第三の書庫

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ベイビーステップ #321 「属性」 感想


 事前に青井コーチと相談したサーブ&ボレーヤー対策。
 サーブ&ボレーは強みであるが、狙いどころでもある。

 近年のサーブ&ボレーの選手が少なくなっているのがその証拠。

 昔の選手は今ほど力もなくラケットもよくなかったため、サーブもリターンも威力は出せなかった。
 でもそれらが進化した現在、サーブ&ボレーヤーは自分のサーブが速すぎて、前に詰める時間が足りなくなった上、相手の強烈なリターンに対応しなければならなくなった。

 さらにファーストボレーを乗り越えても、セカンドボレーの位置が今や非常に危険。
 つまりベースラインからネット際にいる選手に強打した場合、その球の速さは人間の反応の限界を超えるほどのものになってしまっているのだと。


 そしてそれはピートとの試合でも実証済み。
 でも、それをやろうとしても、ベースラインのさらに後ろにいたら無理。
 というわけで、リターン位置を定位置に戻した。

(そう仕掛けてくる気か知らねえが、定位置から返せなきゃ勝負にならねえと判断したってわけか。正解は一つじゃねえが『今日だけは勝ちたい』ってんなら、俺がお前でもそっちを選ぶか)

(昔っから負けっぱなしだけど、ただやられ続けてきたわけじゃない。一試合一試合全部勝とうと思って、たくさん経験を積んできた)

(お前は何度やられても次々と対応策を立ててくる・・・・。だが今回は違う・・・・。俺のサーブ&ボレーへの対応策というより、先にお前自身のテニスをぶつけてくるような感覚)

(タクマさんがプロになってから、なかなか試合はできなかったけど、準備はしてきた。このサーブ&ボレーと戦う日は想定してた)

(お前はイザとなると急に攻撃的な本性を見せる。そういうとこがムカつくんだ・・・・昔からな)


 例えば今のような4-4のタイで15-0ならタクマさんは、タクマさんはセンターを強気に狙ってくることが多いと。

 そうなればスライスかフラット系の速いサーブ。
 タクマさんの速いサーブを前で取るのはハイリスク、しかし逆にハマればハイリターン。広いエリアを速球で狙える。

 そしてタクマさんのサーブは、エーちゃんの読み通り、センターへのスライス。

 読んだ上でのリターン。
 しかし、タクマさんはこれをボールタッチで、うまく返してくる。
 それでも、この一球で体勢は崩した。
 ということで、次の球を強打。

 これが決まり15-15に。


 狙いを絞って当たったものの、タクマさんの球威だと簡単にコントロールすることはできない。
 読み勝ってもうまくリターンできなければ、やられる可能性があると。

 でもあのファーストサーブからポイントしたのだと、そんな弱気じゃタクマさんにつけこまれるから堂々と胸を張る。

 それに、タクマさんは思わずイラッと。
 しかし、すぐにイラついている場合ではないと頭を切り替える。
 今まで何連勝してようが今日だけは負けられない。
 そのために肝に銘じることは二つ。
 まずはイラつかないこと、エーちゃん相手にイラついていたらキリがない。
 そしてもう一つは貫くこと。
 エーちゃんが色々やってきたとしても、惑わされず自分のサーブ&ボレーを貫く。

 2年前、ド素人だったエーちゃんにサーブをリターンされたくない余りに、フラットサーブを貫かずスライスでかわしたことを未だに後悔していると。

 当時はただ面倒くさかったから。
 でも結局逃げたのと同じ結果になったと後で思い知った。
 結局エーちゃんから逃げてもロクなことはない。
 その後またしつこく追い回されて面倒な思いをするから。

 だから今日は小手先の戦略でかわすような真似はしない。
 例えサーブを読まれようが関係ない。

 エーちゃんが返せないだけの力でねじ伏せ、それでも返されればボレーで決めるだけだと。

 タクマさんはそう決意している。


 観客席で観ている青井コーチ。
 タクマさんがなんでサーブ&ボレーにこだわるのかを、三浦コーチに質問。

 三浦コーチの見解としては、池に負けて以来長い間ダラダラしていたから、その間に悩んで出した結論なのだろうと。
 結局、タクマさんにはサーブ&ボレーしかなかったじゃないかと。


 エーちゃん、タイの15-15で一番多いのは、タクマさん一番得意のワイドへのスライスと予測。

 ドンピシャで読むが、それでも返すのがキツイ好サーブ。


 タクマさんは生まれつき全身のバネが強く、サーブが得意な体質だった。
 それでいて、全ての指の第一関節から先が柔らかく、神経も繊細。
 つまり、サーブだけでなく、ボレーも身体的才能に溢れていた。

 それでいて誰が見ても一目瞭然。
 タクマさんの身体は大きいのに動ける。
 デカいだけなら他にもいるが、あれほど動けるのは稀。

 
 タクマさんはサーブを読んだエーちゃんのリターンにも動じず、ボレーをうまくコントロール。
 エーちゃんも粘るものの、前に出ているタクマさんの上を抜こうとしたロブ、それにタクマさんはジャンプ一番、スマッシュを決め、30-15。


 エーちゃんはサーブが読めていたにもかかわらず、ポイントできなかった。

 続くサーブ。
 ワイドと読んで動き出すエーちゃん、するとタクマさんのサーブはセンターへ。
 これはネットにかかったため、セーフだったが、危なかった。
 だが次のセカンドサーブは更に狙っていくつもりのエーちゃん。


 タクマさんは性格的に繊細さと不器用さが同居しているタイプ。
 神経質で敏感なクセに戦略的な駆け引きは得意ではない。
 サーブ&ボレーは戦略性より瞬間的な反応を問われる。神経質なほどの繊細さと不器用なくらいの大胆さが同時に必要となる。


 セカンドでも強烈なサーブに、エーちゃんはリターンで優位に立つことができない。
 そのままラリー戦になり、ネット際のタクマさんを抜けない。
 選択肢がないエーちゃんは、思い切ってのボディ狙い。

 これにタクマさんは、僅かに状態を反らし、滑らかなラケットさばきでドロップショットを。

 これが決まり40-15。

 だがエーちゃんはポイントを決められたことよりも、今のボディショットでも球威が足りず、完璧なドロップを決められたことにショックを隠し切れない。

 それどころか観客席の青井コーチも今のは、もう褒めるしかない様子。


 今のプレーを観た三浦コーチは、タクマさんのサーブ&ボレーへのこだわりを一要約。

「まあ、要はデカくて動けて、神経質で不器用なタクマには、時代がどう動こうが、サーブ&ボレーしかなかったってことなんだろう・・・・)


 というところで次回<#322 増強>につづく。



 サーブ&ボレーヤーが苦しいってのはピート戦でも触れられていたことですね。
 でも、それを物ともせずにドロップを決めるタクマさんがあり得ない。

 これだけサーブを読んでいるにも関わらず、エーちゃんがポイントできたのは1ポイントだけですからね。

 いや、本当にタクマさんの強さが、凄いですね。


 しかし、今回のお互いの胸中の独白が色々と興味深いです。
 お互いよく知る相手、でも初の公式戦ということで、色々と思うことがあるんでしょうね。

 特にタクマさん。

 2年前のサーブ勝負、最後のスライスをまだ気にしている辺りも。
 この辺、32巻の巻末4コマの話だったり、##315があったりしますので、何だか納得できます。

  
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[ 2014/11/12 18:52 ] ベイビーステップ | TB(0) | CM(0)
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ココノイ

Author:ココノイ
久しぶりに調子が悪くなかったので、ベビステ感想のブランク部分埋めが完了。
次はコミックの感想にいけたらいいなぁ。

最近購入しているコミック誌とか
まぁ、買っているからといって、その雑誌の感想を書いているとも限らないわけですが……。
一応その雑誌に載っている漫画の感想はある程度書きたいなぁと思っていたりするのです。
週刊少年ジャンプ
週刊少年マガジン
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この辺に連載されているものは時々何かの話のネタにしたり、しなかったり。
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