第三の書庫

 マンガ、ラノベ、アニメ、ゲームの簡易感想を書いていこうと思っています。

ベイビーステップ #420 「テンション」 感想

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 吉道さんの表情変化を図にするエーちゃん。
 ②と③を返せたと思ったら、もっと強烈な④。
 しかも④の表情は①と区別がつかないもの。

 それに②、③も返せたといっても、本当に返しただけで、攻撃には結びついていない。

 とはいえ、このまま下がり続けるわけにはいかない。
 前の守備位置で戦うことにしたのは、このレベルの選手に勝つためのものだから。

 まずは①と④を見極めながら、②、③の表情の時は下がってでも返す。
 吉道さんが普段と一緒だったら、エーちゃんも普段通り前の守備位置、それでも④は覚悟。

 いずれにしろ次はエーちゃんのサーブゲーム。
 キープして、吉道さんの異常な集中状態を断ち切る。


 第5ゲームで要約キープした吉道さんは、息を吐く。

(やっとキープ・・・・。これで思うように戦える状況が整った)

 葉子さんは、そんな吉道さんの様子に、家を出る時の吉道さんの言葉を思い出す。

「今日の相手は日本の将来を託せる奴かもしれないんだ。なんてったって門馬が気にかけてた奴だからな。年齢差もあるし、同じ代表で戦えるかはわからないけど、一度逃した戦う機会が、また来たのは縁・・・・。俺の全てを出し切ってやりたい!」


 エーちゃんのサーブに対応する吉道さんの表情はデフォルト。
 しかし、動きが早く、ファーストサーブにも関わらず強打のリターン。

 その後も、表情を変えず、回り込んでのフォア。
 しかし、この勢いは絶対に④だと判断。

 それでもエーちゃんは、下がらず迎え撃つ。

 吉道さんの強打。
 それに追いつき、何とかラケットを合わせたものの、浮いた球はチャンスボールに。

 自分のサーブゲームにも関わらず、2球で劣勢に。
 そして浮いた球をスマッシュで決められ、0-15。

(よし・・完璧・・。復帰後やっとこの状態までもってこれた)

 エーちゃんは吉道さんの強さを改めて実感。
 それでも慣れれば、どこかに付け入るスキが見えてくるはずとプレー。

 しかし、吉道さんの表情はまた①か④の状態のまま。
 そしてリターン強打。

 エーちゃんは何とかラケットに当てるものの、前に飛ばすこともできず0-30。

(俺に①か④の迷いがあるからか、反応が半歩遅れるんだ。普通の顔は全部④のつもりでいく・・・・」

 次のポイントはラリー戦に。
 その間、吉道さんの表情に変化はない。

 今度こそ通常に戻った。
 そんな考えがエーちゃんの脳裏を過った瞬間、吉道さんのジャンプショットが決まり0-40に。

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(そうだ・・・・。①から③はあくまで集中力を高める過程・・・・。・・・・ついに最高の状態まで持ってきたんだ)

 この普通の表情が吉道さんのベストの状態。
 だとすれば、今この状態を何とかするしかない。

 これまで強打でやられているということで、エーちゃんはサーブの後一度後ろに守備位置を下げる。

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 するとそのエーちゃんの動きを視界の隅に入れた吉道さんは、瞬時にドロップを選択。

 後ろに守備位置を下げていたエーちゃんは反応できずに、このゲームもブレイクを許してしまう。

 完全に吉道さんの流れ。

(ダメだ・・。サーブゲームを圧倒的にブレイクされた・・・・。守備位置はもう③以上は下げられない・・・・。しかも、ここからは吉道さんのサーブ・・・・。さすがにもう手の打ちようがない・・・・。これじゃまるで世界のトップ級と戦ってるみたいだ)

 エーちゃんは必死で考えを巡らす。

 そこで思いついたのは、吉道さんは世界トップ級ではない。
 ならばこの状態は簡単に継続することはできないという結論に至る。

 そのためにはこの集中力を切るようなプレーが必要となると。
 とはいえ、エーちゃんに高木のような揺さぶりができるわけではない。

 ならば、吉道さんが重圧を感じたり怒るようなプレーを見せれば。
 今、重圧を掛けるのは難しいから、怒らせるとすれば。

 吉道さんのまっすぐな性格から、適当なテニスをすれば。
 しかし、それは怒らすことにはなっても、叩き込まれて終わり。

 でも、先ほどエーちゃんらしいテニスをした時は感情的に攻め込まれた。
 あれは怒りに近いものだった。

 だとすれば、エーちゃんらしいテニスをすれば――。
 とは言っても、今はそれが難しい。

 と、そこまで考えたところで、タイムのコールが。

(とにかく・・・・。思いつく限り色々やってみるしかない!)

 まずはリターン位置を後ろに下げる。

 と、見せかけて、吉道さんのトスの間に、本来の守備位置に戻す。

 このブラフで厳しいながらも、吉道さんの反応が半歩遅れた。
 ここをチャンスを、エーちゃんはドロップで攻める。

(ドロップは安易に使わない方がいいと、わからなかったか?)

 即座に反応して、前に出る吉道さん。

(取られるのはわかってるからこそ・・・・)

 それと同時にエーちゃんも前へ。

(ストローク勝負じゃ分が悪い・・。だけど俺は反応には自信があるんだから・・・・。反応勝負に持ち込む!!)

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 吉道さんのボレーをうまく沈め、浮いたところを叩く。
 その球はサイドラインぎりぎりの所へ――この一球が劣勢を跳ね返す一歩となるかというところで次回<#421 決定打>につづく。



 ブレイク合戦も終わったかと思いきや、三度吉道さんにブレイクを許してしまい、リードされてしまうわけですが……。

 うん、まぁ、流石に日本トップクラスの選手があんなに分かりやすいクセ(表情)のまま勝てるわけはないですよね。
 あの②~③の思いっ切り変わる表情は、スイッチが完全に入るまでのオマケ。

 ある意味ボーナスポイント。

 まぁ、吉道さんをよく知る選手はそこでそこで先行逃げ切りを図るのかもしれませんが……。

 ある意味スロースターターってことなんでしょうね。
 無自覚なんでしょうが。


 いずれにしろ、こうなった吉道さんは強そうですね。
 エーちゃんのサーブゲームを圧倒的にブレイクしてみせましたし。

 とりあえず、このボレー勝負で吉道さんに少しでも動揺を与えることができたのかどうか。
 うん、まぁ、まずは入っているどうかなんですけどね。

 ギリギリでしたし。


 あと余談なのですが、コミック描き下ろしで判明した、門馬さんのことをアユと呼ぶ吉道さんが今回早速そう呼んでいる様子が描かれていたので、何だか少し笑ってしまいました。






 ベイビーステップ(43) (週刊少年マガジンコミックス)
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[ 2017/01/25 23:25 ] ベイビーステップ | TB(0) | CM(0)
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プロフィール

ココノイ

Author:ココノイ
久しぶりに調子が悪くなかったので、ベビステ感想のブランク部分埋めが完了。
次はコミックの感想にいけたらいいなぁ。

最近購入しているコミック誌とか
まぁ、買っているからといって、その雑誌の感想を書いているとも限らないわけですが……。
一応その雑誌に載っている漫画の感想はある程度書きたいなぁと思っていたりするのです。
週刊少年ジャンプ
週刊少年マガジン
週刊少年サンデー
月刊コミック電撃大王
月刊ヤングエース
月刊タイムきらら
月刊ヒーローズ

この辺に連載されているものは時々何かの話のネタにしたり、しなかったり。
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