第三の書庫

「舞島学園で金持ちで知られ、駆け魂に隠れ所に使われている青山美生さん（16）が実はこんなボロアパートに住んでいるなんて、本当なのでしょうか？」

　という前回からの続き。

　FLAG. 3.0「ドライヴ・マイ・カー」

　桂馬とエルシィはその美生が入っていた部屋の様子を覗き見。
　そこでは美生と運転手の森田が口論。
　その内容は既に美生の父は他界していて、母が働いてどうにか暮らせる状況。そんな中での1万円は美生の4ヶ月分のお小遣いだった。
　その使い道がパン百個で、パンがなければスイーツを食べればいいじゃないな美生に森田も出て行ってしまう。

　それを追いかけた美生。
　ドアを開けた瞬間に、桂馬と遭遇。
　ということで、覗きと思われてしまった桂馬。

　でも桂馬はむしろその事実を前進と捉える。

　ここで桂馬語録。
「遠すぎる二人を「秘密」がピッタンコ――――――！」

　2人だけの秘密を「絆」にして攻略開始。
　例え覗いて得た秘密という「悪印象」も「好印象」に変換可能だという桂馬。

　翌日桂馬は運転手不在となった美生を自転車で送迎しに向かう。
　そんな自転車に乗れないという美生、そこでエルシィが羽衣で細工。
　ちょっとした人力車に、翌日は豪華に、その翌日は某MS-06の頭部、更にその翌日は銀河鉄道的な何か。
　そこまで行くと、桂馬の体力でこぐのは不可能。
　そんな桂馬に美生は元気のでるおまじないと、ムチを振るい思わず笑顔を見せる。
　そのことに気づいた美生は庶民の相手などしていられないと帰ってしまう。

　美生の態度に不満を抱くエルシィと、予想されるルートから美生がいい奴という認識を持っている桂馬。

　「告白」「秘密」「送り迎え」「いけない娘」というイベントを終え、もう一押しあればと。
　そんな中で桂馬はパーティの招待状を見つけて、
「エンディングが、見えたぞ！！」
　と。


　FLAG. 3.5「パーティーはそのままに」
　桂馬が迎えに来ないので焦れる美生。
　遅れてきた桂馬の自転車はカボチャの馬車仕様、それにドレスも用意済みということで、パーティに参加――だけど、向かった先はパーティ会場ではあるけど、その裏庭。

　その理由は踊りに自身のない桂馬が事前に美生に教えてもらうというため。
　誰もいないパーティだけど、メイド（エルシィ）が1人。
　美生はダンスを教えるつもりがなかったものの、桂馬がエルシィと仲よさそうに喋っているために、引き離してダンスを教えることに。
　手を握ることで桂馬は思わず赤面、それにつられる美生。
　桂馬のダンスレッスンは上々、美生も笑顔を見せ始めると、そこに本来のパーティの参加者が現れ、嫌味を言われることに。
　それに負けまいと力を入れる美生に桂馬は「もう自分一人の人生を生きるべきだ！！」と。
「僕はもっと君の笑顔を見たい！！」
　とも。

　でも美生は桂馬をペテン師だと殴り飛ばす。
　桂馬が来て以来、パパがどんどん小さくなると。

「それでも！！　ボクは君に心に住みたい！！」
　と迫り、桂馬を取るか、それとも桂馬を拒否してパーティに参加するか。
　その選択を迫りつつ、キス。
　無事駆け魂を出すことに成功。


　駆け魂確保で記憶を失った美生。
　でも彼女は小銭ことを認め、その小銭でオムそばパンを買う様子が……。

　というところで次回に続く。
　まだ「かのん」ルートは入らない模様。
　「今そこにある聖戦」か。
　それに「神以上、人間未満」もやるのかな？


　まぁ、今回で美生ルート終了。
　しかもクラスも違うんで当分次の出番がないという特典つき。


　桂馬が美生の送迎で体力を使いきり、ゲームだと街中歩いても疲れないしと、心が折れた桂馬の図がなかったのはやや残念。
　それにエルシィの
「私も駆け魂狩りが任務だからやってるんです！！　私だって、神様にあんな娘追いかけて欲しくないです！！」
　がないのも。


　
　

　次回感想。
　第04話 「今そこにある聖戦」

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　以前の感想。
　第1話 「世界はアイで動いてる」
　第02話 「あくまでも妹です/ベイビー・ユー・アー・ア・リッチ・ガール」