントを握る。

 しかし、アメリカに来て勝つための大切さをしったエーちゃん。
 その最後の試合で負けてたまるかと気合を振り絞る。

 そんな状況で、エーちゃんは敢えてアレックスのフォア側に緩いサーブ。
 それでタイミングをズラすと、再びフォア側ギリギリへコントロールを決める。


 すると今度は最高のサーブをワイドへ。
 先ほどのサーブとの落差でアレックスのタイミングを奪い、甘くなったリターンをアレックスのバック側へ決め、今度はエーちゃんのマッチポイント。

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 しかし、この瞬間、エーちゃんの足が限界を迎え、吊る。


 もしも正直に訴えれば、試合は中止にされてしまう。
 足の痛みから、大事ではなくただの筋肉疲労だと感じたエーちゃんは、何とか考えを巡らす。

 そして思いついたのは、一瞬痛みを我慢して、渾身の一撃、リターンエースで試合を決めるというもの。

 エーちゃんはアレックスのサーブを読み、全力リターン。
 それがバック側ギリギリに。
 それをアレックスはフレームに当てて、何とか返す。

 チャンスボール、しかし、まともに動けないエーちゃんはひょこひょこ移動。

 これでエーちゃんの異常が全員にバレる。
 それでも何とか返し、少しでも可能性が高い前へ。


 するとアレックスはロブでエーちゃんの上を抜く。
 何とかエーちゃんもその球を追おうとするが、足が完全に限界を超える。
 動けずに、倒れてしまう。

 が、アレックスのロブはアウト。

 これでエーちゃんの勝利――。

 だが、ケビンコーチにひどく怒られることに。
 怪我の判断はコーチの仕事で、目標があるのなら今後こういう無理はするなと。

 そして医務室に向かうことになったエーちゃん。

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 そんなエーちゃんに手を差し伸べたのは、熱戦を繰り広げた相手、アレックス。

 そして
「こういう試合はもっと観客がいる場所でやんないとな」
 と。


 そしてその約20時間後、エーちゃんは帰国の途に。
 その充実した時間を飛行機の中で噛みしめる。

 その中にはみんなの最後の挨拶なども含まれていて、それを思い出したエーちゃんはしんみり。

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 そんな風に色々と思い出しながらノートをチェックしていると、その中にみんなの寄せ書きが。

 すると今度はしんみり所ではなく、思わず涙が。
 しかし、テニスを続けることでの再会を思いつつ、エーちゃんは帰国。

 実家に帰ったエーちゃん。
 安心し、自覚していなかった疲れが出て、1日ゆっくり休息。

 そして2日後、STCへ。
 あまり変わり映えしないと言われるエーちゃん。

 しかし、慣れたコートと相手。
 そこで練習し、得てきたものの大きさを改めて実感。


 そして練習を終えると、なっちゃんと帰りの途へ。
 フロリダの話も聞きたいということで、バスではなく徒歩で。

 久し振りの二人の時間に、思わずニヤニヤしてしまうエーちゃん。
 フロリダでのことに会話の花が咲き、盛り上がる。
 そんな中で、エーちゃんは、なっちゃんが池に協力要請をしたことのお礼を。
 その会話の流れから池がなっちゃんの婚約者発言があながちウソではなかったと言うなっちゃん。
 まぁ、それが昔の結婚の意味もわかっていなかった頃の話だと言われても、嫉妬してしまうエーちゃん。

 そのことをなっちゃんに指摘され、それを堂々を認める。
 するとその勢いのまま、なっちゃんに告白――。

「な・・・・なっちゃん・・。俺・・前から言わなきゃって思ってたんだけど・・・・俺。やっぱりなっちゃんのこと・・・・」

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 その告白の流れを感じ取ったなっちゃんは思わず赤面。


「す・・」

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 そこでタクマさんが偶然通りかかり。

「・・・・ごいなぁって思って・・・・るんだ」

 と告白失敗。

 ここまでいっての失敗に悶々とするエーちゃん。


 そんなこともありながら、全日本ジュニアまで2か月半を切ったということで、エーちゃんの練習内容もハードさを増す。
 そんな中、試合練習が行われる。

 エーちゃんの相手は、タクマさん。
 まずはタクマさんに試合の許可をもらうところからスタート。

 するとなっちゃんとの事を訊かれたり。

 しかし、試合を申し込んでもあっさりスルー。
 が、エーちゃんは今度は本気で頭を下げて、試合を申し込む。

「・・・・・・じゃあ聞くが・・・・。お前、今やって俺に勝てると思ってんのか?」
「わかりません。でも、タクマさんに勝つぐらいじゃなきゃプロにはなれないと思ってます」

 タクマさんもその言葉を聞いて、やる気に。

「そうか・・・・。だったらやってやるよ。まあ、俺もちょうど今――お前を完膚なきまでに叩きのめしたい気分だしな」


 そんなタクマさんはフューチャーズで優勝し、世界ランク500位を超えそうな勢い。

 タクマさんと試合を始めた1年半前より成長していると自負するエーちゃん。
 その自分を信じて――。

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 そう考えていたエーちゃんだが、タクマさんのサーブは圧倒的。
 元々目に自信があり、リターンが武器の一つであるエーちゃんですら、第1ゲームは何とかあてて返った1本のみ。
 それ以外はサービスエースで決められてしまう。

 こんなのブレイクできるかと考えてしまうが、即座にその弱気を振り払う。

 するとエーちゃんのサービスゲームは、フロリダで見つけたコントロールを武器にポイント。
 それはタクマさんにも通用する。

 タクマさんもエーちゃんの『進化の速さ』は評価。
 それこそ池を彷彿とさせるほど。

 しかし、タクマさん、今は才能の有無がというのは大した意味がないと。
 結局持っている武器は違い、それで生きていけるかどうかというだけだと。


 そこで11巻につづく。



 アレックス戦はけっこう好きな試合だったりします。
 エーちゃんは初めてゾーンに入った試合ですしね。

 第2セットブレイクされて、直後にゾーンに入って、このままブレイクバックするんじゃないかってくらいの流れでしたんでビックリした記憶があります。


 そしてそのアレックス戦でフロリダ修行編は終了。

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 最後の別れのシーンがいいですよね。
 何気にマーシャ泣いていますし。

 なんだかんだ言って、エーちゃんのこと気になる相手だったということでしょう。

 まぁ、それが再会→30巻巻末おまけ→#293となるわけですが。



 そしてなっちゃん告白未遂の話。
 
 bsc10-10_R.jpg

 エーちゃん、それネットちゃう、コードボールや。


 


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[ 2014/04/04 17:16 ] ベイビーステップ | TB(0) | CM(0)
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ココノイ

Author:ココノイ
サブPCが逝くまでサブブログとして継続中。
たまに一気に更新することがあったり、なかったり。

気まぐれでコピペと見せかけて……。

最近購入しているコミック誌とか
まぁ、買っているからといって、その雑誌の感想を書いているとも限らないわけですが……。
一応その雑誌に載っている漫画の感想はある程度書きたいなぁと思っていたりするのです。
週刊少年ジャンプ
週刊少年マガジン
週刊少年サンデー
月刊コミック電撃大王
月刊ヤングエース
月刊タイムきらら
月刊ヒーローズ

この辺に連載されているものは時々何かの話のネタにしたり、しなかったり。
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