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第三の書庫

 マンガ、ラノベ、アニメ、ゲームの簡易感想を書いていこうと思っています。

遊戯王ARC-V スケール32 「アダムの見たもの!」 感想

「スターヴ・ヴェネミー・リーサルドーズ・ドラゴン!! デストーイ・ナイトメアリーに攻撃!!」

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 すべてを吹き飛ばすユーリの一撃!!

 この攻撃によって、素良のライフは0に。


 素良は最後の瞬間、美宇の姿を幻視し――。
 意識を失い、水の底へと。

 一方のユーリもここが限界。
 遊矢へと意識を切り替える。

 そして、遊矢の意識の中へと戻ったユーリ。

「大丈夫かユーリ!」

 心配し、駆け寄るユート。

 そしてユーリは椅子に座り、

「少し疲れました…」

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 そうやって、座ったまま眠りにつくことに。


 底に沈んだ素良を引き上げ、浮かび上がってきた遊矢。

「榊!!」

「紫雲院!」

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 沢渡と黒咲とで、その二人と浮いたままだった柚子を引き上げる。

 素良は呼びかけにも全く応えず、意識が戻らない。
 ということで、飛行機の医務室へと運ぶことに。

「水中は息が出来たんだ。窒息はしてないはずだよ」

 そう言って、服装の水を絞る遊矢。

「すまない。だけど戦うしかなかったんだ」

「遊矢! 貴様!」

 遊矢の物言いに激昂する沢渡。

「紫雲院は本当に俺たちの敵なのか?」

「……オレにはまだ信じられないぜ…」

「…彼は妹を失った絶望を利用されたんだ…」

「妹を失った?」

「でもきっと素良は大丈夫だよ思う。素良には君たちがいる。心から心配してくれる仲間が」

「あったり前だ! コイツはオレ達がずっと面倒をみる!」

 そう断言してみせる沢渡に、安心したと遊矢。

 そういうわけで、素良。
 そして柚子を二人に任せて、遊矢は先に進む。


 一方、零児は。

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「赤馬零児…」

「お前は誰だ?」

「私はアダム。君に『アダムの因子』を与えた者だ」

 零児の前に現れた、アダム。
 肉体こそ消えたものの、G・O・Dから逃れるため、意識は時の狭間を彷徨っていたのだと。

「聞かせてもらおうか。『G・O・Dの力』と『アダムの因子』…。不明な事に人生をかき回される不快さを、お前にも味あわせてやりたいものだな」

「…ふ、そならすでに味わっている。私のせいでEVEやアイザック…。彼らの人生を奪ってしまった…。彼らは私の後を追い、時を旅するようになってしまったのだから。
 そして、君たちも巻き込んだ。君や榊遊矢にも心から済まないと思っている」

「時を彷徨いながらお前はずっと私たちを見ていたというわけか。なぜお前は自分で仲間に会いにいかない?」

「行きたくてもいけないんだよ。こいつのせいでね」

 アダムの視線の先にあるのは、大樹。

「君に与えた力はG・O・Dの力を開放するキーの様なものだ。それを奪ったために、G・・Oは全ての力を覚醒していない。だが私がG・O・Dのカードを持つEVEの元に行けば感知され因子を奪い返される」

「可笑しな話だな。ならばどうして私と遊矢にその力を与え、G・O・Dと戦わせようとする?」

「G・O・Dの力は幸か不幸かデュエルモンスターズのカードに閉じ込めた。つまりG・O・Dから奪った力はデュエルによりやりとりが行われる」

「…だから?」

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「残念ながら私は君たちほど強いデュエリストではない。EVEにもアイザックにも、いつもコテンパンにやられてたからね」

 ははと笑い、頭をかくアダム。

「…」

「だからこそ、私は待った。君たちのような強いデュエリストが現れるのを。君たちは特別な存在だ。私は時を越える君たちを見た」

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「榊遊勝はG・O・Dの力に気づき、ワールド・イリュージョンで世界の時を巻き戻した。
 しかし、君と榊遊矢はその巻き戻しに飲み込まれずに、この時代にやってきた。G・O・Dと戦うために!!」

「私は君たちに運命を感じた。G・O・Dは時を操る恐るべき存在…。だが、君たちなら戦えるとね。だからこそ、力を三分化し君たちに与えた。
 もし時がデュエルモンスターズが生まれる前まで巻き戻され、君たちのような存在に出会えなかったとしたら、私のやったことは無駄に終わり、G・O・Dは真の力を覚醒していた」

「時を越えるほどのエネルギーを持つG・O・Dとは何なのだ?」

「君も科学者だったな。確かに私の時代でも、それ程のエネルギーは見つかっていない」

「余計な御託はいい、質問に答えろ!」

「G・O・Dの正体は私にもわからない。長い間、時を彷徨っていても正体は掴めなかった。ただ、彼らはある日ゲートの向こうからやってきた」

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 それは、アダムがあの輝きに意識を引き込まれた時。
 その奥で見た人工的な巨大ゲート。

「その向こうに見えたのは、枯れた星々だった。死滅した生命なき暗黒の星々。無数の生命の呻きが私の耳に聞こえてきた…」

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 そして、そこで見たモンスターが、これらの星々を滅ぼしたのだと、瞬時に直観したアダム。

「そのゲートとはなんだ? 誰が作った?」

「それもわからない。ただあのモンスターをこの時空に野放しにしてはならない。そう思ったのさ」

「ではお前は確証もなく、G・O・Dの力を奪うために命を投げ出したというわけか!?」

「そうだ。だが、私の直感はその後の出来事が正しかったと証明している。
 G・O・Dの力は今は僅かだ。しかし、それでも君たちに起きたような事態が起きている。G・O・Dが真に覚醒すれば、時を操る以上のもっと恐ろしい力を発揮することになる」

「それでお前は何のために私に会いにきた?」

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「お前が与えた力を返してくれとでも言うつもりか?」


 零児の問いかけに、不敵な笑みを浮かべるアダム。


 飛行機の医務室に素良と柚子を運ぶ沢渡と黒咲。

 そして一方で一人、EVEの元へ向かう遊矢。

(とうとう来たか、榊遊矢…)

 遊矢達の動きはモニターで把握済みのEVE。
 しかし、零児の姿が確認できていない。


「ユート…。ユーリの様子は?」

『疲れて寝ている。ユーゴもまだ目覚めてはいない』

 ユートから、ユーリ、ユーゴの状況を知らされた遊矢。
 すると、突然、辺りを見回し、

「どこだEVE! 姿を現せ!
 もう君の仲間はいないんだろ! オレとデュエルで決着をつけよう!!」

 大音声で叫ぶ。

 すると、その遊矢の声に応じる様に、施設に反応が。

『行くのか、遊矢…』

「ああ、EVEと決着をつけるよ。
 俺を案内してくれるみたいだ」

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 EVEの場所へ案内するかのように、矢印が廊下に現れる。
 そして、その矢印に従って、走る遊矢の前に、異様なゲートが。

『遊矢…』

「この向こうにEVEが待ってる!
 さぁ、行こうか!」

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 ボス戦的なゲートにわくわく!

 というところで次回につづく。



 ………………………………。

 ………………………………。

 ………………………………。

 敢えて、言おう。


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 柚子近い。

 沢渡、黒咲――。
 ―――――ッ!!


 これだけ近くにいるなら、助けたれよ。

 てっきり視認できる範囲に柚子はいないと思って、色々と推測したのが全部空振りに終わりましたよ。

 いや、まぁ、いいんですけどね。
 正直、数か月にわたって、結構何度も言っていただけに、ちょっとダメージが大きかっただけですので。



 それはさて置いた、本編の話。

 なのですが、全体的な物語に動きはないんですよね。

 正直、一番メインなのが、アダムと零児の話。
 色々と新情報が出てきましたが――。

 意外と語るべきことがない。


 急展開ってわけでもなく、むしろ、『へー、そんなだ』的な印象が強い。


 まぁ、その中でも気になった部分を抜粋はします。

 『アダムの因子』=G・O・Dの力を開放するキー。
 それをアダムがG・O・Dから奪ったために、すべての力を発揮できていない。

 そしてその因子の力を三分化した。

 遊矢、零児、そしてこのアダムの思念体? ですかね。

 言葉尻を捉えるなら。

 『力を三分化し、君たちに与えた』

 この言い方ですと、三分化した力は全て、与えているようなニュアンスに感じますが……。

 ただ、アダム思念体がG・O・Dに近づくと、因子を奪い返されると言っている以上、一つは彼がもっているのでしょう。



 あとは人工的なゲートに、そこからやってきたという“彼ら”。
 複数形なんですよね。

 まぁ、普通に考えれば、その彼らがラスボスとしてEVE戦後に登場ってところでしょうが……。


 あと、零児にデュエルを挑むかのようなアダム。
 ……自分でそれほど強いわけではないと言っていますが、これは言葉通り受け取っていいものかどうか。

 謙遜、あるいは、勝つつもりでやっていなかったから戦績が悪いとも。

 まぁ、本当に強いデュエリストではなかったとすれば、自分のアダムの因子を零児に託そうとしているのかもと考えられなくはない。



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[ 2018/04/23 09:29 ] 遊戯王 | TB(0) | CM(0)
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ココノイ

Author:ココノイ
サブPCが逝くまでサブブログとして継続中。
たまに一気に更新することがあったり、なかったり。

気まぐれでコピペと見せかけて……。

最近購入しているコミック誌とか
まぁ、買っているからといって、その雑誌の感想を書いているとも限らないわけですが……。
一応その雑誌に載っている漫画の感想はある程度書きたいなぁと思っていたりするのです。
週刊少年ジャンプ
週刊少年マガジン
週刊少年サンデー
月刊コミック電撃大王
月刊ヤングエース
月刊タイムきらら
月刊ヒーローズ

この辺に連載されているものは時々何かの話のネタにしたり、しなかったり。
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