第三の書庫

　部長命令で共同でゲーム作りをすることになった黒猫と瀬菜。
　そのゲームは『かおすくりえいと』に出品するとのこと。

　そして2人の手伝いを買って出た京介、さっそく本屋でゲーム製作のことを勉強しようとするが、そこに偶然居合わせた瀬菜に入門書の意見を求めるが、付け焼刃と一蹴されてしまう。

　まぁ、その後、京介の思いつきでジャンルがエロゲーに決定。


　お互い別々のゲームを作っていたため、どちらのゲームを作るかをプレゼン後の多数決によって決まる。
　瀬菜はダンジョン探索RPG、ゲームサンプルに資料まで用意していて、部員達にも好感触。

　一方の黒猫はいつもの調子で超分厚い設定資料から。
　そしてゲームとしては普通のノベルゲー、量としては5時間×3ルート。

　部長と真壁君から、否定意見がでるが、それに上手く答えられない黒猫に京介が支援。

　黒猫がこの作品を作ったのは、桐乃に目にものを見せてやりたいと思って開き直ったから。

「私にとって同人というフィールルドは、自己満足趣味百パーセントの作品を叩きつける場なの。オナニー作品がつまらないというのなら、超凄いオナニーを見せつけてやるだけのことよ」

　そう言い切って黒猫のプレゼンも終了。


　そして多数決の結果は――黒猫5の瀬菜0と黒猫の圧勝。
　その理由は、瀬菜のRPGがガチホモRPGだったため。
　しかもキャラクターのモデルがゲー研の部員達だったというダブルパンチ。

　結局負けた瀬菜は部室から逃げ出してしまい、その後も部活に現れず。

　結局黒猫は京介の部屋で2人でゲーム製作。
　黒猫は京介のベッドに寝転びゲーム製作、京介は机でデバック作業。

　そして飛び出す告白（レベル1）。
「好きよ!!　あなたの妹が、あなのことを好きなくらいには」

　その後も“先輩”呼びと“兄さん”呼びについてについて意見を求められ、京介の意見に反して二人きりのときは兄さん呼びになったり。

　しかし、そんな中、ゲームに大量のバグが発生してしまう。
　無限ループ、強制終了、リセット、画面フリーズ、それはコンテストまでの1週間で直せるものではない。

　黒猫は意を決して走り出し、瀬菜の元へ。
　そして頭を下げ、一緒にゲームを作ってと懇願。

　桐乃に負けたくないと言う思いを婉曲的に言いつつ、どうしても協力してほしいと黒猫。
　そして仲間がいればまだ頑張れると。

　黒猫は言ったとおり、時速6KBでシナリオを書き、瀬菜はデジタル版“直死の魔眼”でバクを修正していく。

　そしてかおすくりえいとに無事出品。
　結果は――BESTOFクソゲーに選ばれました。



　黒猫ルートも終盤です。
　原作どおりなら、次回のAパート途中まででしょうか？


「好きよ!!　あなたの妹が、あなのことを好きなくらいには」
　は結構好きな台詞。

　レベル2の「好きよ……あなたの妹が、あなたのことを好きな気持ちに、負けないくらい」は2期がないと出てきませんし。


　あと黒猫が普通に京介のベッドで寛いでいることで、フライングニードロップを叩き込まれる話もありますが、そちらもアニメでは語られることがないと思うと寂しいところ。


　まぁ、こっちは当然と言うべきか、仕方が無いと言うべきか妹空2の話にフェイトさんの話は省略。
　それに麻奈美の京介の好きなタイプの話や、高坂邸で京介と2人きりと知り緊張する黒猫とかの話が省略されていたのは結構寂しい。


　
　俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈5〉 (電撃文庫)
　
　
　俺の妹がこんなに可愛いわけがない 6(完全生産限定版) [Blu-ray]


　

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　以前の感想
　第01話 「俺が妹と恋をするわけがない」
　第02話 「俺が妹とオフ会に行くわけがない」
　第03話 「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」
　第04話 「俺の妹が夏コミとか行くわけがない」
　第05話 「俺の妹の友達がこんなに××なわけがない」
　第06話 「俺の幼馴染がこんなに可愛いわけがない」
　第07話 「俺の妹がこんなに小説家なわけがない」
　第08話 「俺の妹がこんなにアニメ化なわけがない」
　第09話 「俺の妹がこんなにエロゲー三昧なわけがない」
　第10話 「俺の妹がこんなにコスプレなわけがない」
　第11話 「俺の妹がこんなにメイドなわけがない」
　第12話 「俺の妹の人生相談がこれで終わるわけがない GOODEND」
　第12話 「第12話「俺の妹の人生相談がこれで終わるわけがない TRUE ROUTE」
　第13話 「俺の後輩がこんなに腐ってるわけがない」
　第14話 「俺の後輩がこんなに可愛いわけがない」