アバンはアルアを助けようと様子を伺っているライナ達。
一方ローランドでは国王(シオン)派が出世。
クラウに至っては少将から元帥への大出世。
そんなシオンの思惑は大国ストオルをも物凄い勢いで占領したガスターク、その脅威に備えるローランド隣国達に対抗するため国内のゴタゴタを一気に静めようという案。
ミランの貴族粛清――でのその前に、ここでシオンに下るのなら受け入れ、そうではなく反発するというなら粛清というある意味最後通告のようなもの。
まぁ、それでもミランは既にそれとは別に動いているわけですが。
で、ミルク達忌破り追撃隊は上司であるミラーに報告中。
ミルクがどうしてもライナを捕まえるというので、任務を継続することに。
で現在ローランドにいると色々とまずいミルク達は、早々とローランドを去ることに。
で、ライナ達。
アルアの暴走を迫る貴族は、アルアに彼の母の死体を見せ、さらには父を殺そうとし、そこでライナは堪えきれず、突撃を。
とはいえ無策で魔法騎士団を相手するのは無理があり、ライナ達が時間を稼いでいる間に、アルア父にアルアを助けるように指示を出すが、そのアルア父が貴族に殺されてしまいアルアの複写眼の暴走が始まる。
そんなアルアの暴走をライナは殴って気絶させることで、どうにか阻止。
「貴様ら……その悪魔を、置いていけ。それは、我々の研究材料だ。おいていかねば、悪魔の仲間とみなされ、神の罰が貴様らに下るぞ……」
とうい魔法騎士の言葉に、憤りを覚えるライナ。
それでもアルアを救出した以上、無駄な時間を割くわけにもいかず、その場から立ち去ることに。
で、川辺でアルアに付いた父の血をふき取りながら、
「……それとも、俺たちが、悪いのかな?…………………この国に、神様ってのが本当にいるなら、頼むから、教えてくれよ……」
というところで次回に続く。
まさか、あの竜の観光地のことがフォローされるとは……。
まぁ、すでに観光地ではなく、死屍累々となった後なのですが。
あぁ、ローランドの出世、クラウ元帥ですが、あれはミラーが元帥の地位を蹴ったらから回ってきたのだったりします。
元々シオンが望んだのは、ミラーが元帥でクラウとルークを中将にしようというもの。まぁ、あくまでも余談程度ですが。
で、ライナが我慢しきれずに突入の話。
これ原作だとフェリスのほうが先に行動しています。
あとライナがローランドの魔法を使わなかったのは、ルーナとローランドが同盟国同士だから、関係悪化をさせないよう配慮があったためです。
まぁ、既に魔法の出所のエスタブールはローランドに吸収されていますし、既に廃止されているとはいえローランド魔法騎士の服を着ているライナが、ローランド関係者であることを疑わない理由はない気がしますが……。
あとそこでの戦闘でライナが複写眼持ちですあることがバレているので、
「貴様ら……その悪魔を、置いていけ。それは、我々の研究材料だ。おいていかねば、悪魔の仲間とみなされ、神の罰が貴様らに下るぞ……」
というセリフはおかしい気が。
もう既にライナも悪魔の仲間ってか悪魔と同じってことになっているはずですし。
でフェリスの「男女の見境なく襲い掛かる野獣」発言。
これルーナ帝国だと笑えない話かも。
ルーナ兵の何割かは、フェリスが男だと思っているかもですからね(※ルーナ帝国では女性が軍務につかないので)。
そんな美少年(かもしれない人物)が、こいつ男にも手を出すって言ったら、信憑性が増すと思いますので。
あぁ、あとルーナがやたら神やら悪魔やら言うのは、魔法体系が神に力を請い魔法を使うというようになっているためです。
多少言及されていましたが。
でも信仰心のないライナがコピーできる時点で、実際はただの魔法であるというわけなんですが……。
あぁ。
あとライナがアルアを殴ってでも暴走を止めているのは、そうしないと手遅れになるからです。
暴走後でも目を閉じればいいてのは、ライナの仕様であって、複写眼の仕様ではありませんので。
で次回は指輪対決。
でフェリスが馬車を強奪したり……。
って、そっか腐女子から強奪したのとは違うのか。
今回以前の感想。
#001 「昼寝王国の野望」 #002 「英雄と寝ぼけ男」 #003 「複写眼(アルファ・スティグマ)」 #004 「ライナ・レポート」 #005 「目覚め始めた世界」 #006 「暗がりに潜む者」 #007 「その手を離さない」 #008 「エスタブール反乱」 #009 「忘却欠片(ルール・フラグメ)」 #010 「夕暮れ」
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