第三の書庫

 マンガ、ラノベ、アニメ、ゲームの簡易感想を書いていこうと思っています。

ベイビーステップ 27巻 感想

 最後は自分の力で乗り越える!!

 #251~#260まで収録

 センターコートでの難波江と荒谷と試合。
 第1セットタイブレイクで5-1と荒谷リード。

 タイブレイクに入ってギアを上げ、力技の連続でポイントを重ねていく。

 エーちゃんとの試合で力の使い方をはっきりと認識した荒谷だからこそのプレー。
 さすがに難波江もこの荒谷に力勝負を避けるべきかと考えるが、この荒谷に力で負けないことを証明する。
 それこそがジュニア最高峰のAレベルである証拠と力勝負を続行。
 すると荒谷は逆にカウンターではなく、技ありショットでポイントを奪い、第1セットを取る。

 あくまでも勝ちに拘る荒谷と、力で負けなかったことに新たな手ごたえを得る難波江。


 そしてエーちゃんと神田の試合は試合展開が早まる。
 エーちゃんはいい状態を保ち、要所要所にジャンプショットを織り込みサーブゲームはキープ。
 神田もコースをつく高確率のサーブ、そして返しても強打の連続、それに加え天性の多彩な技術で翻弄。
 エーちゃんに反撃のスキを与えない。

 キープ合戦が続き、ゲームカウントは6-6。
 タイブレイクに突入し、4-4。
 最短であと3ポイントで勝負が決まる、それに向け、エーちゃんは勝負をかける。

 エーちゃんは神田のサーブを読むが失敗。
 それでも何とか返すが、神田の猛攻を凌ぐのが精一杯。
 すると手元に意識を奪われた一瞬の隙を突かれ、ポイントを奪われる。

 すると神田はエーちゃんの『あと一歩届かない』サーブ。
 それを超えるため、滞空時間の長いスライスで対抗。
 オープンコート狙いを読み、逆に鋭角クロスで決め返す――かと思われたショットはアウト。

 しかし、神田の気合で解決という打開策が功を奏し、神田の流れになりつつある。

 それでもエーちゃんは自分のデータを信じてプレー。
 神田の上を抜く最高のロブ。
 すると神田はこれを気合で強引にスマッシュ。

 エーちゃんもそれを決め返すつもりで構えるが、神田のスマッシュは予想以上でラケットに触れただけ。
 しかもそれがアウトとなってしまい、6-5と神田のセットポイントを迎えてしまう。

 エーちゃんの情報を超えてきた神田。
 こういうことが起こるのは勝負を決める大事なポイントだとエーちゃんは経験から痛感。
 経験でも技術でも体力でも負けているのに、気持ちでまけてどうすると、今の神田の状況を踏まえて勝負に出る。

 が、神田の気合がその上を行く。

 この最重要ポイントでサービスエース。
 これで第2セットは神田が取る。

 エーちゃんはやられたと痛感するが、それでもこのセットダウンを活かすため、最終セット勝つためのビジョンを描く。

 一方、その頃、なっちゃんが2セット連取で決勝進出を決める。
 するとなっちゃんの勝利を祝福するために来た父にバッグを預け即座にエーちゃんの応援に駆け付ける。

 bsc27-02_R.jpg


 そしてなっちゃんに気づき、その勝利を知ったエーちゃん。
 気持ちを切り替え、一歩ずつ集中を高め、最終セットに臨む。


 まずはサーブのリスクを上げる。
 そしてジャンプショットを打つための前のショット、それを不得手のないエーちゃんらしくあらゆるショットを使い攪乱。
 神田にタイミングタイミングを取らせない。
 そしてジャンプショットを、それがダメでも次を決めるエーちゃんは危なげなくキープ。

 そしてそれを見たなっちゃんは胸中で声援を送りながら、自信の最大のライバルである清水さんの試合を見に行く。

 そこで見たのは、第2セット追い込まれながら4ゲーム連取で完全に流れを変えた清水さんの姿。
 彼女は、まだミス出るものの、今までにない気迫でポイントを重ね、第2セットを取る。


 そして男子のもう一つの準決。
 難波江は決め球程度としつつも荒谷相手でも力勝負できることを確信。その自信をもって戦術の幅を広げ、次のレベルに行く。

 一方の荒谷もその難波江の力の上を行く本当のパワーテニスで強引に決めに行く。

 しかし、難波江はそういうショットに捉われず、プレー。
 第2セットを1ブレイクの6-4で取り、タイに。


 そして最終セット、6-5と競りつつ、最後の荒谷のカウンターはアウト。

 bsc27-03_R.jpg

 難波江が2年連続の決勝進出を決める。

 
 bsc27-04_R.jpg


 そして女子も清水さんが大逆転でこの試合をモノにし、決勝進出。


 そして残すエーちゃんと神田の試合。
 こちらは第8ゲームに突入。
 お互いキープし合い、スコアは4-3。

 神田は鹿梅で鍛えた精神力とダッシュ&強打に耐える持久力、そして豊富な経験からくる冷静なコートさばきでポイントを重ねる。

 一方のエーちゃんは経験でこ神田の足下に及ばないが、その不足を情報収集と分析による戦術で補う。
 そして2セット分の生の情報を得た最終セットを得意とし、サーブゲームでは神田の好きにはさせない。

 お互いに長期戦を望まないまま、ブレイク目前まで攻めつつも一歩届かないキープ合戦が更に続く。
 そして両者がキープを重ねる度、1ポイントに掛かる重みが増していく。

 そして最終セットは2ゲーム差がつくまで延々と行われる。
 どちらかがブレイクした時点でほぼ勝敗が決まる、極限の緊張状態に達して30分以上。

 長期戦だけに、試合を終えた選手や関係者が集まり始めたこの試合。。

 そんな中迎える第16ゲーム。
 エーちゃんは総攻撃をしかける。

 が、神田はここにきてさらにサーブのリスクを上げてくる。
 そのサーブには何とか山なりのスピンで返すが、神田はそれをグラウンドスマッシュ。

 それを決められたエーちゃんは、もう一度気持ちを切り替え、スマッシュも打たせないようリターンに気を付ける。
 するとエーちゃん、神田のエッグボールのクセを読み、強引にジャンプショット。
 しかも1/64にコントロール。

 さすがのエーちゃんのコントロールも及ばず、あと10cmというところでアウト。


 この強烈なショットにも神田は動じず。
 それでもあれが決まりだすという最悪の想定も頭に入れつつも、相変わらずの好サーブを放つ。

 エーちゃんはそれでも、タイミングを取り、ジャンプショットを1/64にコントロール。

 これが僅かに甘くなったために返される。
 すると畳み掛けるよう、連続でジャンプショットをコントロール。

 が、今度はさらに際どいもののアウト。

 神田はここにきてエーちゃんの無謀なような攻撃に脅威を感じ始める。


 エーちゃん、ここでリターン位置を変える。さらに神田の性格を考えることでコースを読み、リターンエース。

 bsc27-05_R.jpg

 そして今度はチェンジオブペースを駆使した上での渾身のジャンプショットをコントロール。
 アウトかと思われたショットだったが、ジャッジはイン。

 あと一つ取ればデュースというとこまで来たが、その時点でエーちゃんの足に僅かな痙攣が。

 そしてこの試合のヤマとなるポイント。
 それはお互い寸分違わずバックの打ち合いをする膠着状態へと陥る。

 先に勝負を仕掛けたのは神田。
 しかし、エーちゃんも疲れを悟らせないため仕掛けようとした矢先。
 ということで、安定系から標準タイプのエッグボールとなった神田のショット。
 それにエーちゃんはタイミングを合わせて、ジャンプショットをストレートに。

 それはラインギリギリに落ちるが、判定はアウト。

 全力でこのゲームを取りに行っていたエーちゃん。
 それだけにそのダメージは大きい。

 疲労が集中の妨げになり、また思考がネガティブになりがちに。
 しかし、即座にその弱気を捨て、もう一度集中力を高める。

 エーちゃんは多少の無理をしながらも次のゲームをキープ。
 そして再びブレイクすべく全力を傾ける。

 が、エーちゃんと同じように負けられないと強く思う神田。
 そのサーブゲームを崩すことはできない。


 そしてお互いキープし合い、試合時間は4時間を超え、ゲームカウントは11-10。

 bsc27-06_R.jpg

 神田にも疲労の色は出始めているが、エーちゃんの疲労はそれ以上。

 それでもエーちゃん。
 『全ての球を取ってコントロールすれば負けない』エーちゃんの原点となる勝利の方程式を胸に。

 そして神田もまた強い思いを込め。

 勝つのは、俺だ!!

 二人の勝利への思いが交錯する――というところで次巻につづく。



 エーちゃんと神田の試合最高潮です。

 正直、第1セットを逆転で取った時点で、下手をすれば、2セット連取で早々にケリがつくのかなぁって思っていた連載当時の僕だったりしました。

 それが、あんなことになろうとは……。


 エーちゃんと神田以外は決勝進出者が決定。


 エーちゃんのアドバイスもありうまく波にのれたなっちゃんは桃山さんに圧勝。

 そして清水さんも散々苦戦しながらも新しいスタイル、新しい強さを見せ、決勝へ。


 そしてパワーショットだけでは荒谷には届かないと理解しながらも、自分の力にも自信を得た難波江が2年連続の決勝進出と。


 最後最後の一枠を争う試合は4時間を超える超熱戦となっているわけですが……。

 終盤のエーちゃんがやっているジャンプショットを1/64コントロールとかって半端ないですよね。
 なにせ、まともに試合で使い始めたのは、前日の緒方戦からですから。

 エーちゃんの飛躍っぷりはやはり半端ないです。


 そしておまけの話。

 神田の友人①と②。

 ……あれだけ本編にも登場しているのに、名前を貰えなかった二人に全僕が泣いた。

 あとは扉絵に久しぶりのタクマさん。

 bsc27-01_R.jpg


 髪を切ったのか、何だか随分と大人っぽくなった印象です。

 そして猫に対するそれぞれの反応。
 なっちゃんや清水さんの反応に癒されましたが……。

 bsc27-07_R.jpg

 岡田さんの反応に思わず笑いました。


 連載当時の感想。

 ベイビーステップ #251 「頂上へ」
 ベイビーステップ #252 「感情と理論」
 ベイビーステップ #253 「瀬戸際」
 ベイビーステップ #254 「自分へ」
 ベイビーステップ #255 「今と未来」
 ベイビーステップ #256 「最終(ファイナル)セット」
 ベイビーステップ #257 「力と技」
 ベイビーステップ #258 「決断の価値」
 ベイビーステップ #259 「膠着の先」
 ベイビーステップ #260 「勝利まで」






 ベイビーステップ原作感想一覧

 ベイビーステップアニメ感想一覧 

 ベイビーステップ(27) (少年マガジンコミックス)
 ベイビーステップ(27) (少年マガジンコミックス)


 
スポンサーサイト

[タグ未指定]
[ 2014/05/29 19:00 ] ベイビーステップ | TB(0) | CM(0)
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
プロフィール

ココノイ

Author:ココノイ
久しぶりに調子が悪くなかったので、ベビステ感想のブランク部分埋めが完了。
次はコミックの感想にいけたらいいなぁ。

最近購入しているコミック誌とか
まぁ、買っているからといって、その雑誌の感想を書いているとも限らないわけですが……。
一応その雑誌に載っている漫画の感想はある程度書きたいなぁと思っていたりするのです。
週刊少年ジャンプ
週刊少年マガジン
週刊少年サンデー
月刊コミック電撃大王
月刊ヤングエース
月刊タイムきらら
月刊ヒーローズ

この辺に連載されているものは時々何かの話のネタにしたり、しなかったり。
適当な一言
FC2カウンター
QRコード
QRコード