第三の書庫

 マンガ、ラノベ、アニメ、ゲームの簡易感想を書いていこうと思っています。

ベイビーステップ #431 「分岐点」 感想


 第1セットを0-6で落としてしまった渡邊さん。
 そのショックは大きい。

 それだけに、自分のスランプの理由などが去来するが、試合中考えることではないと、気持ちを切り替える。

 今すべきことは、エーちゃんを何とかすること。

 そうして、横目でエーちゃんの姿を確認すると、必死にノートにペンを走らせる姿が。

(しかし、チェンジコーチの度に、よくそんなノートに書くことがあるな・・・・。ノートを使う奴はたまにいるが、普通は気づいたことをメモるくらい・・。・・・・あれが何かの役に立ってるとすれば・・・・、重要なポイントを体感した直後にデータベースにして後で戦略を立てるのに使うってことか?)

 それは緻密な分析。
 渡邊さんには足りない部分でもある。
 しかし、それは強みの違いでもある。
 渡邊さんの武器は身体と技術。

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 身体を管理して鍛え、技を磨くことは徹底している。
 その一方で戦略もないがしろにはせずに、コーチを頼ってカバーしている。

 だというのに、こんな一方的な展開になることが理解というよりも納得できない様子の渡邊さん。


 一方、そんな渡邊さんの様子を覗ったエーちゃん。

(渡邊さんはたぶん俺の戦略への迷いや精神的の乱れでいつもよりパフォーマンスが落ちてる)

 なら第2セットの出だしもこのままいければ――。
 そんな淡い期待が一瞬過るが、すぐにそれを否定。

 難波江からもらって情報を鑑みれば、このまま逃げ切るなんて考えは甘すぎる。
 例えばダウンザラインを攻略されたら、それだけでこの程度の差は一瞬で詰まってしまう。

 まだ瀬戸際というのは変わらない。


 そこでタイムのコールがかかる。


 第2セットも渡邊さんのサーブから。

 渡邊さんもすぐにサーブには入らず、間を取って心を整えてからゲームに入る。

(・・・・最低限いつもの力を出すことが先決)


 というわけで、考えすぎず、戦略単純に。
 やられる前に、先制の一打を。

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 ワイドへの厳しいサーブ、そしてエーちゃんのリターンを強打で叩き込んでのウィナー。

 15-0。


(速攻・・・・! 武器を出す間もない・・。やっぱりこのままじゃダメなんだ)


 するとエーちゃん、守備位置をかなり後ろ寄りに。

(前じゃなく後ろ・・・・。なぜそうくる?)

 守備位置を後ろにすることで、渡邊さんの先制攻撃に対する守備力は高まる。
 しかし、前で打つダウンザラインは出しずらい上、後方は力がモノを言う領域。
 ここまでの積極策からして急に守備的になるのも考えにくい。


(そこからどう武器を出すのか・・・・。見せてみろ!)


 渡邊さん、ワイドへの強烈なサーブ。


 エーちゃんも、渡邊さんはここは絶対に落とせないため、かなりの厳しい先制攻撃がくるとは予想済み。

 まずは強烈なサーブを凌がなくては、せっかくの武器も使えない。
 そのための後方守備。

 しかし、それだけでも勝てない。


 渡邊さん、エーちゃんの後ろに下がった守備位置からの積極策なら、コントロール重視と判断。

 ダウンザラインと鋭角クロスを警戒。

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 しかし、エーちゃんのリターンは、予想に反して、クロスへの強打。
 同時に前に出て、守備位置を定位置へ戻す。

 この不意打ちで渡邊さんは反応が遅れる。
 それでもエーちゃんのリターンを深く返すが、これで状況は互角に。


(やっぱり、そこで武器を出す機会を窺うつもりか。次から次にあの手この手と打ってきやがる。だがまだ互角・・・・。出せるもんなら出してみろ!)

 ダウンザラインを警戒する渡邊さんだが、エーちゃんはネットを取るべく前へ。

 慌てて、前へ沈める渡邊さんだが、エーちゃんはそれに追いつき、うまく拾う。

 このエーちゃんの想定外のプレーに渡邊さんは反応できず。

 15-15とする。

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(なぜ今、前に出る・・・・。後方からの武器でセットを奪っておきながら・・・・。それを使える状況を敢えて今作っておきながら・・・・)

 エーちゃんの選択に混乱を極める渡邊さん。
 だが、いつまでもそうしていられない。

 続くサーブ。
 エーちゃんの守備位置を確認すると、またしても後ろより。


(俺のサーブだ・・・・。今のリターンをケアして先手!)

 エーちゃんのプレーに動揺する渡邊さんは、フォルト。
 続くセカンドサーブ。

 今度、エーちゃんは、ベースラインを踏むほどに前よりの守備位置。


 その守備位置を確認した渡邊さんは、弾むスピンをセンターへ。

 エーちゃん、このスピンを上から思いっ切り叩き、連続での力勝負。
 さらに前に出るリターンダッシュ。

(強打は本来不利だけど・・・・。第1セットを戦略で奪っての第2セットの頭だけなら・・、多少の効果はあるはず・・・・。そしてダウンザラインじゃなく・・、前に出て反応勝負!)

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 渡邊さんも鋭角の鋭いクロスでエーちゃんを抜こうとするも、エーちゃんこれに反応。
 ボレーで鋭角クロスに決め返し、15-30。


(反応がいい・・・・。だから前で勝負ってことか・・・・。・・・・てことは、攻略できてない武器が二つに・・・・。まずい・・・・)

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 渡邊さんの動揺は増すばかり。
 このまま畳み掛けられるか――というところで次回<#432 均衡>につづく。



 渡邊さんは、エーちゃんみたいなタイプには相性が悪いのかもしれませんね。

 恐らく全日本での難波江戦も、スコア的には競っていましたので、ここまでではないにしても似たような展開だったのかもしれません。

 互角以上にやりあえているのに、敢えて戦術を変えてくる。
 先手先手で動いてくるエーちゃんの意図を掴めないというか。

 この辺は、『戦術を蔑にしていない』で済ませてしまっている、からかなぁと。
 うん、これは私見ですし、言葉にするのが難しいところかもしれませんが。

 渡邊さんのスタイルは、これも正しい表現なのかは分かりませんが、『エーちゃんと出会わずにプロとして大成した荒谷』って言うとしっくりくる気がするんですよね。

 戦略の重要性は理解はしている。
 でも、あくまでもフィジカルと技術のついで感があるというか、何と言うか。

 難波江に負けた後、エーちゃんにこういう展開に持ってこられるとどうしても。

 まぁ、普通に考えたら戦略でこんな展開になることはないと思いますので、渡邊さんが普通なんだとは思いますが。

 むしろ異常なのは、エーちゃんとか、難波江で。


 ですので、今まで渡邊さんがフィジカル面と戦略面への意識が9:1だったとすると、8:2くらいにすれば、案外化けるのかもという話。

 かと言って、これを5:5とかにすると、逆に弱くなるかと。
 たぶん、きっと、おそらく、間違いなく。




 ベイビーステップ(44) (週刊少年マガジンコミックス)
 ベイビーステップ(44) (週刊少年マガジンコミックス)

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[ 2017/04/19 22:21 ] ベイビーステップ | TB(0) | CM(2)

ベイビーステップ #430 「全能力」 感想


 日本代表、渡邊さんとの試合、ダウンザラインを武器に圧倒するエーちゃん。

(立ち上がりとはいえ、完全な劣勢・・・・。昨日の吉道さんの相手とは、まるで別人じゃねえか・・)

 そう考える渡邊さん。
 すると、ここでファーストサーブをネットにかけるミス。

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(いや・・・・。実は大差はないか・・。昨日届かなかった数cmが届いて、入らなかった数cmが入ることで・・・・、ハマらなかった戦術がハマってる。
 僅かな違いでしかない。一日でこういう変化があるとすれば精神面・・・・。昨日、何があったか知らねえが・・・・。
 俺もナメられたもんだな!)

 渡邊さんのセカンドサーブ、これを読んでいたエーちゃん、ダウンザラインに厳しいリターンを返す。
 そして何とか返した渡邊さんのクロスを今度はバックハンドでダウンザラインに決め、0-15。

 完全に流れを掴んでいる。

(この感覚・・・・。ずっと前の・・・・岩佐くんとの試合に近い・・・・)

 渡邊さんのクロスへのショットをまたしても、ダウンザラインに。

(上のレベルに行くために・・、必死に増やした新しい技術・・・・。さらにそれらを使った新しい戦術も増やしてきた。バラバラだったピースは新しい精神力を身につけることで繋がっていく・・・・。

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(この繰り返しがいつの間にか大きなビジョンを描く力になる)

 渡邊さんはまたしてもクロス。
 そして当然狙うであろうダウンザラインを警戒し、フォローに走る。

(確かに好調・・・・。でもそれだけじゃない・・・・)


 ここでエーちゃんは、渡邊さんの逆を突くクロスで、0-30とする。

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(壁を越えて一気に成長してる感覚!)


 すると、この流れそのままで、エーちゃんが第3ゲームもブレイク。
 勢いが止まる気配を見せない。

 どころか、そのまま第4ゲームもあっさりキープ。


 これには渡邊さんも怒りが爆発し、思わずラケットにそれをぶつけ様としてしまうが、寸前で思いとどまる。


 第5ゲーム、やはり厳しいショットを武器にしているだけに、エーちゃんにもミスも起きる。
 しかし、エーちゃんはミスにも全く怯まず、ダウンザラインを徹底して、武器として見せつける。

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 そうすることで、他のショットを活かす。
 完全にダウンザラインにやられていた渡邊さんは、エーちゃんのドロップに完全に反応できず。

 これで第5ゲームもエーちゃんがブレイクに成功する。


 ここでのエンド交代時、渡邊さんは完全にやられていることに悔しさを滲ませる。

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(今まさにこの大会で成長してんのか・・。何なんだよ、それはよ・・。俺だって・・・・プロになって7年やってきたんだ・・・・。22歳で200位台に入って日本代表入り後は誰より、いい環境で練習してきた。夢だったGSにも3年連続で予選には出場している・・・・。

 そして第6ゲームが始まっても、渡邊さんの懊悩は続く。

(でも・・まだ一度も本選には届いてねえ。若い奴がどんどん俺を追い抜いていく・・・・。なんで俺は伸びねえんだよ!
 何が違うんだ? 才能か・・・・。努力か? ここが俺の限界なのか? 違う・・。違うはずだ!)

 渡邊さんもここを落とせばセットダウンになってしまうため、必死の粘りを見せるも、最後、エーちゃんのクロスが決まり、第1セットは6-0でエーちゃんが取る。

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 まさかのダンゴという結果の第1セットに観客も騒然。
 ざわめきも収まらない。

 エーちゃんと渡邊さんとの相性なんかも含め、様々な憶測が観客間を飛び交う。


 ただただ悔しさを滲ませる渡邊さんと、次のセットに向けノートと格闘するエーちゃん。

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 そんな対照的な二人の様子を見る浅野さん。

(渡邊くんはかなり長い停滞期間の中にいる・・・・。それだけに今の丸尾くんとの対戦は試練だが、乗り越えれば得るものはある)


 集大成で勝利は掴めるか――というところで次回<#431 分岐点>につづく。 



 予想外にというよりも、想定以上にエーちゃんが渡邊さんを圧倒。

 正直、ほぼ理想の試合の入り方という体でしたので、ひょっとしたらとは思いましたが、それにしても……。


 まぁ、エーちゃんがゾーン。
 そして後手後手に回って更に懊悩している渡邊さんという図式では、こうなるのも有り得ない話ではないのかなぁと。


 そしてエーちゃんの成長グラフは、納得できるものですね。
 スポーツに限らず、何かができるようになるのは、できるように色々と創意工夫して、本当に何かピースがヒッタリハマったようになりますからね。

 そして、それは伸びの時期と停滞の時期が繰り返されるのも。

 あと渡邊さんの長期停滞のグラフも。
 むしろ親近感としてはこちらにあるので、アレですが……。

 まぁ、こういう時のスランプ脱出の時の伸びは大きいものがありますので、今後の展開は予断を許さないものになるかもしれません。


 ここで次回サブタイが分岐点。

 これはどちらにとっての、なんですかね。

 エーちゃんにとってのでしたら、このまま完全に封殺という可能性も大いにあり得そうな気もするのですが……。


 ベイビーステップ(44) (週刊少年マガジンコミックス)
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[ 2017/04/12 21:36 ] ベイビーステップ | TB(0) | CM(0)

エロマンガ先生 第1話 「妹と開かずの間」 感想

 ライトノベル作家で生計を立てる高校生・和泉正宗は、一年間部屋に引きこもっている義理の妹・紗霧と二人きりで暮らしていた。ある日、同じクラスの高砂智恵に、自身の小説の挿絵担当でもある正体不明のイラストレーター「エロマンガ先生」が、ネットで正宗を揶揄していたことを聞かされる。「エロマンガ先生」の動画配信の生放送を観ることになった正宗は、そこで「エロマンガ先生」の正体を知ることとなり

 というわけで、始まりました。
 俺の妹がエロマンガ先生なわけがない。


 うん、まぁ、僕、原作は途中で積読化しているわけなのですが……。
 
 コミック版は大王を購読しているため、既読。


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 超熱烈なラブレターの冒頭に始まり。

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 アバンの時点でヒロインのチラ見せ。

 作画も普通に綺麗ですし、いい感じのスタートなんじゃないですかね。

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 妹のストリップショーの世界公開阻止のために動いた正宗。
 結果一年ぶりに沙霧と顔を合わせたり。


 うん、しかし、アニメ化したことで一番思ったことが。

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 智恵が予想以上に可愛かったです。


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 そしてCパートで爆裂しないファッションビッチであるところのめぐみんが出てきて次回につづく。



 うん、まぁ、俺妹とはベクトルは違いますが、基本主人公のお兄ちゃんが妹に振り回される話。


 正宗の方が京介より初期シスコン度は上ですし、沙霧も桐乃ほど……桐乃ほど……?


 いや、ブラコン度も、面倒さも、あまり違わない気がしないでもない。



 何だかんだ言って、物語が動き出すのは、エルフ嬢が出てきてからですからね。
 次回は顔見世、引っ越しイベントは3話かな?


 とりあえず、次回の見どころは、使い物にならない発言と大好き発言ですかね?

 


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[ 2017/04/09 22:04 ] アニメ感想 | TB(0) | CM(0)

ナナマルサンバツ QUESTION73 感想


 決勝の舞台も終盤。
 リーチ手前の大勝負。
 ここで見せた笹島の誠司への勝負宣言――と見せかけての全チームへの宣戦布告。

 有言実行、まさにこれを取った笹島ということで、いよいよリーチ。
 ここから先の上位4チームの正解は即全国行きの切符を得ることに。


「どうした誠司。ブランクで指が訛ったんじゃないのか?」

「指が早いだけの連中と一緒にしないでくれ」

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「よーし。次は俺の後輩たちが相手だ!」

 と誠司に追い打ちをかける。

 とはいえ、いよいよリーチ。
 それだけに次の答えは大切。

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 どのチームも重圧と気合がせめぎ合う。
 

 ここに来て、真理の手の震えも収まってきた。
 そんな中で深見兄妹はお互いを強く意識。

 そして迎える第19問。

『ハワイ語で――』

 語源問題。
 真理の一番の得意分野だけに、ここは絶対に譲れない。

『王家の――――鷹/』

 ここで一斉にボタンが。
 その中でも早かったのは――。

 開城・大蔵チームの誠司。

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「ハワイ王国7代目カラカウア王によって建てられた、アメリカ合衆国にある唯一の宮殿――答えは『イラオニ宮殿』。
 甘いよ真理…。指問の語源なら僕に勝てるとでも思ったかい?」


 と、解説つきで誠司が余裕のクリア。
 これで開城・大蔵チームが一抜けで全国出場を決める。

「よくぞ開城クイ研に…。いや、クイズ界に戻ってきてくれた」

 そう感慨深げな大蔵。

「なんだい改まって…。僕はただ――――このままじゃ終われないだけさ。結果…それが開城の勝利に繋がるのなら、君たちも文句はないだろう?」


 これで抜けた開城は一旦ステージから降りることに。


「やっぱり深見さんのお兄さんだね。語源の高速押しにもバッチリ対応…」

 と思わず感心しきりの識だが、一方で押し負けてしまった真理。

「くやしい…。絶対獲れたと思ったのに…っ。くやしい…!!」

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 思わず頬を膨らませ、その悔しさを露わにする。

 ようやく調子の出てきた真理に識のテンションも上がる。

「次は絶対に獲ろう!」

「越山くん…!!」

「ふたりで!!」

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 識は真理の上に手を重ね次の問題に備える。


 いよいよクリアが出たことで俄然ヒートアップする上位陣。

 そして続く第20問。


『夜空に輝く88星座で――「サジタリウス」――という』

 読み方は語感パラレル、この流れならば『――ウス」繋がりの可能性が高い。

『学名を持つのは――――「いて座」ですが――」

 語感が近いものは、「スコルピウス(さそり座)」「エクレウス(こうま座)」「コルヴス(からず座)」「アクエリアス(みずがめ座)」。
 しかし、『88星座』という指定なら、『黄道十二星座」は外れる可能性が高い。

 その確認のために、次の一文字は確認したいという意識から、まだ動きはない。

 そんな中でいち早く動いたのが真理。
 これには他の面子も押し読ませミスだと判断し、次のエンチャンを狙いに行く。

 しかし、真理にとって予定通り。

 真理は識の耳元であのタイミングで押した理由を囁く。

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「確かにだけど間違いなく聞こえたわ。頭文字は「s」の音よ」

 あのタイミングで子音を聞き取ったという真理。
 これが確かなら確定ポイントの頭文字は「サ行」ということは、スコルピウス。

(除外していた十二星座だけど、88星座には違いない…」

「…これでいいよね?」

 カウントダウンも始まってしまい、もう時間もない。

(本当にこれでいいのか!? 他に可能性は!?」

 ――S。

 ギリギリのタイミングで識の脳裏に別の可能性が過る。

「せーの」

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「さそ…」

や座!

 真理の答えを遮って、識が別の答えを出す。


『聞き取りにくかったので、もう一度同じ解答を言って下さい』


(深見さん、勝手に変えてゴメン…っ)

(越山くんのことだからきっと考えが…。……)

 ということで、真理も識に答えをパス。

「「サジッタ」のや座です!」

 これが見事に大正解。

 たくさん選択肢のある「――ウス」ではなく、『サジ――」のパラレル。
 S、「スコルビウス」ではなく「サジッタ」を選んだ理由は。

「えーと…。いて座とさそり座は同じ夏の星座で夜空でも隣り合ってる関係だけど、それよりも…」

『それよりも?』

 ここで識の解説をマイクが拾う。

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「あっハイ。その…っ。「88星座」というからには「横道十二星座」の線は薄いと思ったのも一つだし、「早押し」を前提にこの問題を詠んだ時…、「射手」を「矢」で受けた方が、スマートに「ハマる」と思って…」


 識にとってクイズは単なる文章でも情報でもなく「作品」。

 しかし、この問題を正解できたのは、真理のおかげ。
 あのタイミングで押し読ませ、しかも「s」の音を聞き取ることは真理でなければできなかった。

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 いずれにしろこれで文蔵はSQ初出場にして堂々全国大会出場決定。


 この決勝の舞台を見ていた帝山の面々も文蔵に興味津々。
 その中でも虎一のエンジンのかかり具合は一入。


 これで勝ち抜けた文蔵も拍手で迎えられステージを降りる。
 これで笹島と一緒に全国に行ける。

 それだけに文蔵の面々の喜びは計り知れない。
 一方で後輩達に色々と心配させてしまった笹島。

 ここを勝ち抜けたことで、気が抜け階段を降りる際に転げ落ちてしまう。

「すまん…。気ぃ抜けて…」

「怪我とかないですか!? 眼鏡は無事です…っ」

「ああ、すまない」

「先輩…、そんな謝ってばかりなのやめてください」

「そうっすよ、先輩!」

「ああ、すま…。――いや、ありがとう…な」


 リーチをかけていた文蔵が抜けたことで、改めて仕切り直し。
 そんな中で開城・細川チームが正解したことで、上位2チームと2番手グループの差が縮まる。

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 そしてそんな中、全国行きを決めた文蔵の面々の前に御来屋が。
 彼が現れたのは、ライバルへのはなむけか、あるいは――というところで次回につづく。


 開城・大蔵チーム、それに続いて文蔵が全国出場決定!!


 正直、予選ラウンドみたくもっと粘るかと思いきや、あっさり? 決めましたね。

 うん、気のせいか、答えたのは、笹島と識だけだった気がしないでもないですが。
 まぁ、井上、真理共にアシストは非常に優秀だったと思うのですが。

 特に今回の19問目は真理も例のスイッチの動作もあり、その後の問題の子音を聞き取るなど、フローに入っていた可能性もありますし。

 まぁ、それでも解答権を得たのが誠司ということで、相手が悪かったとしか。


 しかし笹島の怪人っぷりはともかく、この決勝ラウンドの識の冴えは半端なかったかと。

 ひょっとしたらシンデレラボーイ的な扱いになるのではと思ってみたり。


 識に限らず、メンタル的にボロボロだった文蔵がここを乗り切ったことで、ちょっとやそっとの重圧では揺るがなくなりそうな気はしますけどね。

 このメンタル面での成長は本当に大きな武器となるのでは思う僕なのです。


 で、最後に登場した御来屋。

 第33回麻ヶ丘例会の識の宣戦布告めいたアレと似たようなことを、今度は御来屋がやるのかと。
 敗者復活戦に対する意気込みを、今の識に対して言わずにはいれなかった的な?

 まぁ、ちょっと御来屋っぽくないきもしますので、違うかもしれませんが。


 いずれにしろ次回でもう1チームの全国出場チームが決定。

 そして敗者復活戦も始まるかな?



 
 【電子版】ヤングエース 2017年5月号<【電子版】ヤングエース> [雑誌]
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[ 2017/04/08 21:36 ] コミック感想 | TB(0) | CM(0)

遊戯王ARC-V スケール20 「相手は俺だ!」 感想

 
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 蓮! 壁!! 関係なかった!!!

 粒子加速器で蓮を待ち構えていた遊矢。
 そこに突如として現れる蓮。

「姿を隠していたのが、急に現れるとは…。私を呼んだのだろう?」


「まぁね。君が強敵だってのはわかってたから、こっちも色々準備が必要だったんだ」

「粒子加速器とは面白いコースを選んだな。榊遊矢、君が私の相手をするのか?」

 もちろん今回のデュエルの相手は――。

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「俺だ!!」

 遊矢を押しのけて現れたのは、ユーゴ。
 しかも遊矢を脳裏の奥に置いてくる仕打ち。

 これでは遊矢は外でのデュエルの様子もわからない。

 というのも、遊矢には自分たちの話を聞かれたくないというユーゴの思い故。


 そしてユーゴと蓮がスタートラインに。

 柚子はDホイールを使ってのアクションデュエルに、危険だからと反対。

「男には命をかけて戦わなきゃならない時がある」

 ユーゴの主張も、柚子は全然わからないとバッサリ。

 とはいえ、いずれにしろ、蓮との決着をつけなければならない。
 蓮を倒さなければ、遊矢も危険だから。
 だからこそ、ユーゴは遊矢を守るために戦う。


 ユートと蓮はDホイールに乗り、エンジンをふかし、もうスタートを待つばかり。

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 そんな二人の前に立ちはだかる柚子だが、二人はもういつスタートしてもおかしくない。

 流石の柚子もその迫力、そして二人の本気っぷりに、引き気味。

「ひぃぃぃ! チョット! 私を轢き殺す気!?」


 その柚子の様子に、ユーゴは、彼女がじゃがんだらスタートだと。
 蓮もそれに快諾。

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 そして二人の迫力に負けた柚子が、もう無理としゃがみ込んだところでスタート。


 このライディング・デュエルをモニターで見守るイヴとアイザック。
 そして二人は赤馬零児もどこかで見ているはずだから、それを探知してその居場所を突き止めようと動く。


 そして始まったライディング・デュエル。
 自分の時代の最先端マシンを引っ張り出してきた蓮。
 その性能を駆使して、スタートダッシュに成功する。

 先行を取り、最初のA・カードもゲット。
 もっとも彼はこのA・カードに限らず、全てのA・カードを取るつもり。


 蓮のこのマシンの加速はユーゴの想像以上のもの。

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 このマシンの性能差はいかんともしがたい。

「悪く思わないでくれよ。EVEのために渡しもこのデュエルに負けるわけにはいかない!」


 蓮は手札の『白鱓』を墓地に送って、『白棘鱏』を特殊召喚。
 このカードは手札のホワイト・モンスターを墓地に送って特殊召喚できるレベル4モンスター。

 更に蓮は魔法『白の水鏡』を発動。
 墓地のホワイトモンスターをSSし、デッキから同名カードをサーチ。

 この効果で墓地の『白鱓』を特殊召喚し、ハンドに加えた『白鱓』を通常召喚。

 さらに墓地からSSされた『白鱓』の効果でチューナーモンスターとして、輪廻シンクロのスタート。


「私はレベル4の『白棘鱏』とレベル2の『白鱓』にレベル2の『白鱓』をチューニング!! 深淵に眠る大いなる勇魚! 生と死を巡る大海原に目覚めよ!!」

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 ――シンクロ召喚!!! 白闘気巨鯨!!!


 早速前回のデュエルでのエースモンスターを出してきた蓮。

 さらに手札から永続魔法『白の救済』を発動。
 1ターンに一度墓地の『ホワイト』モンスターを手札に加える。
 この効果で『白鱓』をハンドに加えて、エンド。


 そして予想通りこのデュエルを見ている零児。


 ユーゴのターン。
 ユーゴはアクセル全開で壁走り。
 そこから斜面を下る勢いを利用し加速。

 しかし、それだけでは蓮は抜けない。
 蓮はただ加速するだけで、ユーゴの追撃を躱す。

 そして2枚目のA・カードもゲット。


 このデュエルを観戦するユーリとユート。

(どうにもユーゴには不利なようですね)

(だがユーゴのデュエルにはそんなものを跳ね返す爆発力がある)

(それは分かっていますが…。ユーゴの心配が現実にならなければいいのですが。我々の力は薄れつつある…)

(……)



「アクション・カードが手に入らなくても、俺は絶対にこのデュエルに勝つ!!」

 スケール1の『SRビーダマン』とスケール6の『SRヘキサソーサー』をセッティング。

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「揺れろ運命の振り子!! ペンデュラム召喚!!」

 『SRパッシングライダー』と『SRドミノバタフライ』をP召喚。
 そこからシンクロに繋げる。

「俺はレベル5の『SRパッシングライダー』にレベル2の『SRドミノバタフライ』をチューニング!! 輝く翼、神速となり天地を照らせ!!」

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 ――現れろ! シンクロ召喚!!
 『クリアウィング・ファスト・ドラゴン!!!』

 そして早速効果発動。
 『巨鯨』の効果を無効にして、攻撃力を0に。

 そしてそのまま『巨鯨』に攻撃。

 しかし、ここまでは蓮の読み通り。
 というわけで伏せてあった永続罠『白の仲裁』を発動。

 このカードは手札の『ホワイト』モンスターを墓地に送り、相手フィールドのモンスターを全て守備表示にする。

 ここで蓮は手札の『白鱓』を切って、『クリアウリング』を守備表示に。


「ここまでは前哨戦! お前なら『クリアウィング』の効果を跳ね返してくる事は俺も読んでいたぜ!」

 というわけでユーゴはPゾーンの『SRビーダマシーン』のペンデュラム効果を発動。

 お互いのターンに一度、自分フィールドの守備モンスター一体を攻撃表示にできる。

 これで『クリアウィング』は再び攻撃表示ということで、改めて『巨鯨』に攻撃。


 蓮はここでA・カード『フルカウル』を発動。
 バトルおよび効果ダメージを半分にする。

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 これで蓮は『巨鯨』を破壊されたものの、ダメージは半分。
 ライフ4000から2750までの減少にとどめる。

 更に『巨鯨』の効果。
 破壊され墓地に置かれた時、自分の墓地の『ホワイト』モンスター一体を除外し、このカードを特殊召喚。

 というわけで、墓地の『棘鱏』を除外し、『巨鯨』を復活。
 さらにSSした時の効果も発動。
 相手フィールドのモンスターを全破壊。


 これはユーゴも許さない。
 『SRビーダマシーン』の更なるP効果。

 先ほどの効果で攻撃表示になった『クリアウィング』はこのターン戦闘および効果で破壊されない。

 これで『クリアウィング』の破壊を防ぎ、カードを一枚伏せてエンド。

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 一方その頃、自身の記憶の奥へと取り残されてしまった遊矢。
 そこで思わぬものを見つけ――というところで次回につづく。


 いよいよ始まる遊矢と蓮のデュエル――と思いきや、ユーゴvs蓮の再戦。
 これまでの流れを考えれば、途中でユーゴが脱落ってな雰囲気があるのですが、如何せん肝心の遊矢が記憶の奥底深くに置き去り。

 急にバトンを渡されても、それまでのデュエルの流れが分からなければ、引き継ぎも難しいかと思いますが……。
 どうなるのかなぁと。


 遊矢もユーゴから蓮戦に当たり輪廻シンクロについては説明を受けているでしょうが、当然次回出てくるであろう『巨鯨』以降は未知数でしょうし。

 あぁ、そう言えば、『白鯨』が『巨鯨』になっていましたね。
 『白闘気白鯨』ですと白と白が被っていたためか、わかりませんが。

 2巻も重版分では変更されたりするのかなぁと。
 余談ですが。


 しかし、柚子のライディング・デュエルへの反応がアニメ版と似たような感じで、何だか感慨深いものが。
 何だかアニメ版柚子の方がストロングで、Dホイールの前に立ちふさがったままでも不思議はないかなぁと思ったりもしましたが。

 個人的には、結局、迫力負けしてしゃがみ込んでしまう、コミック版のこの微妙な人間臭さというかが結構好きだったりするのですが。


 
 しかし、再戦のデュエルは、正直嫌いじゃないんですよね。
 お互いにデッキとエース――『クリアウィング』と『巨鯨』の効果を把握しているが故に来る妨害札とその読み合い。

 そして何だかんだ認め合うからこそ出る舌戦とかも。


 あと気になるのは、今回ユーゴが張ったスケールが1から6。
 『クリアウィング』が破壊された場合、P召喚できないスケールなんですけど……。


 まぁ、次回張り替えるのか、『クリアウィング』自体がPゾーンに行くのか。
 OCGでのP効果はPゾーンからシンクロ召喚できる的な効果ですが、本編とOCGで効果が違うとかザラですからね。

 あるいは素直に『クリスタルウィング・ファスト・ドラゴン』的なものがでるのか。

 色々と期待したいところですが……。


 そして物語的な部分としては、遊矢が自分の記憶の核心に触れるってな雰囲気がありますが。
 正直、そろそろその辺の情報の開示は欲しいのですが。

 あまりにクリティカル過ぎると、ユーゴだけに限らず、一気にユート、ユーリまで消えてしまうって気もしてしまうんですよね。

 こう因縁の相手とデュエル。
 その最中に自分のドラゴンを遊矢に託して、消えていくってな流れが今までの予想だったわけですが……。


 場合によっては、この蓮戦で大きく流れが変わる可能性まで。

 正直、ユート、ユーリには自分のデッキでのデュエルを一度はやってほしいですので、その展開は望んではいないのですが。


 いずれにしろ次回、デュエルも物語も大きく動くかもなぁと思うココノイさんなのでした。



 Vジャンプ 2017年 05 月号 [雑誌]
 Vジャンプ 2017年 05 月号 [雑誌]


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[ 2017/04/07 11:41 ] コミック感想 | TB(0) | CM(2)
プロフィール

ココノイ

Author:ココノイ
久しぶりに調子が悪くなかったので、ベビステ感想のブランク部分埋めが完了。
次はコミックの感想にいけたらいいなぁ。

最近購入しているコミック誌とか
まぁ、買っているからといって、その雑誌の感想を書いているとも限らないわけですが……。
一応その雑誌に載っている漫画の感想はある程度書きたいなぁと思っていたりするのです。
週刊少年ジャンプ
週刊少年マガジン
週刊少年サンデー
月刊コミック電撃大王
月刊ヤングエース
月刊タイムきらら
月刊ヒーローズ

この辺に連載されているものは時々何かの話のネタにしたり、しなかったり。
適当な一言
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