夏コミの帰りにあやせと偶然遭遇してしまった桐乃。
その辺の事情を京介に説明しろと無茶振り。
でも京介が出ていったことで、あやせはデートだと解釈。
そして話題は後ろにいた黒猫と沙織に、彼女らを知り合いかと問われ、黒猫が空気を読み知らないフリをしてその場を立ち去ろうとする。
一方で桐乃も
「さ、さあ! 知んないよあんなキモい連中!」
と。
でもその後の会話で「夏コミ」とか「同人誌」とか口走って墓穴をほりまくる桐乃。
そしていよいよあやせも桐乃が何かを隠していると察することに。
決定的なオタバレをする前に京介は急いでいると桐乃の手をとって立ち去ろうとするものの、「どうして逃げるの?」と。
逃げたわけじゃないという桐乃。
「ウソ。それはウソ……ウソウソウソウソウソ…ウソ吐かないでよ…。だって逃げたじゃない?……逃げたでしょ? 逃げたよね?」
と妙な迫力で桐乃に迫る。
そしていよいよあやせの視線は桐乃の持つ紙袋に。
中身を確認される前に逃げ出す桐乃、でも手を伸ばしたあやせがその紙袋を掴み、破れてしまう袋。
そして中からは同人誌が。
その中身を確認して、
「……ごめんなさい。わたし、そういう人とは今後お付き合いできません。もう学校でも話しかけないでくださいね――」
と言い残し去って行ってしまう。
帰宅後、沙織から掛かってきた電話で京介は気を使わせないように、どうにかなったとフォロー。
その翌日には陸上の合宿に参加。
別段落ち込んだ表情は見せないものの、意識しないわけにもいかず……。
一方、その頃の京介はシスカリを攻略中。
何度も負けてヒントを貰いつつ、どうにかクリア。
対戦が可能に。
それを帰ってきた桐乃に報告しても「あっ、そ」と。
そして夏休みも終わり新学期。
落ち込んでいる桐乃、あやせとは仲直りできず。
そのことを聞こうとすると、なれなれしく兄貴面するのがキモいと。
でもその言葉に怯むことなく、
「キモくて結構だっつってんだよ――。なんせ俺は、妹仲良くなれたって勘違いしちゃってる、シスコン変態バカ兄貴だからな! 事情を聞くまでは絶対逃がさせねよ」
説教して、ウザがられて、急所を蹴られて、クッションで叩かれて、聞き出した桐乃の本音。
「………………人生、相談……まだ、ぜんぜん、終わってない……。――最後まで、責任、とってよぉ……」
京介はあやせに電話。
そこであやせは仲直りするために、「私と趣味どっちが大切なの?」を実行したりしたことを知る。
さらにあやせのオタク趣味嫌いは“シスカリ殺人未遂事件”なんかも原因の一つだと。
とそこで、京介は警察職にある父に“シスカリ殺人未遂事件”の詳細を聞くことに。
でもそのことを聞く前に、その原因である「エロ漫画を路上にぶちまけて仲のいい女子中学生に嫌われた」という事実を自分に置き換えて説明。
父も思わず口に含んでいた酒を噴出すような相談を持ちかける。
その上であやせと対峙。
“シスカリ事件”での最初の供述であるゲームのマネをしたかったというのは撤回されて、乱暴目当てにスタンガンをチラつかせたというが事の真相。
後にあやせの言うジャーナリストもその件で謝罪文を載せているとも。
オタクの中には悪いやつもいるかもしれないが、全員がそいういうわけじゃないと。
京介の主張は桐乃と似たようなもの。
あやせはその辺の言葉は撤回、でも桐乃の趣味がおぞましいというのは撤回せず。
どころかあれは偽者、本物の桐乃を返してと。
とそこに桐乃登場。
「本物のあたしって何? 眉目秀麗、スタイルセンスともに抜群、スポーツ万能で学業優秀。友達がいっぱいいて、全校生徒の憧れの的で、教師からも受けがよくて、部活では大活躍。校外ではモデル活動なんかもやっちゃって、みんなから頼られてて、誰からも好かれてて――そんな超完璧で、超カッコよくて、超かわいくて、超美人の、高坂桐乃のこと? それが本物のあたし?」
でも漫画もエロゲーも超好き、愛してるといってもいい、それがあたしだと。
この趣味をやめたら自分じゃなくなるからと。
その趣味は友達と同じくらい好き、大事。
でも趣味も友達もどっちも大切、だから絶対仲直りすると。
あやせも仲直りはしたい、でも桐乃の趣味を認めることはできない。
どうしてもそういう漫画は気持ち悪くてと桐乃に泣き付く。
と、そこで桐乃が京介に無茶振り。
で、京介が取った行動は――。
あやせに同人誌を見せるせ、ビンタをくらう。
でもその同人誌は「俺と桐乃の“愛の証”」なんだと説明。
その言葉を撤回させようと近づいてきた桐乃の口を押さえつつ抱きしめ、「俺たちは愛しあってるんだよ」と。
「いいか、よく聞け。俺はなあ――妹が、大ッッ……好きだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ――――っ!」
と魂の叫びを。
その叫びを聞いてあやせは
「桐乃――――仲直りしよ。いますぐ」
と仲直り完了。
でその一方で京介に変態のレッテルが。
「やっぱりおまえが諸悪の根源……! 二度とわたしの親友に触るな!」
と桐乃の手を取って京介の前から去っていく。
で、残された京介。
公園で黄昏ていると、あやせからメールが。
『大ウソつきのお兄さんへ
おかげさまで桐乃と仲直りすることができました。
でも、
もしも桐乃に
いかがわしいコトをしたらブチ殺しますから。』
という内容。
そして家に帰ると桐乃はあやせと電話中。
電話が終わった桐乃はノーパソ借りパクしようとしてるでしょと。
後で部屋に返すという京介、でも桐乃は。ここ(リビング)に持って来て対戦しようと。
「ベッコベコにしてあげる」
というところで次回に続く。
あやせヤンデレ発動!!
普通に怖いです。
いや、まぁ、あやせさん、以降は普通にヤンデレキャラが定着しますし。
でもきょうちゃんはエロゲーをやる時、黒髪ヒロインから攻略するようになると。
気になった点としては、
桐乃の「さ、さあ! 知んないよあんなキモい連中!」。
京介のツッコミ(地の文ですが)がないのと、その発言を黒猫と沙織が気にしている描写が増えた分発言の痛々しさが増していた。
あとは桐乃の急所攻撃。
その理由の一つである地味子のことを自分から話を振っているのるのが…。
『オデュッセイア』と『日本書紀』がなかったなぁと。
最後に余談。
京介や桐乃が結構際どいことを叫んでいましたが、あの公園のすぐ裏には交番があったり……。
EDがみつみ絵。
またしても反応してしまいました。
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以前の感想。
第01話 「俺が妹と恋をするわけがない」 第02話 「俺が妹とオフ会に行くわけがない」 第03話 「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」 第04話 「俺の妹が夏コミとか行くわけがない」
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