第三の書庫

　桐乃のノーパソでエロゲープレイ中の京介。
　そこに母来襲、でも緊急回避ボタンで難を逃れるものの、エロサイト巡回の件は知られていて……。

　OPに格ゲー風に前回のバトル風を補完。

　で、母にお使いを頼まれてしまった京介。
　そこでバッタリ出会ったのは、麻奈美。
　次の休み、親が出かけた時に、彼女にご飯を作ってもらうことに。

　当日。
　麻奈美が来た早々に桐乃とバッタリ。
　その後桐乃は不機嫌に。

　とりあえず桐乃はご飯の準備の前に、リビングの掃除を命令。
　でも麻奈美はむしろ燃えていて……。

　掃除も終わり、お茶で一息。
　その様子を物陰から窺っていた桐乃、小姑みたいなことを言い出し、その事を桐乃の怒りはさらに増す結果に。

　ご飯の準備が完了。
　電話が終わったら行くと桐乃、機嫌は若干良くなったかと思いきや、麻奈美に対しては棒読みセリフ。

　京介と麻奈美は、京介の部屋に。
　入って早々に、机の上のエロゲー起動ノーパソを発見、必死に麻奈美から隠しつつ、緊急回避ボタンを。
　と今度はベッドの上にあるエロ本を目撃する麻奈美。
　それを回収した京介。
　麻奈美の視線、今度はノーパソへ。そこには回避画面にも低い確率で出てくるCGが用意されていたという、まさかの展開。
　それで麻奈美。
「……えっと……きょうちゃん……その……。……これからはおにいちゃんって呼んだ方がいい？」


　京介、沙織の主催企画「きりりん氏著作アニメ化記念パーティー」に参加するため、レンタルルームにやってくる。
　そこでやたら受付のお姉さんが、ひどく意味ありげな視線を。
　その理由は『高坂京介専属ハーレムご一行さまパーティー会場』の看板。

　意を決して入った京介を出迎えたのは、メイド服姿のノリノリの沙織と頭を下げることに抵抗がある桐乃と、カーテンに隠れた黒猫。
　桐乃、思わず黒猫のネコミミカチューシャと尻尾に夢中。

　メイド出迎えは沙織の出し物。
　続くのは黒猫。
　彼女は桐乃と京介をモデルにした漫画の発表。

　兄キョウスケと妹キリノの話。
　その内容はキョウスケのパンツをくんかくんかするキリノだったり、メガネっ娘ばかりのエロ本に文句をつけ、妹ものにしておけと言う妹――というところで、桐乃がストップをかける。

　続くのは桐乃のターン、でもそれをパス。

　そんなわけでメインイベント前の歓談。
　その間に、黒猫は京介に漫画の感想を聞いたり。
　そこで、桐乃に「おにいちゃん」と呼ばれてないという話になり、黒猫は京介のことを「兄さん」と呼び出す。
　それに激昂する桐乃。

　そんな桐乃にキレる京介。
　麻奈美との間の白々しい雰囲気、それでもパーティーのためということで来たのだが、こんなのじゃ楽しめるはずがないと。

　それでいよいよ意を決した、桐乃。
　京介にプレゼントを渡し、この前の謝罪と普段の感謝の言葉を。

　今回のパーティの本当の目的は京介を元気付けるためのものだった。それに桐乃が京介にお詫びをするきっかけを作るための場。
　
「どーせ言わなきゃ分かんないだろうから、このさい言っとくね。あんたがあたしにいままで色々してくれたこと、すっごい、感謝してるから。アンタがいなかったら、絶対お父さんのこと説得できなかったし……あやせとも仲直りできなかったし……こいつらとも、会えなかった。誰ともゲームとかアニメとかの話、できなくて、一人でもやもやして、……どうなってたか分かんない。
　だから、その、えっと――――そ、そういうことなの！」

　その言葉に京介は思わず涙。
　そんな京介に黒猫から渡されたハンカチを渡す桐乃。

　そして桐乃のプレゼントは――桐乃が神ゲー認定している『妹×妹』。
「へへ……それをあたしだと思って、大事にしなさいよね！」
　その事実に脱力した黒猫と沙織、そして京介は爆笑。
　そしてありがとうと。

　というところで、次回放映版最終回に続く。



　正直、最後の人生相談の前フリがなければ、今回が最終回でもいいくらい綺麗にまとまっていました。

　ただ、結構期待していた、桐乃キャラvs黒猫キャラのシスカリ対決がなかったのは残念。
「――ジャスト一分、悪夢（ユメ）は見れたかしら？」
　の黒猫邪眼も。


　あと沙織が引くくらいの京介の眼鏡への熱意を見せる場面、そして『ベルフェゴールの呪縛』の超展開はカット。
　タイトルの由来となっているベルフェゴール出てきてないじゃん。

　あと黒猫の「兄さん」呼びがここで登場。


　
　俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈4〉 (電撃文庫)



　
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　以前の感想。
　第01話 「俺が妹と恋をするわけがない」
　第02話 「俺が妹とオフ会に行くわけがない」
　第03話 「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」
　第04話 「俺の妹が夏コミとか行くわけがない」
　第05話 「俺の妹の友達がこんなに××なわけがない」
　第06話 「俺の幼馴染がこんなに可愛いわけがない」
　第07話 「俺の妹がこんなに小説家なわけがない」
　第08話 「俺の妹がこんなにアニメ化なわけがない」
　第09話 「俺の妹がこんなにエロゲー三昧なわけがない」
　第10話 「俺の妹がこんなにコスプレなわけがない」
　第11話 「俺の妹がこんなにメイドなわけがない」