俺の妹がこんなに可愛いわけがない 第03話 「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」 感想

　桐乃はクラスメイトの一番くじの話題を尻目に、あやせと共に読モの仕事へ。
　日曜日に遊びに行こうと誘うあやせ、でも桐乃、日曜日には既に予定が……。

　そして夜、桐乃はエロゲープレイしながら、黒猫に電話。
　その話題は黒猫一押し作品マスケラのこと。
　設定のダメだししまくる桐乃。
　その一方で黒猫はメルルに使うお小遣いは一銭たりともないと、メルルをまだ見てない。

　その頃京介も麻奈美に電話。
　人生相談を受けていたことを報告。
　でこちらも日曜日に出かける約束を。


　そして日曜日。
　桐乃があやせの誘いを断ったのは、黒猫と沙織と出かけるため。
　そしてやってきたのは、秋葉原。
　さっそくエンジン全開の桐乃はエロゲーを購入。

　京介と麻奈美は公園に。
　そこで膝枕イベントフラグに気づかない京介。
　その後は図書館で勉強。


　黒猫、沙織は共に親にオタク趣味のことを隠していないことを聞いた桐乃。
　色々と思うところが。
　その後も桐乃と黒猫は買い物でもラブラブ。
　その様子を写メで京介に送る沙織。


　そして夕方京介が家に帰るとなにやら重苦しい空気が家を包んでいた。
　それは『メルルケース』IN『妹と恋しよっ♪（R-18）』を父親の前で落としていまい、桐乃の趣味バレれたため。

　その趣味のことを全否定され、そのことに言い返せなかった桐乃は家を飛び出してしまう。
　そしてその後を追う京介。
　でも陸上部の桐乃に追いつけるはずもなく……。

　そして桐乃を探す京介はゲームセンターで太鼓ゲームで全力で憂さ晴らしをしている桐乃を発見。
　
　桐乃はモデルを頑張るのも、アニメやゲームを好きなのも、どちらかがなくなったら自分じゃなくなると。
　だからコレクション全部捨てられたとしても、好きでいることは止めないと。

　その答えに満足した京介は桐乃の弁護をするため、父親と対峙することに。


　どうしてもしつけとして桐乃の趣味を捨てさせようとする父。
　京介はその父の宝物だという桐乃の読モのスクラップブックを突きつけ、その一方で黒猫と沙織と一緒に写っている写メを見せて「これは憚らないといけないようなものかと」。

　それで父もくだらないというのは訂正。
　でも「R-18」表記、年齢制限があるものだけは認めるわけにはいかないと、超正論を。

　でも、それは想定の範囲。
　わずかな葛藤をしつつ京介は捨て身の一言を。

「これは俺のなんだ」

　と。

　これで京介は妹の部屋で、妹のパソコンを使って、妹にいかがわしいことをするゲームを超楽しんだということに。
　さらにアニメ、エロゲー愛を叫んだ京介に、父の怒りの鉄拳が。

　でもこれで桐乃のコレクションを守れた京介は勝利宣言。

　翌日、顔を怪我している京介に驚く麻奈美はそれでも「お疲れさま、きょうちゃん。頑張ったね」と。

　京介が帰宅すると、またしても黒猫と電話中の桐乃。
　そして電話を切った桐乃。

　京介に
「ありがとね、兄貴」
　と言って照れたようにそっぽを向く。

　それを見て京介は、俺の妹が、こんなにわかいいわけがない――と。


　はい。
　いい最終回でした。

　といいたくなる出来。

　前半のオリジナル部分のいい感じに趣味バレ伏線っぽかったですし。
　

　まぁ、これだけ最終回っぽくても、普通に次回に続くわけですが。

　既にあやせが顔見世してるし、普通に夏コミイベント？
　京介が桐乃を押し倒すイベントはどうなんだろ？


　あとちょっと気になるのは、いつの間にか沙織とアドレス交換していた京介。
　これだとシスカリ攻略に悪戦苦闘はバッサリカットかもなぁと。


　

　　今回以前の感想。
　第01話 「俺が妹と恋をするわけがない」
　第02話 「俺が妹とオフ会に行くわけがない」

　
　俺の妹がこんなに可愛いわけがない (電撃文庫)


　
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