相反する二人が出会った。
呪われた者として忌み嫌われ、生きる意味を見失っている『複写眼』保持者、ライナ・リュート。
王家の血を引きながら、母が平民であるがゆえに蔑まれてきた、シオン・アスタール。
二人は出合い、そしてこの腐った国を変えたいと、望んだ。
そして革命の末、ローランド帝国王に即位したシオンは、ライナに彼が獄中で書いたレポートを元に、その鍵となる『勇者の遺物』探しを命じ、剣の一族であるエリス家の娘、フェリス・エリスをお目付け役として同行させる。
超絶面倒くさがりで万年無気力のライナと、超絶美人で傍若無人なだんご至上主義のフェリス、どこから見ても相性の悪い二人だが、各国を跨いで『勇者の遺物』を捜す旅の中で次第にお互いを無二の相棒として認め合っていく。
ローランド帝国で二人の動向を見守るシオンもまた、いまだ残る貴族との内部確執、そして他国との争いの予感に王として苦悩しつつも奮闘していく。
だが徐々に、二人の思いはすれ違っていく。
ライナたちがかつて夢見た『みんなが笑って、昼寝だけして
いればいいような世界』を作ることができるのだろうか……? 公式サイトより。
いよいよ始まりました伝勇伝。
原作は9割くらい購入済みで、内半分よりやや少ないくらい消化済み。
原作は龍皇杯勝った頃から好きな作品です。
積読率半端ないですが……。
若干古典的なノリもありますが、9年前からやっている作品ですからね。
良くも悪くも富士見のラノベですから。
いや、このノリ好きなんですけどね。
今回はとり伝の「すたーてぃんぐ・れじぇんど」な感じ。
正直余計なことはしないで、このままやっても良かった気はしますがね。
短編一発勝負で作られた作品なんで、主人公たちの顔見世としては充分だったと思いますし。
竜を生やすのは必須ですから、もう一度似たノリを繰り返すのか、あるいは端折って、いつの間にか竜が生えていたことにするのか。
あるいは最初からスイが持っていたことにしてしまうのか。
全体的に登場人物を出しすぎです。
ライナ、フェリス、シオン、あとはミルク隊くらいでよかっただろ。
クラウ、カルネ、ミラー、フィオルとその妹のエスリナまで出てくると厳しいだに。
顔見世という意味ではミランにルシルも出てるし。
かといって長編1巻からやると、また別の意味で視聴者置き去りにしてしまうのかもしれませんが……。
物語の根幹ではあるけど、過去編で登場人物とその立ち位置がまた変わってしまいますし。
1話という意味ではこっちの方が正解か。
そして過去の過去のことを匂わせて、次回から過去編ですからね。
300ページ強の長編なんで、1話で消化されたら嫌だなぁ。
時系列順ではないですが。
でも長編出る前に「すたーてぃんぐ・れじぇんど」とその後の短編がドラマガ掲載されているんですよね。
余談ですが。
あくまでの現在のライナとフェリスの関係があった上で、過去編をやるのはある意味原作通り。
でも話についていけずに、置いていかれる人多かっただろうなぁ。
ある意味次回が1話ですからね。
あと何気に今回のペンダントって『神獣消し(シプアムス)』ですよね。
脱力のヒロイック・サーガ―とりあえず伝説の勇者の伝説〈1〉 (富士見ファンタジア文庫)
伝説の勇者の伝説〈1〉昼寝王国の野望 (富士見ファンタジア文庫)
スポンサーサイト
それだけ本編入る前の掴みの第0話として丁度良かったって事でしょうか
ちなみに自分も数ヶ月連続発行あたりで積みました