第三の書庫

 マンガ、ラノベ、アニメ、ゲームの簡易感想を書いていこうと思っています。

ベイビーステップ #369 「対峙」 感想


 まだ届かない。
 でもいつか――。

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 新たなる挑戦を告げるCカラー。
 池と門馬さん、日本2強です。


 門馬さんとの試合、試行錯誤も大惨敗という結果。
 終盤やっとキープしたものの、間に合わず。

 エーちゃんもたった1ゲームキープできただけ、自分のテニスまでもっていけないまま完敗という結果にショックを隠し切れない。

 一方の門馬さんも終盤サーブを読まれて苦しい場面もあったと内心では思う。
 そしてタクマさんのサーブをリターンで崩しただけのことはあると、エーちゃんのことも認める部分も。

 だからこそ、試合後の握手、ぎゅっと力強く握る。
 それに驚くエーちゃんだったが、何か伝えたいことがあったのではと。

 エーちゃんは、すぐさまノートを広げ、試合の反省を記していく。
 終盤、3種類のスピンでやっとキープでき、自分の形に近づけた。
 でもブレイクするだけのインパクトはなかった、結局増やした球種も全部打ち込まれ、それ以上に球種を増やすことは無理だった。
 ならどうすればよかったのか。
 どうすればブレイクできたのかと。

 しかし、考えれば考えるほど、ブレイクはできなかったという事実が圧し掛かってくる。
 技術、体力、自身のある戦略の数、集中力の持続、何かも全てが足りなかった。

 そこで、エーちゃんは去っていこうとする、門馬さんを呼び止めて、頭を下げ、アドバイスを求めることに。

 門馬さんは僅かに考え、口を開く。


「そうだな・・・・。端的に言えば・・・・お前は攻めも守りもせず『逃げ』てる。例えば俺は『守るために攻めてる』・・・・。池は『攻めるために守ってる』。追い詰められてのチェンジオブペースは『攻め』じゃない。スピンで凌ぐのも他に選択肢がなきゃ『守り』じゃない。アレじゃ結局攻めも守りもせず『逃げ』てたようなもんだ」

 エーちゃんなりに攻めて守ったつもりだった。
 にもかかわらず、そう言われた門馬さんの言葉にエーちゃんは少なからずショックを受ける。

「他の若手の為にも攻守の前にまず立ち向かってくれ」

 そう門馬さんは締めくくるかと思ったが、決勝の前、難波江、神田、荒谷、井出を自分の所に連れてきてくれと。
 急な話なので、来れる面子だけでいいと。

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 そしてエーちゃんは試合とアドバイスに感謝に改めて頭を下げ、お礼を。


 そして試合を終え、コートから出たエーちゃんを出迎えたのは、難波江とおまけの高木。
 そこで難波江の試合の結果も聞き、お互い心技体根本からやり直しだと気づかされたと。
 でもそれがプロになるわけにわかってよかったと。

 そして早速門馬さんに明日皆に集まってほしいと言われたことを難波江に告げる。
 井出の連絡先は難波江が知っているが、神田に関しては知らないと。
 当然、高木が知るはずもなく……。

 荒谷にはエーちゃんから連絡。
 そしてこれを機に難波江と連絡先を交換。

 そんなこんなで、なっちゃん達、エーちゃんの応援団が合流。
 そこで青井コーチが、着替えたら、大事な打ち合わせがあると。


 大事な打ち合わせ、それは契約の話。
 現在既に支援を受けているラケットやウェアのプリンスやエレッセの契約の話は来年3月くらいに具体的になるとのこと。

 それは本来嬉しい話のはずが、青井コーチの表情は晴れない。

 エーちゃんの価値はこの大会で一気に上がった。
 18歳で史上初の予選からのベスト4と新聞にも載った。
 だからこそエーちゃんの使っているラケットやウェアも同時に世に知られたということでこの2社は喜び、実際『プロ転向の際には継続的にサポートしたい』と言ってきてくれた。

 ここまではいい話。

 あとは悪い話――というよりも青井コーチの予想とは違った部分は、もっといい話が来ると思っていた点。
 今回予想以上に名前を売ったため、すぐにでも具体的な契約の話が聞けると思ったが、具体的な話は4か月後。
 他のメーカーから正式な話は来ていない。

 要するに皆が皆、様子見というスタンスになってしまった。

 エーちゃんはベスト4に入ったが、難波江ほどシード選手を破ったわけでもなく、門馬さんとの試合も数字だけなら大惨敗。 
 つまり、来年の4月までのエーちゃんの戦績を見て、契約内容を判断したいと思っているのだろうと。

 勝てばビックマネー契約の可能性もあるが、ヘタをすれば逃げられてしまう可能性もある。

 いずれにしろ4月までの5か月間はプロに向けて、かなり大事な準備期間になると。
 どの試合に出るかは、この2、3日できっちり詰めることに。


 翌日、決勝前。

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 プレーヤーズラウンジには、日本代表監督の前多一樹氏が浅野さんがコーチ陣に加わることを、現代表選手達に説明。

 それに喜ぶ渡邊選手達だが、浅野さんはコーチが変わるということは代表を変えたいということ。
 その一言で表情が変わる。

 前多監督がそれに続く。

「今大会は噂されていた十代のレベルの高さが証明される形となった。そこで、この機に協会は急遽、2年後に本気でデ杯を獲りにいく強化計画を検討し始めたんだ。5年後じゃなく、2年後にデ杯だ・・。この意味・・・・わかるよね」

 今後、日本代表はメンバーを固定せず、多くの選手をどんどん試していくつもりなのだと。
 当然世界ランキング上位選手が優先なものの、それは150位以内の池と門馬さんだけ。

 現状、他の選手は横一線。
 それは門馬さんが集めた、エーちゃん達も一緒。

 ということで、門馬さんが皆を集めたのは、これからプロになった時、国内外で実績を上げて日本代表に加わる意識を持って欲しいということを伝えたかったから。
 そして難波江が今大会の成績を評価され、日本代表Bチームに召集されたということ。

 今回は難波江だけだが、今回声を掛けたエーちゃん達も候補なのだと。
 だからこそ、今後海外で戦う時はその自覚を持って戦ってほしいと。

 
「そして難波江のように日本代表に入りたければ・・・・、現代表の俺やあいつらに公式試合で直接勝つか――、世界中のどこででもいいから試合で現代表以上の戦績をあげろ」

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「シンプルでいいだろ?」


 そしていよいよ試合の時間が。
 というわけで、門馬さんの話は終わり。
 だが、折角来たのだから、決勝を観ていくよういって、コートへ。

 そして池も戦闘モードといった様子でコートへ。


(日本代表候補・・・・。まだプロにもなってないし、惨敗したばかりだし、実感はわかないけど・・。これが夢にまで見た世界の始まりなのかな・・・・。
 来年から日本のプロテニス選手として試合に勝つことで生きていく・・。その先には日本代表やデ杯があって・・・・、世界一の選手を決めるグランドスラムもある。
 ・・・・いつか俺が門馬さんや池くんの所まで行けるかなんてわからないけど、やらなきゃならないことが山ほどあることはわかった。
 やるべきことができたら、どこまで行けるのかな・・・・。俺はどのくらい強くなれるのかな・・・・?)


 門馬さん戦の敗戦、そして日本代表候補に入ったことで、改めて考えさせられることになったエーちゃん。

 そして、いよいよ全日本選手権決勝が始まる――というところで次回<#370 意地>につづく。



 エーちゃんは日本代表候補止まりでしたが、これでもかなりのことですよね。
 難波江がBチーム入り、そしてそれ以外の今大会出場の池世代全員が候補にも入っているわけですし。

 そして笑顔で2年後のデ杯を現日本代表メンバーに対して強調する前多監督が曲者すぎる。
 これで現世代と新世代の対立を煽って、ライバル意識を強くして、切磋琢磨させようってことなんでしょうが。

 あの笑顔である。

 只者じゃないってのが僕の印象です。



 エーちゃんのプロ転向もスンナリはいかなそうですね。
 大ブレイクはしたものの、まだ具体的な契約には届かない。

 4月までにどれだけ結果が遺せるかが鍵となるわけですが、どこまで描くことになるんですかね。


 あとは、敗戦後、すぐに門馬さんにアドバイスを求めたエーちゃん。
 このメンタリティは素直に凄いですよね。

 去り際に門馬さんが微かに笑っていたようにも見えますし、試合内容でエーちゃんを認めているとはまだ言えないかもですが、こういう所でエーちゃんを評価したのかもしれません。





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[ 2015/12/02 23:08 ] ベイビーステップ | TB(0) | CM(0)
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ココノイ

Author:ココノイ
サブPCが逝くまでサブブログとして継続中。
たまに一気に更新することがあったり、なかったり。

気まぐれでコピペと見せかけて……。

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まぁ、買っているからといって、その雑誌の感想を書いているとも限らないわけですが……。
一応その雑誌に載っている漫画の感想はある程度書きたいなぁと思っていたりするのです。
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