第三の書庫

 マンガ、ラノベ、アニメ、ゲームの簡易感想を書いていこうと思っています。

ベイビーステップ #415 「日本の母」 感想


 いきなりブレイクから始まった吉道さんとの試合。

(反応が良くて技術が高いリターン、前の守備位置での多彩な攻撃パターン。その身体で・・・・。しかも、たった数年でここまで来るとはどれだけ濃密な時間があったことだろう。プロで成功すれば君は日本どころか、世界の希望の星だな・・・・。君の強さがやっと想像できてきたよ)


 このいきなりのブレイクに、思わず足の心配をしてしまう渡邊さん。
 その様子を見て、思わず笑ってしまう葉子さん。

「タカくん本当に心配してくれてるんだね」

「あ・・当たり前ですよ。あの人は代表にいないと困るんです。門馬さんが日本代表の父なら・・・・、吉道さんは母みたいなもんなんですから」


 渡邊さんがそう言うには理由がある。

 2年前のデ杯のワールドグループ1回戦。
 1勝1敗で迎えた第3戦。
 吉道さんと渡辺さんのダブルスは、スコア的に追い込まれていた。

(俺がこのサーブを落として負ければ日本は崖っぷち・・。明日の門馬さんのシングルスに全てが懸かっちまう)

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 思わず日本ベンチを見やると、『逃げるな、攻めろ!』という強い念を送る門馬さんの姿が。

 ただでさえプレッシャーがかかっている渡邊さんは、更なるプレッシャーを受け表情が固くなる。

「オイ! タカ!」

 そこで吉道さんが思わず声をかける。

「今気づいたんだけどさ・・・・。お前、すっごい長い鼻毛が一本だけ出てるぜ」

「え・・・・」

 慌てて鼻を押さえる渡邊さん。

「嘘だよ」

「んな! こんな時に何の冗談ですか!?」

「いや、確かめたかったんだよ・・・・。ちゃんと日本中に見られてる意識があんのかをな。ちゃんと意識できてんなら、そんな顔すんなよ。・・・・それこそ日本中が心配しちまうぞ?」

「!」

「俺達にはあの頼もしい仲間がいるんだ。誰かが失敗すりゃ誰かが補う・・・・。だから皆で思いっきりやれんのが、デ杯だろ? なっ」


 そういったことがあったから、渡邊さんは吉道さんは代表に絶対に必要な人だと豪語する。
 試合に出てようが、出てまいがいるだけで日本代表を前向きにするだけの力があるから。


 そして試合は第2ゲーム。
 エーちゃんのサーブ。

(王偉戦から自分のテニスが思った方向に急激に伸びてる。昨日今日はほとんど理想のプレーができてる。日本代表相手にいきなりのブレイクは出来すぎだけど・・・・思い通りではある)

 1ブレイクのリードを活かして、サーブゲームは攻撃的に死守を試みるエーちゃん。
 まず最初のサーブはワイドへ。

 これで吉道さんの体勢を崩すものの、深いリターンが返ってくる。
 それでも、ここで下がらず、リズムに乗って、速く動いて早く返す。

 このリズムでエーちゃんのサーブの優位性は譲らない。

 その上で、攻めるべき時を見極めて、一気に攻める。

 エーちゃんが一気に攻めにいったフォアのクロス。
 これに吉道さんは素早いフットワークで追いつき、ダウンザラインに逆襲。

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 これがラインギリギリに決まり、0-15。

(なんだ今のは・・。1球で全部を覆された・・・・)

 それでも今のは無理があったと、次のプレーに頭を切り替えるエーちゃん。

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「こういう吉道さんらしいプレーがどんどん出てくれば今日はいけますよ」

「だといいけどね」

 そう話す渡邊さんと葉子さん。


 続くポイントはエーちゃんがサーブの優位を守りきりポイント。


 次のポイントもサーブの優位を守りながら、多様なチェンジオブペースで試合を展開。

 速いスライスも使い、完全に優位に立ったところで前へ。
 しかし、吉道さんはそれを苦にせず、ロブでエーちゃんの頭上を抜き、15-30。

(うまい・・・・。かなり深くて弾まない球だったのに・・・・)


(優位は奪われてないのに・・・・。追い込んで決めにかかるとスーパーショットで逆転される・・・・。追い込まれて強いタイプなのか? ・・・・それとも俺の攻撃の起点になってるショットが狙われてる?)

(自分のサーブで思う通り攻めてるのに、おかしいと思ってるんだろう・・・・。君のように戦術で戦う選手には、よくそう言われる。俺のテニスが理解しにくいんだろう・・・・。でも、それは単に考えすぎ・・・・。俺のテニスは至ってシンプル)


(テニスはストロークで大方の勝負が決まる・・・・。1ポイントが約10本のストロークで決まるとして・・、その10本全て最高のショットを打とうとすれば、これは相当難しい)

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(でも1本・・・・。10本中たった1本なら・・・・。最高のショットは打てる・・・・!)


 ストローク戦の中突如きたスーパーショットにエーちゃんも反応しきれず15-40。

 先ほどから攻守に関係なくいきなり一撃で状況をひっくり返されていることに強い警戒心を抱くエーちゃん。
 絶対に優位を渡さないつもりでのサーブ。

(ストロークは90%が辛抱なんだ・・・・。ほとんどのストロークは自分と家族の人生のために。堅実に・・・・、丁寧に・・・、何があっても守りきる)

 エーちゃんは今まで以上に吉道さんを警戒。
 どこかで優位を広げて攻め込むつもり。

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(だが・・・・1ポイントに1回だけ・・・・。日本のために全身全霊で・・・・打つ!)

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 渾身のダウンザライン。
 これが決まり、吉道さんが早々にブレイクバック。

 この日本の守護神を越えられるか――というところで次回<#416 明快>につづく。


 吉道さん、早々にブレイクバック。
 流石日本代表。

 強いですよね。

 エーちゃんも完璧に近い滑り出しで、リスクを負い、警戒もしていた中でのサーブゲームをあっさりブレイクしてのけたわけですから。

 というか、吉道さんとエーちゃん、相性は最悪に近いかと。
 エーちゃんに限らず戦術派は全般。

 例えば池なら10本中1本を打たす前に攻め倒す。
 あるいは門馬さんなら、その1本が来たところで跳ね返す。

 上位陣はそういうことができる。

 一方のエーちゃんは、吉道さんから優位は奪えるものの、決め切る前に逆襲を受けてしまう。
 現状のままでは決め切るのが難しいといったところでしょうか。

 あと数ゲームも打ち合えば、吉道さんのスタイルは分かるのでしょうが、かといってすぐ打てる対抗策ってのもないですからね。

 まぁ、それができるのは、吉道さんのメンタルと脚力あってこそでしょうが。


 しかし、一方で吉道さんの怪我の再発が気にかかります。
 葉子さんにややネガティブが発言が目立つ気がするんですよね。

 表情が暗くはないですので、大丈夫かもしれませんが、この辺はちょっと気になるところ。


 うん、ブレイクからのブレイクバックされる展開。
 怪我明け。

 ちょっとだけ緒方の試合を思い出した僕でした。


 ベイビーステップ(43): 週刊少年マガジン
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[ 2016/12/07 22:50 ] ベイビーステップ | TB(0) | CM(0)
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ココノイ

Author:ココノイ
サブPCが逝くまでサブブログとして継続中。
たまに一気に更新することがあったり、なかったり。

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一応その雑誌に載っている漫画の感想はある程度書きたいなぁと思っていたりするのです。
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