アバンは3巻プロローグⅠをサックリ。
ライナの言葉に救われたミルク。
ネルファの砦に侵入したライナ達。
そこの宝箱に隠されていたのは――脱税の記録。
まぁ、実際の遺物が眠っているであろう場所とは、少々違っていたのですが、そこは平地だから掘り起こす可能性を考慮してフェリスに伝えなかったライナ。
そしてスイとクゥ兄妹が登場。
一方でライナ達を追うミルク達忌破り追撃隊。
彼女達はライナの消息を掴めていない状況。
そんな中でミルクは皆との楽しい食事に思わず涙を。
そんな彼女達の元にスイとクゥが現れ、ライナの情報を。
ローランド内ではシオンがフィオルの墓参り中。
そこにクラウ達がフィオルの妹エスリナを連れてくる。
ライナはフェリスの指示の元発掘作業中。
そんなライナ達を発見したミルク達は捕縛作戦を開始。
でもミルクの牽制の魔法はあっさりライナに封じられ、ルーク、ラッハ、リーレ、ムーはフェリスに殴り飛ばされ戦闘は終了、それで全員縄で縛られる。
ミルク達を縛ったままライナ達は剣の発掘を続行。
そして複写眼でも確認できない何かしらの短剣を発見。
そんなミルクの目の前をネルファの警備兵達が。
そしてミルクはライナを助けるために、警備兵にも聞こえるように「トイレー」と叫び、注意を引きつける。
それを救ったのはライナの放った『稲光(いづち)』と『闇庭(あんて)』。
『闇庭』の効果で、空気振動を止め、無音状態にし、戦場を攪乱。
その間にフェリスが活躍。
それでも人数が人数なので、発掘した勇者の遺物に期待。
その時間稼ぎをし、ライナは遺物を調べ上げるものの、そんな状態で解析などできず。
挙句、短剣を投げ捨て――。
その短剣が刺さった地面から竜が。
で、その竜を見てネルファ警備兵は逃げ出し、ライナ達は何事もなかったかのようにスルー。
そして何だかんだでミルク達もスルーの方向で。
そしてミルク達がこの任務に就いたときの話を小出して、ちょっといい話っぽく。
でもやっぱり竜はスルー。
そしてローランド。
シオンの元にミランが。
「東の属国、エスタブールの貴族が反乱を起こしました」
というところで次回に続く。
………………………………。
……あえて言おう。
ミラン・フロワード!! お前が言うな!!
って言うとミランが首謀者かいずれ反乱起こすみたいですが。
まぁ、その辺は次回語られるんで、その時に。
原作だとこの時点でエスタブール反乱におけるミランの立ち居地が分かっている状態なので、あえて言いました。
ミルクの食事中の涙はカラード家での食事シーンが無くなっているので、少々物足りない。
包帯をして一人で食事をしているシーンは1カット入りましたが、若干ニュアンスが違うかなぁと。
別に一人で食事していたわけではなく、食事自体は一緒にとっていたいたんですよね。
心情的にはあんな感じかもしれませんが……。
でもミルク自身はカラード家を恨んでいたとかそいういう話でもないですし。
フェリスは適当に縄を縛っているっぽいですが、アレ関節を外しても抜けられない状態です。
だから縄を歯で噛み切ろうとしていたわけですが。
余談を言えば、ミルクは首以外の関節を外せる訓練を受けていたり。
そんなミルクとライナの実力差云々は、同じ孤児院『ローランド三○七特殊施設』にいた頃からです。
その孤児院に入る前に既にライナは特殊な訓練を受けていたからだったりするのですが、その影響で寝不足にもなっていて、既に現在のライナの性格形成の一端を担っていたはずなのに……少年ライナあまり眠そうじゃないなぁ。
で、わざわざ顔見知りのミルクが忌破り追撃隊をやっているのにも理由があったり。
まぁ、ぶっちゃけて言えばシオンのライナへの嫌がらせ、とその他。
で、勇者の遺物、竜の短剣。
あれの放置っぷりは結構長かったします。
あの竜が観光名所となり、別の観光地は閑古鳥が鳴き、それが原因で誘拐騒動が起きたり。
それでも観光地として有名になってから2ヶ月は放置されなかったはずですが……。
剣が大地に突き刺さっただけなら無害です。
でも何か、若干焦土になっていたような気がしないでもないですが……。
とするとそれは“大地の怒り”ということになるかと。
そしてミルク隊長就任の話に触れたため、ミラー少佐のいい話がカット。
いや、ミラーはまだ満足に登場していないので、ここで話題にしても厳しいものがあるのですが。
でもなぁ。
次回はエスタブール反乱の話。
クラウがメインって言っていいのかな? そしてノア登場。
そういえば余談。
これ本来は1話の裏話的な感じになるはずのエピソード。
1話がオリジナル展開入っているので、多少違いますが、最後に遺物放置とオチが被るのはそのため。
今回以前の感想。
#001 「昼寝王国の野望」 #002 「英雄と寝ぼけ男」 #003 「複写眼(アルファ・スティグマ)」 #004 「ライナ・レポート」 #005 「目覚め始めた世界」 #006 「暗がりに潜む者」
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ミルクたち追撃隊に対してコメディで流してる人と若干違和感を感じてる人、シオンの思惑まで感じ取ってる人まで居るから既読組には物足りなくても結構上手い構成だったのかもしれません
ただドラゴンは暴れちゃダメだろ
ミルク一人で食事は確かに若干違う気がしますね
お義姉さんたちはミルク大好きだし
養父も家名を上げる道具だと言うケジメを徹底させてるだけでツンデレっぽかったですし
まあローランド帰還後あの扱いじゃハショっても問題無いと判断されたのかもしれません