アバンは前回のおさらい。
ありがとうと言おうと思った栞が、ありが“ろん”と言ってしまったというところから。
FLAG 10.0「あたしの中の……」
栞はその失敗を忘却の地平線に流すために、さっさと立ち去ろうとするものの、桂馬の
「しかし…本ってもんは、もうなくなってもいいな」
その言葉に、思わず足を止める栞、
「本なんて場所とるばっかりだし。全部データに移しちゃえばいいんだ!」
思わず詰め寄り反論しようとするものの、知らない人と論争するのが恐いと結局再び去ろうと。
「全部スキャンしちゃえば、本なんか全部捨ててしまえるよ」
その言葉には黙っていられなかった栞。
意を決して、言った言葉は、
「ば…ばかぁ……」
その言葉だけを残し去っていってしまう。
本好きの人にそんなことを言えば怒るとエルシィ。
でも桂馬はコンテンツにしか興味が無いタイプ。ゲームでも容積反比例の法則が多いのだと。
でも怒らせたことでモノローグが聞けたと自信を見せる桂馬。
一方のエルシィは消防車に夢中。
そんなエルシィを見て、(今回もこいつは頼りにならなさそうだな……)とモノローグ。
そして栞。
ありがとうが失敗したのに、バカと言えてしまった口にバカバカと。
そして思い出す、テンポが遅いことで有名だった過去のこと。
そこで彼女が行き着いた先が、本の世界だと。
そんな彼女を見て、心の声が聞こえると自信を覗かせる桂馬。
翌日、図書館の視聴覚ブース誕生が決定。
そのことに対して栞は何かを言おうとするものの、結局口にすることはできず。
そして一人取り残される栞、そんな彼女の姿を見てもっと喋った方がいいと言うのエルシィ。でも桂馬は口なんて、ゲームするのに必要ないから飾りだと一蹴。
でもエルシィは栞が本当はもっと話したいと思っているのではと考え始める。
そんな事を言いながら、桂馬は本に何かを記入中。
それを目撃した栞は桂馬からその本を奪い取る。そして桂馬が昨日の人間であることにも気づく。
でも桂馬に言わせれば訂正。
「訂正もできないなんて、本はやっぱり前時代的だな」
その言葉を聞いて怒髪天の栞、彼女の口から出た言葉は、
「あ、あ、あほぉおぉ!」
というもの。
これをして桂馬は怒らせているのではなく、話していると断言。
ここで桂馬語録。
『物言わぬ文系少女の女心肝臓診るがごとくなり!!』
彼女の外側に変化が現れていないからといって、内面も静かだとは限らない。
現在の流れを保とうとする桂馬。
さらに翌日。
またしても本に落書きをする桂馬。
それを目撃した栞は強気での強攻策。桂馬の本を奪取し、「図書館の――」と言ったところで、それが桂馬の本であることがバラされる。
攻撃的にでたことが裏目ったことに動揺する栞。
すいませんと言うべきか、否か判断に迷う。
そして、
「(……すいません)あなたは落書き禁止!! いえ、全部禁止!! (私は静かに過したいのに)あなたがいると乱れちゃう。(すいません)視聴覚ブースなんてできたら……あなたみたいな人ばっかり来て私の図書館が…」
とそこで思っていることと話していることが逆になっていることを桂馬に指摘されることに。
その動揺っぷりに、思わず桂馬の本を持ち去ってしまう栞。
で、また更に翌日。
図書館でPFP中の桂馬。
その様子を窺う栞。
「出入り禁止って…言ったでしょう…。わかってるんだ…、また私にいやがらせするんだ…」
その言葉はしっかり桂馬の耳に届いていて、普通に話していることを指摘される。
「……しかし、ここはいい所だな。外はどこにいってもうるさいよ。ボクは誰にもジャマされずに生きたいのに」
「そうだよ…図書館は…………素敵な場所だよ…。現実の喧騒から守ってくれる。紙の砦なの…」
桂馬の発言に思わず、対面に座りそう同意する栞。
そこで桂馬が自己紹介、釣られて栞も。
「ごゆっくり…」と言って、その場から立ち去った栞は名前を名乗ったことに色々と思うことがあり、でも何か通じた気がしたという印象は持った。
でもそんな彼女が一枚の用紙に目が止まり。
「人嫌い」「視聴覚ブース」「本が好き」「心の声」そのキーワードから心のスキマがどこにあるのかを考える桂馬。
すると栞がプリントを破っている場面を目撃し……。
そのプリントをエルシィは羽衣を使って修復。
その内容は『視聴覚ブース導入に伴う、蔵書処分のお知らせ』だった。
それを知り、桂馬がエンディングが見えたというところで、次回、栞攻略完結辺に続く。
栞攻略の桂馬の手腕「本なんてスキャンすれば捨てられる」→「図書館の本を修正という落書き」→「自分の本を落書き」→「ここ(図書館)はいいところ発言」のコンボは見事と言うほかない。
神にーさま流石です。
そして次回予告絵はまさかの横田絵。
なんか凄く久しぶりに見た気がする。
僕としては、どうても『魔法戦士リウイ』シリーズが真っ先に思い浮かんだりします。
いや、テリテリらじらじな番組とか音泉で聞いてましたけどね。
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以前の感想。
第1話 「世界はアイで動いてる」 第02話 「あくまでも妹です/ベイビー・ユー・アー・ア・リッチ・ガール」 第03話 「ドライヴ・マイ・カー/パーティーはそのままに」 第04話 「今そこにある聖戦」 第05話 「IDOL BOMB!!」 第06話 「ワタシ平凡?」 第07話 「Shining Star」 第08話 「Coupling with with with with」 第09話 「大きな壁の中と外」 第10話 「あたしの中の……」
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