第三の書庫

　アバンとOPにかけて黒い勇者と寂びしがりの悪魔の物語。

　そしてライナを追うシオンの図ということに。

　一方、クラウとカルネはシオンに呼ばれたものの、シオンは不在。
　その呼ばれた理由は――。

　戦争。

　その頃シオンは泣きながら謝りながら、ライナを殺そうとしているが。
　ライナはそんなシオンに殺されていいと一瞬思うものの、彼が死ぬと寂しがる人間がして、同じく殺す役に先約が。

　ライナはシオンじゃ勝てないと余裕を見せるが、ライナを襲うのは、人体改造を施された兵たち。

　彼らの前にピンチのライナ。

　でもそれでもシオンに手を差し伸べるライナ。
　シオンは世界がどうなろうともライナを救うと。

　そしていよいよシオンは黒い剣を出せるようになる。
　いよいよ時間だと迫るシオン。
　でもそこでそれを阻止したのは、イルナ。

　さらに現れたルシルに安穏と寝ていればいいと。


　というのが夢だったと幻視するシオン。
　でもそれは夢。

　シオンはライナに刃を向けるものの、それでも結局殺すことはできず。
　結局放置。

　そんなライナが目を覚ますと、そころ牢獄の中。
　そんなライナを救おうとしたキファ――の前にフェリスが壁をぶち破って登場。

　シオンに殺されたと聞き、必死になって探していたため、思わず抱きつく。
　そしてシオンはネルファ皇国に進軍。
　それを歓迎しているローランド国民。

　ライナ達は国を出て、シオンを救う方法を探すと。
　そんなライナ達をフォローするキファ。

　ローランドはまずはネルファに進軍。
　そしてガスタークは中央大陸を目指す。

　そしてライナはフェリスと共に旅立つ。

　というところで南の英雄王、北の勇者王、悪魔王の三つ巴の戦いとなる大伝勇伝に続くのですが、2期があるかは不明。


　正直、伝勇伝は壮大なプロローグって感じですからね。
　どうしても綺麗に完結ってわけにはいかない。

　ただでさえ原作11冊相当を2クールに詰め込んでいるわけですから。

　駆け足になってしまうのは仕方がないと言えば仕方がない……。

　まぁ、いつになるかは分かりませんが、大伝勇伝に期待です。
　いや、その前にとり伝をある程度やっておいたほうがいいのかもしれませんが……。


　　
　伝説の勇者の伝説〈11〉君子豹変の王様 (富士見ファンタジア文庫)

　
　伝説の勇者の伝説 第3巻 [Blu-ray]
　

---

　伝説の勇者の伝説 感想　
　#001 「昼寝王国の野望」
　#002 「英雄と寝ぼけ男」
　#003 「複写眼（アルファ・スティグマ）」
　#004 「ライナ・レポート」
　#005 「目覚め始めた世界」
　#006 「暗がりに潜む者」
　#007 「その手を離さない」
　#008 「エスタブール反乱」
　#009 「忘却欠片（ルール・フラグメ）」
　#010 「夕暮れ」
　#011 「悪魔の子」
　#012 「大掃除の宴」
　#013 「北の勇者王」
　#014 「誰もなにも失わない世界」
　#015 「きる・ざ・きんぐ」
　#015.5 「いりす・れぽ～と」
　#016 「微笑まない女神」
　#017 「殲滅眼（イーノ・ドゥーエ）」
　#018 「呪われた瞳」
　#019 「行方知れずの恩知らず」
　#020 「絶望に埋めつくされない心」
　#021 「ローランドの闇」
　#022 「αという名の獣」
　#023 「最後の日」
　#024 「遠い日の約束」