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第三の書庫

 マンガ、ラノベ、アニメ、ゲームの簡易感想を書いていこうと思っています。

ベイビーステップ#130「心境の変化」感想

 荒谷との決勝から2日後。
 休養日明けのエーちゃんはソワソワしながら、1時間以上早くSTCへ。
 休養明けで暇なエーちゃんは、誰か試合相手を探して早めに来た。

 試合後帰ってからチェンジオブペースについて復習していたら使えそうなパターンを色々思いつき、実際に試合で使えるのか試してみたくなり、使えたら反復練習へというのがエーちゃんの考え。
 さらに試合で負けて疲れていたのに、休みなんていらないから試合がしたいと、ガットをカリカリ。

 そんなエーちゃんの様子を青井コーチは試合中毒だと。
 あのヒリつくような真剣勝負は怖いし苦しいけど他では経験できない刺激でもある。
 ハマるのも不思議ではないと。
 それは危険な登山や激しいマラソンにハマるのと一緒で、スポーツにはそういう要素があるのだと。

 そんなエーちゃんの気持ちを元プロとして理解する青井コーチ。
 そんなわけで相手がいないエーちゃんの試合相手をすることに。
 エーちゃんの様子を昔の自分を見ているようだと目を細める。

 とは言え、エーちゃんの今後を考えると青井コーチとの試合だけでは足りない。
 チェンジオブペースは色々球を打つ機会があって初めて練習になる。
 それに左利き対策と試合経験の少なさ。
 その辺をなんとかしようと考える青井コーチ。

 1セットなら怪我があるとは言え、元プロの青井コーチの勝利。

 その日の午後11時。
 エーちゃんはベッドに入り、うとうとしながらも青井コーチと打ったことを回想。
 さらに荒谷との決勝戦も思い出し、青井コーチの試合中毒という言葉が脳裏を過ぎる。

 県準優勝を両親に報告のことも思い出す。
「でも県で準優勝じゃ全国優勝は無理よね」
 という母親の言葉が突き刺さる。

「全日本ジュニアで優勝できなかったらプロをあきらめる」
 その制約のあるエーちゃん。

 もし負けて受験勉強となると半年以上のブランクになる。
 それは15歳でテニスを始めたエーちゃんにとっては致命的なロス。
 ベストは優勝することと考えるものの、それでももし勝てなかったらという考えも頭を過ぎる。
 
(でも、もし全日本ジュニアで勝てなかったら、俺はプロを目指すのをやめられるのかな?
 大学行って実業団て道もあるけど・・・・今は考えられない)

 そんなことを思いつつ、眠りに落ちていくエーちゃん。


 3年生に進級したエーちゃん達。
 そこでの新担任(だけど多分エーちゃん的には一緒)は開口一番に受験や就職に言及。
 そしてクラスメイトたちもオープンキャンパスや塾のこと語り、皆受験モードに切り替えていることを実感するエーちゃん。
 それにたいして、なんか流れに全力で逆行している気分だ・・・・と感傷的に。

 そこにエーちゃんを迎えに来るなっちゃん。
 話題はクラスのこと。

 エーちゃんは2組でなっちゃんは4組、委員長は3組で影山が理系の6組。
 みんなバラバラになった。

「それに3年になって急にみんな受験のことばっかになっちゃうし。なんかちょっと疎外感感じちゃうよ。修学旅行の時もそうだったけどさ。
 ・・・・って聞いてる? エーちゃん?」

 なっちゃんの話を聞いてなかったエーちゃん。
 その時に考えていたのは、もしプロを諦めなくちゃならない時に、それでもなっちゃんの隣にいられるか、ということ。

 STCでアップを終えた面々。
 そこに集合がかけられ、これからいつもとちょっと違う練習になると三浦コーチが。
 かなり実践的なメニューの模様。

 いつもと違う練習に食いつく諭吉と、実践的に食いつくエーちゃん。

 そこに
「ちわーす!! お願いしゃーす!!」
 という声と共に、荒谷を始めとする他クラブの面々が。

 男子では荒谷、宮川、最上、そして岩佐が。
 女子はなっちゃんと神奈川決勝を争った櫻井さんと、あとは本編未登場の2人かな?
 何でと疑問を覚える面々に三浦コーチが解説。

 この前の神奈川のテニスクラブの会合で、ジュニア選手の強化のため今まで以上に選手交流をさせて練習をしようということになったと。
 関東や全国でいい成績を残せば出場選手枠も広がるからと。

 さらにSTCは全国の強豪テニスクラブとの交流練習会をウィブサイトで呼びかけることに。

 そんなわけで今回の面々が集まったということ。

 でも岩佐だけは別枠。
 美大に落ちて時間を持て余している岩佐を、青井コーチが暇な時間は人物のデッサンをやってもいいという条件で呼んだということ。
 岩佐はエーちゃんのチェンジオブペースにいいヒントをくれるはずだからと。

 この交流練習を頻繁にやるならたくさん試合ができると意気込むエーちゃん。

 そして女子の方はまだ1人足りない。
 そして遅れてきたのは、ちょうど上京するタイミングだったというどこかで見覚えのあるお母さん。
 と、早々にネットに髪を絡ませたドジっ娘――なっちゃんのライバルにして女子日本ナンバー1の清水亜希。

 清水さんが久しぶりに登場したところで次回<#131 マイペース>に続く。



 まさかの荒谷達の交流練習。
 と言うほどではないか。

 以前にもやってますよね。
 3巻<#16 ブレイクの時>で。

 それを頻繁にやろうっていう話か。

 そして清水さん#100以来の登場。
 名前はちらほら出ていたので、物凄く久しぶりという印象はないですが……。

 いや、やっぱり久しぶりか。

 清水さん初登場時になっちゃんが勝ったらSTC視察があるかなぁ的なことを書きましたが、まさかこんな形で実現しようとは。
 嬉しい誤算です。

 ……関東圏の選手は次の大会でぶつかることを考えると、ないかなぁ。

 で全国規模で交流練習。
 これは清水さん再登場のフラグなだけだったのか、あるいは男子の方も全国から来るのか。
 だとしたら新キャラ登場か?

 既存キャラなら、個人的に6巻から登場、選抜室内で準優勝をした神田が今まであまりにエーちゃんと接点がなかったから、ここでの接点を期待したいのですが……。

 ただ、わざわざ九州から全国区の選手がSTCに来る理由が無いかなぁ。
 タクマさんがジュニアから抜けた今、STCで一番のエーちゃんが全国的にはまだまだ無名ですからね。

 しかしこういったライバルとの交流練習って燃えるなぁ。
 岩佐も前回だけでなく、しばらくは登場しそうですし。

 登場の代償として美大落ちてましたが……。


 今回は清水さんの再登場が盛り上がりそうです――


 が……。


「・・・・って聞いてる? エーちゃん」
 とジト目のなっちゃんに萌え死んだのは僕だけではないはず。



 最後に余談を加えるなら、理系コースを選んだ影山は数学だけならエーちゃんより上という設定からか。
 素で忘れてたから、影山が理系でビックリした。



 ベイビーステップ(13) (少年マガジンコミックス)
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[ 2010/08/18 13:51 ] ベイビーステップ | TB(0) | CM(0)
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ココノイ

Author:ココノイ
サブPCが逝くまでサブブログとして継続中。
たまに一気に更新することがあったり、なかったり。

気まぐれでコピペと見せかけて……。

最近購入しているコミック誌とか
まぁ、買っているからといって、その雑誌の感想を書いているとも限らないわけですが……。
一応その雑誌に載っている漫画の感想はある程度書きたいなぁと思っていたりするのです。
週刊少年ジャンプ
週刊少年マガジン
週刊少年サンデー
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月刊ヤングエース
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この辺に連載されているものは時々何かの話のネタにしたり、しなかったり。
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