アバンはシオン母の今わの際回想。
そして現代、ライナ達の様子をイリスの描いたメモと言葉から、トアレの元にいる事を知り……。
ステアリード公爵一派の罠が待ち受けるシオンのネルファ訪問。
その罠にあえて乗るべきだと言うのはミラン。
結局シオンは主だった面子としてミラン一人を引きつれ、ネルファ行きを決定。
で、ネルファ王との会談中に突然現れ、和やかな空気をぶち壊したのはスターネル皇子。
彼が担ぎ上げられた神輿、そしてその黒幕を探し出そうとするミラン。
で、シオンは城からこっそり出て、ライナ達のいるトレア邸へ。
そこでシオンが王であることを隠そうとしないライナの発言に対して、足を踏んだり蹴ったりして制裁。
まぁ、2人の所に来た本当の目的は護衛の依頼。
団子屋を人質に取られたフェリス。
そしてそれに付き合うことになるライナは暗殺者をあっさりと撃退。
一方でミランもこの件の首謀者の1人を殺害。
そしてミランは更にトアレがよき王となり力ある国となることを阻止するためにトアレを暗殺しに来る。
ものの、ライナをトアレと勘違いした状況で戦闘は開始。
まぁ、戦闘が始まって魔法からすぐにトレアでないとは気づかれてしまうのですが。
ミランの攻撃は闇の獣を操った攻撃。
それは魔法ではなく、ライナの複写眼でも、構造を見抜く事は出来ない。
戦闘はライナ達が押され気味。
フェリスは背中をバッサリとやられて、ダウン。
そんな中で、ライナはミランの持っている『黒叡の指輪』に気づく。
その伝承の由来にも。
2人掛かりでその指輪に狙いを定めれば、ミランを潰せる。
そのハッタリを信じたわけでもないですが、トアレでなく、ライナ達を今後の標的にすると言ってミランは去る。
フェリスが持ったのもそこまで。
倒れかけ、そんな彼女を抱えるライナ。
ローランドに戻ったシオン。
クラウが調べたものの、ミランのフロワード公爵家へ入る以前の経歴が掴めず。
そんなミランからの報告でライナ達と潰しあった事を知るシオン。
そのことに責任を感じつつ――。
一方ライナ達は黙ったままトレア邸を去ることに。
そしていよいよ『忌み破り追撃隊』としてミルクが活動を開始です。
うわ。
2巻残っていた200ページ近い話を1話にまとめたよ。
ってなわけで、やや残念な部分が多い。
何が残念て、フェリスの見せ場が完全にカットされてました。
ライナがミランにハッタリをかますにはそれなりの根拠もあったはずなのですが。
あれじゃ、ミランが2人の漫才に満足して帰ったみたいです。
フェリスは本気の動きで、化物と驚愕させるほどの活躍もあったのに。
これはさすがに全力でダメ出ししたい。
それほどの場面かカットするくらいですから、他の部分も。
ミランとクラウの駆け引きじみた会話もありませんし、ってか、シオン、クラウ、カルネ、ミラン4人だけでの会議です。
シオン派となった貴族は出番なし。
まぁ、これはややっこしくなるだけなので、いいのかもしれませんが。
シオンの護衛依頼もウィニットだんご店の貴族区域支店の話の無し。
ただだんご店が潰されるという脅しだけで動いてることに。
暗殺者は気づいたら倒されていましたし。
いわゆるライナ達のエピローグ部分も物凄い勢いで端折られています。
シオンはミラン襲撃後、普通にトレア邸に顔を出していたのですが……。
その間フェリスは負傷のためダウン中、いや陰口聞きつけてぶっ飛ばすくらいの元気はあったっぽいですが。
ミルク1話以来の登場。
でも彼女のこと、どれだけ覚えている人がいるんだろうって話です。
ミルクの話題も少しは出しておくべきだと思うのですが。
せめて次回のAパートくらい尺は使って欲しい。
アバンは3巻のプロローグでいいと思いますし。
次回で普通に3巻突入。
スイとクゥの兄妹登場です。
今回以前の感想。
#001 「昼寝王国の野望」 #002 「英雄と寝ぼけ男」 #003 「複写眼(アルファ・スティグマ)」 #004 「ライナ・レポート」 #005 「目覚め始めた世界」
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確かに11巻+αを二十数話でやろうとしたら一巻に2〜3話しか使え無いでしょうけど
それでもはしょりようって物が在ると思います
だから2シーズンに分けろとあれほど…(言ってません)