第三の書庫

 マンガ、ラノベ、アニメ、ゲームの簡易感想を書いていこうと思っています。

ベイビーステップ #381 「やる気」 感想

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 3月末、エーちゃんはスーツ姿、緊張した様子で、ラケットメーカーのプリンス社に。

 いよいよ初の契約更改。

 小ノ澤さんは最近エーちゃんが苦戦続きでも海外へ出ていることは重々承知。
 そして全日本ベスト4以降、エーちゃんのことを各所で聞かれるようになったと。
 短期間での進歩と思い切った活動はとても評価されていると。
 現状、期間は1年となってしまうが、遠征費の補助とラケットやバッグ他の用具使用契約を結べればと思っていると。


 一方、ウェアブランドのエレッセ社。
 須藤さんは、社内事情でウェア類現品の提供しかできないと申し訳なさそうに言う。
 須藤さん自身は、エーちゃんに可能性を感じているだけに、遠征費などのプロ活動も同時に支援したいと望んでいたものの、叶わなかったことに意気消沈。

 そんな様子に、エーちゃんはウェアを提供してもらえるだけで本当に助かりますと、これからもエレッセのウェアで頑張るので、お願いしますと頭を下げる。


 エーちゃんの契約は最低限の活動費+αといった体。

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 そして4月、ウイルソン社では、難波江が記者を前に大々的にプロ転向を表明。
 それは雑誌にも大きく取り上げられ、ただ名前が載っただけのエーちゃんとの差は大きなものに。

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 そのエーちゃんはなっちゃん、佐々木さん、影山、諭吉にプロとしての門出を祝してファミレスで簡易パーティ。

 諭吉は大学で新たな上下関係に苦労しているよう。

 記者会見をした難波江。
 1、2月まで海外で苦戦していたものの、3月に国内のフューチャーズで優勝。
 その勢いに乗って、チャレンジャーでも準優勝したため、デビュー戦が注目されているのだと。

 いきなりジャパンオープンでプロデビューして、新聞に出た池ほどではないものの、池世代の筆頭ということで業界関係者の期待が高まっている。

 だからこそ、卒業後、すぐチャレンジャーで勝った池やタクマさんの凄さが、より一層感じることに。

 すると、なっちゃんは、エーちゃんもすぐだと。
 今、エーちゃん海外から帰ってきて、フューチャーズの層の厚さを感じたと言っているが、3年くらいで突破しちゃうと思うと。

 3年。

 エーちゃんは3年前はプロの世界がどのくらい先にあるかなんて、全然わからなかったのが、今やプロの選手。
 どのくらいかわかる厚さの壁なら2年あればいけるってと、笑うなっちゃん。

 しかも3年がいつの間にか2年と短縮されている。

 そんななっちゃんの一言に、少し自信を取り戻したエーちゃん。


 そしてそんな中、影山から重大報告が。

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 それは佐々木さんと付き合うことになったというもの。

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 早速祝福するなっちゃんだったが、その一方でダークサイドに堕ちる諭吉。
 バッグを取り、帰る準備を。


 そしてプロ転向したエーちゃん。
 4月下旬には再び海外遠征へ。

 ハードな練習を積んで臨んだ、インドでのフューチャーズは本戦2回戦で敗退。

 さらに鍛え直して迎えた翌5月のカンボジア遠征は本選初戦で敗退。

 やるべきことをやっていても、結果がついて来ず、苦戦が続く日々。

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 そして6月中旬、タイ、フューチャーズ本選2回戦で、16歳ながら世界774位の王偉選手と対戦。

 オーストラリアと中国で見たうえ、練習もしたことがある相手。
 ある程度情報があるということで、攻めたいエーちゃん。

 しかし、王はプロでは珍しくエーちゃんより力はないのに、とにかく冷静で仕掛けてきた時のミスが少ない。

 勝負してきたドロップを何とか返すものの、次のショットをロブで決められゲームセット。
 6-2、6-4で敗れ、この遠征でも2回戦を突破することができず。

 試合後、暗い表情のエーちゃんに、調子が悪いのかと疑問を浮かべる王。

 ホテルに戻り帰国の準備を進めるエーちゃん。
 その表情はやはり暗いもの。

 海外遠征は大変なものの、そろそろ慣れてきた。
 練習の充分できているし、体調も万全。
 にもかかわらず、思ったより結果がついてこない。

 その原因を考える。
 球際の最後のところで思わぬショットで返されたり、ここぞという時に力が入ってミスしたり、いい所までいくもののダメなパターンが多い。
 プロの世界なのだから、こういう局面が特に大事なことはわかっているが、当然一球たりとも気を抜かず、諦めずにやっている。

 これは、身体面や技術面より精神面の問題。
 どちらかと言えば、そこに自信があったが、プロになった途端に。

 とはいえ、勝ちたい気持ちで負けているとは思えない。
 逆に力が入り過ぎているのかとも考えるが、考えれば考えるほど分からなくなる悪循環。

 そんなことを考えていると、携帯に池からの連絡が。
 エーちゃんが返信すると、今度は電話が。

 池の要件は、日本にいる友人が練習相手を探している。
 池自身はロンドンにいるため、エーちゃんの都合が合えばと思って連絡したのだと。

 池がロンドンにいるのは3週間後のウィンブルドンのため。
 その前に翌日の前哨戦、そして1週あけて本番開始。
 ウィンブルドンは芝のコート、池としては嫌いではないが、慣れておかなければならないため、早めに入っているのだと。

 頑張ってと、完全に応援するだけのエーちゃん。

 すると池は、エーちゃんのウィンブルドン予選出場まで何人前にいるのかと確認。

 エーちゃんは、ランキングのことと疑問符を浮かべる。


 そうではない。
 実際に予選にエントリーした場合、キャンセル待ち何番目くらいなのかと。

 ますます疑問を深めるエーちゃん。

 池はプレーヤーゾーンで確認できるだろと。

 エーちゃんはまだ3ポイントしか取れていないから、エントリーしても意味がないと全く調べる気がない。

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『・・・・さては、お前・・。自分が今どのくらいで、ウィンブルドンに出られるかに興味もってねえな?』

「・・・・いや、だってまずはフューチャーズとかチャレンジャーズで実績あげて・・・・、下部ツアーを突破することが目標で、今はそれしか考えられないし・・。もっと勝てたら、いつかは・・・・。・・・・」

 いつかは、その自分の言葉が心にひっかかる。

 
『・・・・予選出場に登録しておけば、直前にたくさんキャンセル出て、繰り上がりゃ、結構ランキングが低い選手でも出られることはあるんだぜ?』

 遠すぎた目標に、まったく考えることもなかったエーちゃん。

 それでも1000位以下のエーちゃんが出れる可能性はほぼゼロ。
 だとしても自分がどのくらいにいるのかはチェックしておいた方がいいんじゃないかという池。

『だって、そこが俺達の頂上なんだぜ・・・・』


 今の自分からウィンブルドンの距離は――というところで次回<#382 明日>につづく。




 さて、何やら情報が色々と詰まっている回でした。

 が、まずは一言。
 影山爆発しろ、と。


 まぁ、時間の問題だとは思いましたがね。
 ひょっとしたら、コミックで描き下ろしでのの4コマ的なもの。
 あるいはマガスペでの番外編で補完があるかもしれませんね。

 悔しいですが、おめでとうと。



 そしていよいよエーちゃんの契約。
 エーちゃんに最初にコンタクトをとったプリンスが一番の契約ですか。
 そしてエレッセが現品提供のみと、少し厳しい内容。

 その一方で難波江の記者会見。
 分かってはいましたが、大きな差となってしまいましたね。

 そしてプロ転向してからも、エーちゃんの苦戦は続く形。
 海外遠征に慣れてはきつつも、2回戦突破が難しい。

 これはテニスを始めた頃、3回戦突破に苦労し涙していた様子を思い出しますが。


 思い出しますが、それ以上に初登場時のアレックスの状況を思い出します。
 世界ランキング1000位くらいで、いまいち勝ちきれず、苦しむ日々。

 それだけに、池がいう友達が、実はアレックスだったりするんじゃないかなぁと思ったりするわけですが。
 わざわざ、日本にいる友達なんていう表現をしたのは、エーちゃんに対する、メタ的なことを言うなら読者に対するサプライズ的な。

 まぁ、可能性は半々位かなぁとは思います。
 何の裏も読まなければ、新キャラだとは思うんですけどね。

 一番の予想はアレック、次点でピートというIMG所属の面子の可能性がどうしても頭を離れないのです。


 あと王偉選手とは普通にぶつかりましたね。
 エーちゃんより力がなく、冷静でミスが少ないプレースタイル。

 オーストラリアでエーちゃんの試合に興味を持ち、中国で彼の方から声をかけてきたというのも納得できるスタイルですね。
 たぶん、自分に似ているということで、興味を持ったのではないでしょうか。

 力での勝負が難しく、戦術と技術で勝負するという点で。
 

 池は相変わらず、エーちゃんが精神面で行き詰った時に、ちょっと会ったり連絡をすることで、エーちゃんもメンタルを変える池の存在感。
 これはますますなっちゃんの嫉妬が。


 という話はさて置き、プロになったことで大きな目標を失ってしまったエーちゃんに強烈な一言を見舞いましたね。
 
 少しニュアンスは違いますが、門馬さんの、「お前の目標は何だ?」という一言に近いですね。



 そして池の電話で、僅かにですが、可能性が見えてきた全英。
 こちらも出場可能性は半々くらいかなぁと。

 エーちゃんの飛躍という意味では大きな大会でのジャイアントキリングという可能性もありますが。

 結局あと少しポイントが足りなかった的なオチも有り得る気がするんですよね。

 そしてもう一度気持ちを切り替えて、足場を固めていく的な。


 個人的には予選に滑り込んで欲しいところですが。


 まぁ、まずは帰国。
 池の友人の正体が気になるところです。



 ベイビーステップ(39) (講談社コミックス)
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[ 2016/03/09 17:51 ] ベイビーステップ | TB(0) | CM(2)
記事拝見しました
前回レスを頂いたROMのものです。その節はご丁寧にご解説ありがとうございます。

エーちゃんのプロの出だしはなかなか苦しい展開で、前途多難ですね。
仰せのように3回戦で負けていたジュニア初期時代に戻っているかのようなデジャビューに陥りました。
しかし仙台のボディプラスやプリンス等の期待に応えられる観客の笑顔の見える日が来ることを信じております。

明るい話題としては池の電話や、影山のらぶ発表でなんだか日差しが射してきた感じはしました。
勝てない主人公の中で着実に起こっている大きな変化を想起させてくれる点でこの漫画のリアル空気感が増したように思いました。
[ 2016/03/10 17:53 ] [ 編集 ]
Re: 記事拝見しました
たびたび、コメありがとうございます。

エーちゃんはスランプ気味ですね。
勝てないわけではないので、負け癖とも違うものの、何やら不完全燃焼な感じが否めないと言う所。

そしてスポンサー契約の件ですが、すぐに――少なくともプリンスは1年という縛りがありますが――結果を求められていないというのが、エーちゃんの生真面目さに悪循環を生んでいる気がしなくもないんですよね。

前回のエリックさんの話も然り。

だからこそ、逆にエーちゃんが結果を気にするあまり、空回りしつつあるかなぁと。
目先のポイントを気にしていて、試合に集中しきれていない……とまでは言いませんが。

折角憧れて入ったプロの世界。
全然楽しめていない。

アレックスがエーちゃんとの試合で吹っ切れたように、公式戦でなくとも、エーちゃんが完全燃焼できるような試合があればいいのにと思ったりするわけです。

池が言う友人に非常に期待しているのは、この辺。
ちょっとした契機で、ものすごく変わるのがエーちゃんですので。

試合でなくとも、池の電話などでその兆しは、確かにありましたし。

まぁ、これは僕がエーちゃんの立場だったらという私見が多分に入っていますので。
また違った解釈の方がスッキリするかもですが。


そして私見ついでに。
エーちゃんの優勝経験の少なさを、少し懸念していたりします。
未だにSTCカップだけですし。

まだ決勝まで進めていないエーちゃんですが、その辺も今後ネックになったりするのかなぁと。
ここから先に進んだときに、今度は優勝する難しさ何かが描かれたら嬉しいなぁと思って、ついでに書きました。


ちょっと色々書き出したら、もう2倍、3倍くらい書きたいことが膨らみそうになってきましたので、今回はこの辺で。
[ 2016/03/11 21:12 ] [ 編集 ]
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ココノイ

Author:ココノイ
久しぶりに調子が悪くなかったので、ベビステ感想のブランク部分埋めが完了。
次はコミックの感想にいけたらいいなぁ。

最近購入しているコミック誌とか
まぁ、買っているからといって、その雑誌の感想を書いているとも限らないわけですが……。
一応その雑誌に載っている漫画の感想はある程度書きたいなぁと思っていたりするのです。
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