先日の遺物回収の失敗のお詫びとして、ライナに大量の団子を買わせるフェリス。
ライナはシオンはいいものを食べて昼寝でもしているのだろうと恨み言を。
その頃シオンはエスタブール反乱でそれどころではなかったり。
会議は踊る……部分はけっこう省略。
そうでなくても進んではいますが。
エスタブール反乱の首謀者はエスタブール王ルウェ・エンの一人娘ノア・エン。彼女の元に5万の兵が集まっているのだと。
その反乱軍の相手を任されたのは、色々下準備をしていたミラン……ではなくクラウ。
そしてミランはクラウのサポートを。
その辺シオンはミランの黒幕としての思惑を読んだ上での采配。
一方のエスタブール反乱軍。
ノアは実質神輿で実質指揮を執っているのはサラウェル。
そして戦闘が始まる。
ウラウ率いるローランド軍は、ミランからの正確な情報もあり、快進撃を進める。
追い詰められたエスタブール反乱軍は、反乱を収めた後、自国民を人質に。
それで動きを封じられたクラウとは別働隊が、篭城していたエスタブール反乱軍に攻撃を。
まぁ、その犯人はもちろんミラン。
場内まで侵入し、エスタブール貴族達を抹殺し始める。
そしてサラウェルはノアを連れて逃げるものの、それはノアを反乱と暴走の主犯とし自分を英雄としてローランド入りするためのもの。
でもミランはそのな小物っぽい英雄を求めてはおらずに、あっさりと始末。
そしてノアが人質を殺害後自害へというシナリオを実行しようとしたミラン。
そんなノアのピンチを救ったのは、クラウ。
そしてクラウvsミランという図式となりそうな所を、ノアがエスタブール民をローランドへの説得をするという条件で、ミランに退いてもらうことに。
で、クラウとノアにフラグが立ち……。
一方、泣きそうなシオン。
そんなシオンの元に現れたのはイリス。
彼女から竜の短剣のことを聞き、勇者の遺物の実在を知ることに。
そして今度はミラーが。
“彼”からの緊急っぽい報告を持ってくる。
で、ライナ達はまだ団子屋。
積み上がった団子は冒頭以上となり……、いよいよキレたライナは放送禁止用語でシオンを罵り、次回に続く。
まぁ、ぶっちゃけ前回思いっきりネタバレっぽい発言しちゃていますが、ミランが黒幕でした。
だからこそ、人事みたいに語るなと言いたかったのですが、正直、前回に反乱のことを報告するのは別の人のほうが良かった思うのですよ。
で、今回は反乱には色々な人の思惑が。
ミランの案。
エスタブールの内通者と結託しエスタブールの主だった貴族の抹殺。更にローランド内まで戦火を広げ反王国派の貴族の領地調査もついでにという話。
それはシオンに看破されてしまい、担当はクラウに。
サラウェル案。
ノアに人質殺害の責任を押し付け、それを止めた英雄としてローランド貴族の地位を手に入れようとした案。
ミラン案その2。
ノア、人質殺害後自害というシナリオ。
これはエスタブールを貶め、完全にローランドに取り込むための案です。
で、実際行われたのは、エスタブール内でも人気の高いノアが、エスタブール民にローランド協力を呼びかけ、より良い効率をという案。
世間の風評は、サラウェル達に幽閉されたノアが、サラウェル等の暴走に心を痛め、立ち向かって貴族達を倒し、その後でローランドに降伏をし、被害を最小限で収めた英雄であるという感じの筋書きです。
そしてローランドでも高い地位につくことに。
それ故、賞賛に比例して、ローランド内でもエスタブール内でも、彼女の敵が増えたという話です。
反乱軍がエスタブール民を人質に取った下りは分かりにくいと思います。
まぁ、ぶっちゃけて言えばサラウェルが自分の案を実行するための土台作りと時間稼ぎ的な意味かと。
それに人質はエスタブール民だけでなく、ローランド民も混じっていますので。
実際端折られていますが、要求もあったりして、クラウは判断に迷うことになってましたので。
で、僕が普通に思ったこと。
非常に分かりづらいのですが。
今回の1話で1ヶ月以上経過していますよね。
クラウの反乱軍との戦いが物凄く手早いんで、時間経過が分かりづらい。
まぁ、仮にも反乱軍の鎮圧が数日で終わるはずがないといえば、そうなのかもしれませんが。
まぁ、一番の理由はライナ達が団子屋から動いてないからだろ思います。
故に、ミランが言う“彼”、まぁ、どっかの白髪のことですが。
その報告が一瞬なんなことか分からなかった。
次回予告で要約合点がいきましたよ。
あぁ、もう観光地化→誘拐事件→虐殺が行われたんだと。
今回が初活躍となる紅指のクラウ。
少将の地位ですが、それでもまだ足りないくらいの活躍をした人物。
シオンの右腕は伊達ではないというところ。
今回は反乱軍一掃とミランとの激突寸前程度しかないので、地味にどの位の実力者か分からないかもですが、まぁ、だいたいライナと同じくらいの強さと思って間違いないです。
今回以前の感想。
#001 「昼寝王国の野望」 #002 「英雄と寝ぼけ男」 #003 「複写眼(アルファ・スティグマ)」 #004 「ライナ・レポート」 #005 「目覚め始めた世界」 #006 「暗がりに潜む者」 #007 「その手を離さない」
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