第三の書庫

 マンガ、ラノベ、アニメ、ゲームの簡易感想を書いていこうと思っています。

ベイビーステップ #336 「切望」 感想


 マッチポイントを2度しのいだエーちゃん。
 連続でポイントされなければ、永遠に負けずにすむ。

 そんな妄想が一瞬去来するが、それはそれで地獄だと、すぐに気持ちを切り替える。

 ピンチでもあるが、ブレイクのチャンスでもある。
 デュースの時のタクマさんのサーブの確率は、ワイドがやや多め。


 タクマさん、サーブとボレーは他のショットより破壊力がる、威力があれば安定しにくいのは当たり前だと割り切る。
 プロなら、そういう対応策は二重三重にしておくものだと。

 タクマさんのサーブはワイドへのスライス。
 しかし、今までより回転が強い。
 コースは読んでいたものの、予想以上に鋭角で、タイミングが合わない。
 こうなると打点が遅れるため、ダウンザラインしかない。

 それでも、ここは捨て身でクロス狙い。
 完全にバランスを崩し、返されたら、追いつくことはできない。

 しかし、タクマさんも完全に逆は突かれた。
 一瞬遅れた分、タイミングが合わず、ボレーはネットに弾かれタクマさんのコートに戻る。

 これでエーちゃんがブレイクポイントを迎える。

 するとエーちゃんの身体に異変が。
 手足が震え、鼓動が一気に速くなる。

 あと1ポイントでブレイクとなったことで、急に重圧がかかってきて、緊張してきたのだと。

 負けを覚悟したつもりが、できなくなった。
 絶対に負けたくないと。

 でも、そんなことは当たり前。
 勝ちたいに決まっている、タクマさんに勝ちたいと。
 重圧はうまく使えば力になる、とはいえいくら何でも重すぎる。
 動機がキツく、震え、口が渇き、汗も吹き出し、身体が硬い。

 いくら落ち着こうとしても、20秒では対処できない。

 タクマさんも今のサーブはタイミングを奪ったし、悪くなったという気持ちはある。
 ダウンザラインに返すしかない所まで追い詰めたのに、次のショットを捨てることで無理にクロスに返し、ミスをさせられた。
 エーちゃんは、この土壇場でも自分らしく冷静に最高のプレーをしていると。

 それを考えれば、こんなサーブで悪くないとは言っていられない。


 しかし、15秒経過のコールがかかっても、エーちゃんはリターンの構えを取れない。

 落ち着くよう自分に言い聞かせるが、効果はなく、汗が噴き出してくる。
 これだけの重圧、井出戦のように重圧の正体を明確にして消す。
 しかし、その明確な正体が具体化しきれないし、そんな時間もない。


 タクマさんもエーちゃんの様子から、今の心理状態を推測。

(どうした・・・・。勝てると思ってビビってきたか? それはない・・・・。俺も修正作業は終わりだ・・・・)

 タクマさんは既にサーブの構えに入っている。

 エーちゃんも最後の最後までできることはやると、時間内にできるだけ重圧の正体を明確化。
 できるところまでやったら、リターンに集中。

 まだ、鼓動は収まらないもの、エーちゃんもリターンの構えを取る。

 タクマさんのトスが上がる。
 その瞬間、エーちゃんの脳裏の過るのは、リターンで一番第切なこと。

 なっちゃんが教えてくれたこと。

「エーちゃん! ボールは敵じゃないよっ。追い返すんじゃなくって、迎えてあげなきゃ!!」


 そうするとエーちゃんはタクマさんのサーブに反応。
 どころか、会心のリターンとなり、エースとなる。


 これには、返されたタクマさんだけでなく、会場全体が唖然。
 しかもスピード表示は230キロを表示していた。

 一瞬の静寂。
 そして230キロのフラットをリターンエースしての、エーちゃんのブレイクに会場は騒然。

 これで、ゲームカウントは5-4のタイに。

 すると今度はエーちゃん、本人が茫然。
 歓声で、要約現状に気づく。

(何だ・・・・・・。何だったんだ、今のは・・・・。最後までやれることをやって・・、最後の最後に頭をシンプルにしたら、身体が自然に動いた・・・・)

 それは即ち、ゾーン。

 今までの最大の重圧が全部味方になったように、球に伝わって、タクマさんのサーブを破った。

 そして、まだ収まらない鼓動の中で、追いついたのだという実感を得る。


 まだざわめく会場に、なっちゃんの姿が――というところで次号休載。





 いよいよ来ましたね、エーちゃんが勝てるかもしれない唯一ともいえる可能性。
 ゾーン。

 本当に苦しんできましたが、入る時は一瞬ですね。


 これで第2セットはワンチャンありますか。
 問題はこのゾーンがいつまで続くのか。


 最終セットに入れば、タクマさんだって、また調子を上げてくる可能性も大いにありますし。
 まぁ、最後のサーブは調子を取り戻した上で、叩かれたのだとしたら、タクマさんにとってかなり苦しい展開となるでしょうけど。


 それにしても、このエーちゃんのブレクポイントの勝てる可能性が僅かでも見えた瞬間の緊張ってのは、何だかわかる気がします。

 だからこそ、それを力にして、ゾーンに入ったエーちゃん、凄いなぁって思うんですよね。


 このメンタル半端ねェ。



 

 
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[ 2015/03/11 22:27 ] ベイビーステップ | TB(0) | CM(0)
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ココノイ

Author:ココノイ
久しぶりに調子が悪くなかったので、ベビステ感想のブランク部分埋めが完了。
次はコミックの感想にいけたらいいなぁ。

最近購入しているコミック誌とか
まぁ、買っているからといって、その雑誌の感想を書いているとも限らないわけですが……。
一応その雑誌に載っている漫画の感想はある程度書きたいなぁと思っていたりするのです。
週刊少年ジャンプ
週刊少年マガジン
週刊少年サンデー
月刊コミック電撃大王
月刊ヤングエース
月刊タイムきらら
月刊ヒーローズ

この辺に連載されているものは時々何かの話のネタにしたり、しなかったり。
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