アバンはザムル邸、ブロフスから話を聞いている時にルシルがやってきて。
ブ/ロフスに。
で、本編。
陣を張るためにテントを張ったり、水を汲んだり、薪を拾ったりと動く面々に対し、ライナは昼寝。
というわけにもいかず、そんなライナの役割は、戦争となってから様子のおかしいキファの相手をすることに。
そんなキファは私と逃げてと、ライナは乾いた笑いでそんな冗談と。
それを聞いて全てを諦めたキファ
「我・契約文を捧げ・大気に眠る光の精獣を宿す」
とローランドの魔法体系ではない信号弾のような光の呪文を。
そのまますぐに走り出してしまう。
その様子をボーっと見ているライナの方に、上半身だけとなったタイルが飛ばされてくる。
さらに悲鳴が。
それをやっているのはエスタブールの魔法騎士団。
ただの学生メインで構成されている部隊とはレベルが違う。
一方的な殺戮が続き――。
一方でライナとシオンは後ろから追ってくる相手に時間稼ぎ。
ライナは7年ぶりに使うという複写眼で、エスタブールの魔法をコピー、動揺している内に3人を倒すものの、ライナ、シオン、それにキファの3人を除いた全員の始末を終えた隊長をはじめ、魔法騎士団50人-(ライナに倒された)3人が。
ライナは真っ先に叩き倒され、頭を掴まれ、死屍累々となった戦場を、そしてシオンが殴られる様を、キファが押し倒される場面を見せつけられ――
ライナ覚醒。
『α(はじまり)は破壊だ。我は何も生み出さない。恵まない。救わない。ただ消すだけ。真っ白に』
魔法でもない。
ただ『砕けろ』『壊れろ』といったライナ――天から堕ちる声で全てをその通りに起こす力。
それでエスタブール魔法騎士団を壊滅させ、そしてその矛先はシオンとキファに。
首を締め上げていたところで、ライナ自身が抵抗。
目がこの原因だと気づいたシオンが、力が抜けた際にライナの手から逃れ、瞳を閉じさせてライナの暴走は終了。
そこにローランドの援軍が。
数日後、シオンは英雄として凱旋。
キファが牢屋に投獄済みで、ライナも軍幹部の面々に拷問ってか、単にイジメ。、虐待。
そしてライナは投獄に際し、願いをかなえてもらうことに。
アメとムチのアメです。
そしてライナが望んだことは――。
キファの釈放。
彼女は去り際にライナにキスをし、一つの決意をしてローランドを去っていくことに。
そしてシオン。
ライナに牢を抜けられるように、手はずを整えるものの、ライナはそれを拒否。
そして投獄され、時間だけはあるライナは、一つのレポートを作成する――という次回予告。
正直、こうなるんじゃないかと思っていました。
1巻を3話構成でやって欲しいって思っていましたよ、思っていたさ。
でも僕が望んでいたのは、ラスト50ページ強に1話費やして欲しいってことじゃないのに。
いや、1話使うかわからないけどさ。
これじゃキファに悪い印象しか持たない人多いだろうなぁと。
タイルと(たぶん)トニーが真っ二つ。
そしてファルも首がー!!
うぅ。
映像として見るとやっぱりエグいなぁ。
小説だとタイル、トニー、ファルはいつの間にか死んでいた印象ですし。
しかし、これだけだとキファの行動がよく分からないだろ。
他にも分からないことがいっぱいだと思いますが……。
正直言って今回は絶対解説が必要だと思います。
が、僕も原作わりと積んでいるので、解説できるわけじゃないんですよね。
軽くですし、間違っている部分あるかもですので、鵜呑みにしないでください。
キファの行動原理。
彼女は元々エスタブールのスパイとして3姉妹でローランドに来ていたものの、早々にバレ姉は殺され、妹が人質となり、エスタブールを売ることに。
彼女はエスタブールのスパイではなく、ローランドとの二重スパイということです。
しかも使い捨ての。
そういうことを言い出すと、あの場にいた全員が捨て駒だったという話になってしまいますが。
あそこにエスタブール魔法騎士団がいたのも、シオン――とえっと、ライナもそうかな?――がいたのも、ローランドの援軍が遅れたもの、全て計画の内です。
むしろ3人生き残りがいたことこそが予定外という話。
今回はそうでしたが、アルファスティグマの暴走は目を閉じれば収まるとか、そいういう話ではありません。
ライナが特別。
ローランドに飼い殺されているのもその辺が原因だったりします。
あとシオンがけっこう優遇されている気がするのですが、心情表現がされてないからなぁ。
味方がバタバタ死んでいっているのに、表情あまり変えなかったり。
ライナが複写眼を使ったとき位ですからね、、取り乱したの。
「…………君を仲間にしたのは俺の過失。タイルやトニー、ファル……仲間が死んだのも俺の過失。戦争が起きたのも……俺がいま王じゃないのも……」
場面変わったせいで、台詞まわしが若干変わっていましたが。
これはライナとの面会中じゃなく、全て終わったあの戦場で言って欲しかった。
「我・契約文を捧げ・大地に眠る悪意の精獣を宿す」
今回ライナがコピったエスタブールの魔法ですが、加速系の身体強化魔法です。
今後もライナが結構愛用する呪文ですので、一応触れておきます。
今回以前の感想。
#001 「昼寝王国の野望」 #002 「英雄と寝ぼけ男」
伝説の勇者の伝説〈1〉昼寝王国の野望 (富士見ファンタジア文庫)
堕ちた黒い勇者の伝説〈1〉―真伝勇伝・革命編 (富士見ファンタジア文庫)
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いやフレ/ンダじゃ無いんだから(笑)
グロシーンのハズが一瞬でギャグっぽく…
結構大胆に弄って来ましたね個人的には観れる範疇なので問題無いですが
悪意の精獣はライナの切り札的魔法ですからね
ゲームでも大活躍でした