アバンはアブリルの怪談から。
その怪談を聞き終わった後に、一弥は姉からのお買い物リストを確認して、更にその姉から届いた荷物をヴィクトリカに届けに行ってしまう。
そして取り残されたアブリルはヴィクトリカを誰かと疑問符。
一弥がヴィクトリカに届けた荷物。
それは着物。
ヴィクトリカはその着物に興味津々、だが一弥が着方を教えようとするが、それを拒否。
ヴィクトリカは一弥を追い払った後に、迷路のような花壇を抜け、自室へ。
そこで早速着物を着るが、案の定上手く着れず。
その結果風邪を引いてしまう。
翌日、そのことをセシル先生から聞いた一弥は着物の着方を図解で解説。
しかし手紙の頭が軽口のような内容だったため、ヴィクトリカからの返信は『ばか』の一言。
そのことに腹を立てた一弥。
ヴィクトリカを心配しつつも、買い物に出かけてしまう。
その汽車の車内、相席になったのはブロワ警部。
ブロワ警部の話を聞き流しつつ、ソヴレム到着。
そこでデパート<ジャンタン>に<青い薔薇>――ブルーダイヤモンドのレプリカを買いに向かう。
するとそこで店員に売り場を確認して、向かった先は最上階。
そこには確かにブルーダイヤモンドがあり……。
しかしそこに現れた男に売り場は2階の文具売り場だと言われ。
今度は2階に向かうことに。
しかし一弥が乗ったのは業務用エレベーター。
そこでたどり着いたのはマネキンが大量にある場所。そんな中、箱の中に本物の人間が。
彼女に警察を呼んで欲しいと言われるが、明かりが消え、一弥が辺りを確認すると、少女は既にいなくなっていた。
一弥はブロワ警部の所に。
しかしやる気の感じられないブロワ警部。
そこにやってきたのは、シニョーレ警視総監。彼とブロワ警部は知り合いらくし……。
そこで突然一弥と共にジャンタンに向かうブロワ警部。
しかし一弥とブロワ警部がジャンタンに向かうと、店員は一弥のことは見てないと。
さらには最上階で一弥が出会った男――ジャンタンのオーナーも一弥のことを見ていないと。
そこで一弥は最上階のことを話し、そこに向かう。しかし一弥がたどり着いたのは、先ほど行ったのとは全然内装の違う部屋。
今度はマネキンがあった部屋に向かい、箱の中を確認するとそこにいたのは少女――ではなくただのマネキン。
一方のヴィクトリカ、熱にうなされながら塔に幽閉されていた頃の夢を見る。
熱が下がらない彼女に、セシル先生は注射をしてもらおうとするが、ヴィクトリカは猛烈にそれを拒否。
一弥の話が証明できないため、ブロワ警部は去っていってしまう。
そんな一弥に迫る娘をジャンタンに喰われたと叫ぶ老女と彼女を止めた浮浪児。
その浮浪児の話で内装業者が模様替えをしたことを知った一弥。
ヴィクトリカに電話することを決意。
そしてヴィクトリカが電話に出たところで、注射を打たれてしまいヴィクトリカの動きが止まる。
そして当の一弥は馬車で拉致され――? というところで次回に続く。
今回は非常にテンポがよかったと思う。
ヴィクトリカも可愛かったですし。
いいデキだったと思います。
といっても、今回1話で160ページほどを消化。
何を端折っているのかと思ったら、アレキサンド・ライトの下りがなかったのか。
あとブロワ警部がやったジャックリーヌと見間違えとか。
それは無かったですが、ブロワ警部とシニョーレ警視総監との微妙っぽい関係が示唆されていたので、ドリルの由来はちゃんとやりそう。
まぁ、これが省略されることはさすがにあり得ないと思っていますが。
とりあず、今回はヴィクトリカの着物の対する行動と、風邪をひいてからの様子。
そして地味に出てきた花壇の迷路とか、色々ありましたが――。
何か次回予告で全部持っていかれた気がします。
GOSICKIII ―ゴシック・青い薔薇の下で― (角川文庫)
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以前の感想。
第1話 「黒い死神は金色の妖精を見つける」 第2話 「死者の魂が難破船をおしあげる」 第3話 「野兎達は朝陽の下で約束をかわす」 第4話 「金色の糸はつかのまを切り裂く」 第5話 「廃倉庫には謎の幽霊がいる」 第6話 「灰色の狼は同胞を呼びよせる」 第7話 「夏至祭に神託はくだされる」 第8話 「過去の王国に遠吠えがこだまする」 第9話 「人食いデパートに青薔薇は咲く」
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