暴漢の知らせを聞いた黒子はすぐさま現場へと向かう。
でも既にその場では美琴がその暴漢を退治。
加害者は被害者へ。
そして大歓声を受ける美琴を黒子は個人的に拘束と手錠を。
注目を浴びた美琴、でもそういった類とは別種の視線を感じていた。
幻想御手事件後間もなく、噂の状態だが、『幻想猛獣』を倒した美琴には色々な種類の視線が集まるのも当然
だから目立たないように口をすっぱく言う黒子。
でもそういう視線ではなく、電気が逆流するような視線、それを感じているのだと尊。
そのことを佐天さんと初春に話した美琴。
それは『誰かが見ている』という都市伝説になっている。
コンビニでも視線を感じ、ゲームセンター内でも、バス停でも、シャワー室でも。
そして自販機の前で振り向くと、その先にいるのは上条さん。
案の定ビリビリを向ける美琴と、そこを幻想殺す上条さん。
「何で俺がお前のことを見てなくちゃならないんだ?」
と普通に疑問に思う上条さん、そしてそれに照れて答えられず言いよどむ美琴。
ビリビリで尋問しようとする美琴、でもそれを警備員に見つかってしまう。
それを美琴がじゃれて来るといった上条さんのセリフで学生カップルの痴話喧嘩認定されてしまい△口の美琴
。
黒子の推理は、短パンその下の数量限定ゲコ太パンツに、その他パチモンくさいキャラクター下着の数々恥ず
かしいという潜在意識の顕在化だと。
とそこでまた美琴が感じる視線。
いよいよ耐え切れなくなった美琴は周囲を怒鳴りつけるが反応は無し。
佐天さん宅を訪問の初春。
そしやって来る黒子。
「誰かが見ている」の都市伝説を調べる。
でも佐天が知っているサイトでは情報に限界が、で、そこで出番が回ってくるのは初春。
学校裏サイトの派生サイト。
そこに書き込みをしているMK=婚后光子。
で、美琴に内密で調査を進める。
風紀委員活動第一七七支部。
美琴は完全にバテ気味。
そんな元気のない美琴を元気付けるため、固法先輩はとっておきのストレス解消法をすすめる。
それは銭湯。
一方そのころ黒子と初春はMKこと婚后に事情聴取。
でも実際被害にあったのは、婚后ではなく、水泳部の先輩。
その先輩も「電気が逆流するような視線が怖い」と。
その言い回しが引っかかった黒子、その先輩の能力に関して質問する。
その頃銭湯ではサービスシーン。
佐天さんは背中は自分たちに任せて、前だけを向いていてくれと。
帰る際に、美琴がドアを開けようとすると、それは入ってくるときとは別のドア。
さらに振り返ると無数のドアが。
そんな光景を幻視する。
そして授業中にも、さらに更衣室でも、普通に歩いていても、例の視線を感じる美琴。
いよいよ悪夢まで見て、飛び起きるまでに。
その頃黒子、初春は行動を開始。
佐天さんも差し入れをしたりと。
書庫で検索しても、該当する能力者は無し。
そこで黒子は一つの可能性に思い至る。
日曜日、美琴は超電磁砲用コインを持って、外出。
美琴が向かった先は、佐天さんが先日使おうとしたが、工事中により使えなかった通路。
それは細い路地。
そこで視線を感じた美琴は能力を使い、低空高速飛行。
通行止めで一本道となっている迂回路を移動し、もう一度入り口から入る。
そして謎の視線の主に追いついたかと思ったら、そこにいたのは警備員、それも上条さんと一緒にいるところを見られた2人。
都市伝説真相解明のことを話すものの、根も葉もない話と一蹴。
でもそこに現れた黒子。
その警備員の女の方、彼女が犯人だと。
彼女は長点上機学園元能力開発研究者、城南朝来。
美琴を苛んでいた視線の正体は電磁波。
「発電能力者による特殊知覚とその応用について」
それが城南の研究論文。
追い詰められた城南は上空に爆弾を投げ自爆――かと思い、美琴はその爆弾を電撃ではじき飛ばそうとするものの、それはスタングレネード。
その閃光と爆発音で視覚聴覚が使い物にならなくなった黒子。
初春に一方的に指示を出し、城南を追わせる。
城南はボートを借用というか強奪、そのまま学園都市の外まで逃げようとする。
でもその前にある橋の上にいるのは美琴。
超電磁砲でボートを橋の上にはじき飛ばし、城南の逃走劇は終了。
そして、城南が逃げる先を追っていた人物は佐天さんでした。
美琴と黒子はハイタッチで一件落着。
後日談というか、今回のオチ。
美琴、今回の功労者である黒子の肩を揉み、初春、佐天さんにはケーキをご馳走。
城南の犯行動機は長点上機学園をクビになった逆恨み。
名探偵黒子の推理を称える初春と佐天さん、黒子はその2人、皆が揃わなければこの事件を解決できなかったと。
とそこで初春が爆弾を投下。
「でもやっぱり白井さんには敵いませんよ。聞き込みの途中でも誰かが見てれば現れるかもしれないって、銭湯の御坂さんを見に行ったり、その他に御坂さんを守るんだって言ってはいつでもどこでも。誰かが見れいれば現れそうだってところに、それこそ24時間体制で。ホント、絶対マネできませんよ」
というわけで、後半の『誰かがみている』視線は黒子のものでした。
ビリビリオシオキされる黒子を全く気に留めず、物凄い笑顔でケーキを口に運ぶ初春。その様子にドン引きの佐天さん。
「このド変態が――ッ!!」
「これだからお姉さまの露払いはやめられませんの――ッ!!」
というところで終了。
ちょっとホラーサスペンス風のOVA。
綺麗に皆の力でと綺麗にオチたかと思ったら、最後に最後に初春の爆弾発言で後半の真犯人が黒子だったと判明する二段オチ。
何か非常に“超電磁砲”らしかったです。
上条さん登場もありましたし、上条さんと学生カップル扱いを受けて照れる美琴み見れて非常に満足。
そういえばアニメ版の『幻想御手事件』は7月24日じゃないんですよね。
上条さん記憶有りでしたし。
長点上機学園となると、グループ一通の編入先だったり、布束が在籍したりしてますが、未だに謎の多い学園。
それだけに城南がやめることになった裏の理由とかがあって、その辺何かしらネタになると面白いですが、どうかなぁ。
「解雇の本当の理由はわかりませんが」とか黒子が言ってますし、気になるのですが。
単に、「発電能力者による特殊知覚とその応用について」というテーマが場合によってはミサカネットワーク、または現在行われている? 『絶対能力者進化』計画に支障が出るからだったりするとか?
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