夏×クイズ=青春!

いよいよ始まる『ぷらねっと』との決勝を賭けた一戦。
文蔵の面々はボタンチェック中。
所謂キノゴ型ボタンを使用するため、横から押しても点く形。
逆に『押し込み』は難しくなる。
というのを、去年経験している笹島が説明。
みんなその感触を確かめる。
「はい。もちろん応援ゲストですけど、競技はガチ参加でがんばります。ってゆうかコレ社長命令ですから!」
「それはヤバイね!」

「ヤバいです!! もう電波系だの、おバカアイドルだの言わせないんだから★」
と、ぷらねっとはインタビューで意気込みを語る。
一方の文蔵のぷらねっとの後にカメラが回ってくるので、意気込みを語ることに。
そんな中、一足先に決勝進出を決めた誠司が。
彼は妹の応援に来たわけではなく、忠告に来た。
「この試合はキミたちの出来にかかっている。せいぜい頑張って笹島を決勝に引っ張り出してくれよ。でないとわざわざ僕が参加した甲斐がない」
そんな中、識は先ほどの御来屋のことが脳裏を離れない。
それ故に、思わず口に出してしまう。
「…御来屋君は強かったですか?」
「そうだね…。彼は、ことのほか僕の記憶に残るプレーをした。だけど『負けた』。真実はそれだけだ」
笹島はそこで誠司を制止。
しかし、誠司は尋ねてきたのはそちらだと、先を続ける。
「君たちは、いい試合だったと褒められるだけで満足なのかい?」
「……お前は相変わらず、言うことがブレないな」

「僕は常に真実しか言わない。――だけど君の後輩たちは、受け止め方が変わってきたんじゃない? 君ももう『仕込み』はそのへんにして、本性を出していったらどう?」
そんな中、ジョヲジのインタビューを受ける文蔵の面々。

「アイドルの皆さんには、ここで観客を沸かせるなどの使命があることでしょう…。ですが―――クイズに正解することが我々クイズプレーヤーの使命です」
と意気込みを語る笹島。
そして識も熱い思いを。
「僕はクイズに出会って……、生まれて初めて『青春を懸けたい』って思えるものに出会ったと思ってて…」

「だから誰が相手でも何があっても、クイズで結果を残したいです!」

そしていよいよ文蔵とぷらねっとの試合が始まる。

そしてATKで先陣を切るのは、両陣営共に大将。
大将が後方席からクリアさせていく、一点突破の麻ヶ丘型。
ぷらねっとの頭脳は一見真面目で秀才キャラのきらりだが、彼女は年相応に中学生レベル。
真の頭脳はリーダーであるはるか。
売り方の問題で頭の良さを前面には出さないものの、ファンならその参謀っぷりには誰でも気づくレベル。
そんな彼女が陣営を被せてきたのは偶然か、あるいは作為的なものなのか。
一方の文蔵も指の早い真理を最初のATKに出す布陣も考慮したものの、クリアのタイミングを見誤ると詰むというパターンを目の当たりにした。
だからこその布陣。
そして第1問。
「夏の夜空に赤く輝いて/」
ここで笹島が先取。
解答権を井上にパス。
その後も真理、識に解答権を振り、開始早々の3連答。

「ぼんやりしてるなよ。どんどん回す!」
「「「ハイ……!!」」」
これは案外早く終わってしまうかなという大会長。
しかし、三咲Pが、今回ぷらねっとを応援ゲストに推薦した理由を。
「ぷらねっとがただ可愛いだけのアイドルなら、文蔵のストレート勝ちもありうるでしょう。でも――――この布陣には落とし穴がある」
そして問題は第4問。
「F1などのモータースポーツで/」

ここで先取したのは、はるか。
「その『落とし穴』にはるかは、ちゃんと気づけるコなんですよ」
不敵なアイドル、逆襲開始――というところで次回につづく。
いよいよぷらねっととの一戦が開幕です。
両陣営大将がATKというタイプ。
手の早いまりりんの可能性もあるかと思いましたが、普通に笹島でしたか。
まぁ、vs天満兄弟との二人羽織でも、その辺の巧さを見せていましたしね。
そして3連答で一気に流れを掴んだかに見えた中で、不敵なはるかの様子。
さて、ここからどんな展開になるのやら。
そして、まさかのメディア化企画進行中。
うん、何故にメディア化という表現。
この微妙さが物凄く気になるのですが。
普通に考えればアニメ化だと思うのですが、別段ドラマでも不思議はないですからね。
さて、どっちだろう。
さすがにいきなり映画化とかはないと思いますが。
ヤングエース 28年9月号
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